第一段 就活って何したらええの?問題に答える

はじめまして。不健康法師と申します。就活を終えた関西在住・大学4年生です。

生意気にも就活支援に携わっているので、日々感じたことや就活生と話しながら考えたことを発信していけてたらなと感じております。また、自分の考えをブラッシュアップしたいとも思っているので気づいたことなどはコメントしていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

よく聞かれる質問

記念すべき初回は僕がいつも聞かれる質問について書きたいと思います。

面談をしているとよく聞かれることってあるんですよね。ランキングにまとめてみました。

よく聞かれる質問ランキング

3位「ガクチカ・自己PRって何を書きましたか?」

 これはよく聞かれます。人のガクチカってほとんど参考にならないけど気になりますよね笑

2位「なんでお金にならないのにこんなことやってるんですか?」

 これもよく聞かれますね笑 毎回説明するのですが本当に理解できないという顔をされます。

そして1位は..........

1位「就活って何したらいいですか?」

これがダントツで多いです。僕が面談する人は就活を始めていない人か就活を始めたばかりの人が多いので当然かもしれません。今日はこの質問にお答えしていきたいと思います。

就活生が求めているものとは?

そもそもなのですが、これらの質問をする就活生は就活について全くの無知なのでしょうか?僕はそうではないと思います。就活を始めていない人でも周りの人からの情報を得ていますし、実際、彼らに「今までどんなことをした?」と聞くとインターンや企業説明会に行ったことがあると答える人がほとんどですし、中には自己分析をしたと答える人もいます。このように、就活生はいわゆる就活についてはある程度知っているし、実際に行動もしている。なのにわざわざ聞いてくる。最初は意図が理解できなかったのですが、何度か話していると彼らが求めているのは体系的な知識という考えに行き着きました。なので、僕はこの質問が来た場合次のような話をして就活を体系的に理解してもらうようにしています。

就活ですることは3つしかない!?

僕「就活ですることは3つしかないんだよ。」

僕の決めゼリフです。(あんまり決まったことはありませんが笑)

ES、自己分析、説明会、インターン面接、、他己分析、SPI、業界分析、OB訪問、会社分析、GDと就活ではたくさんの活動をしないといけないですよね。なので、どれをしていいか分からないっていう状態になる就活生は多いです。でも、これらはまとめると3つになるんですよね。

①自分を知る:自分のモチベーション、価値観、将来像などを言語化すること(自己分析、他己分析など)

②社会・会社を知る:それぞれの企業や業界を知ること (業界分析、会社分析、インターン、説明会、OB訪問など)

③選考をうける:会社からの評価を受けること (ES、テストセンター、面接、GDなど)

だいたいの就活生は②を主にやっています。とりあえず、説明会とかインターンに行ってみるという話はよく聞きます。まあなんとなく②が大事なことはわかりますよね。一方、①をやっていたとしてもその理由までは理解していない人がほとんどだと思います。どこからか「なんで会社を選ぶために自分のこと知らんとアカンねん」という声が聞こえてくる気がします。

就活の流れ

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☝就活の流れ

上で就職活動を3つのグループに分けました。それぞれのグループは上のような流れですれば効率よく就活ができると思います。それぞれの段階の目的について解説します。

①自分を知る

自分を知る(自己分析をする)ことの目的は会社を選ぶ基準(就活軸)を設定するためです。

就活は会社が就活生を選ぶというイメージがあるかもしれませんが、その前に就活生が会社を選ぶというフェーズが必ず入ります。選考も受けずに落とされる訳ないですからね。しかし、世の中には会社が270万 6 ,627社あるらしいです。(平成29年会社標本調査結果より)これを一つ一つの会社の説明を受けたり、HPを見て判断するのは不可能ですよね。(仮に1社あたり15分で済ませたとしても77.2約年かかるので終活が始まりそうです。)なので、「会社を選ぶ基準(就活軸)」が大事になってきます。

ではどのような基準であればよさそうでしょうか?そもそも基準なので会社を判別できればとりあえずはOKです。だから「楽しそうor楽しそうじゃない」でも基準としては機能します。でも、人生を左右するような大事な決断をするための判断基準なので、できるだけ信頼性(=社会人になっても使える事柄を判断できるか)と妥当性(=自分にとって重要な判断ができるか)がある方がいいですよね。

信頼性と妥当性のある基準を設定するためには自分に知ることが大事なのです!(やっと出てきた)

自分が今までどんなモチベーションを持ち、どんな価値観を好み、どんな組織で活躍し、どんな価値の出し方をしたのか。また、将来どんな生活を送り、どんな大人になり、どんなスキルを身につけたいのか。過去で何度か経験している体験や未来のキャリアプランは十分な信頼性と妥当性になります。自己分析の具体的なやり方はまたの機会に書けたらと思います。

わかりやすく恋愛で例えると、地球上にいる約40億人の異性から結婚相手を選ぶのに全員と会うことはできないから過去の経験からタイプを作るみたいな感じです。交際というお試し期間が許される結婚ですら難しいのに、就業体験が全くできず一発勝負の就職はより慎重に判断基準を設定した方がいい気がしますよね。

②社会・会社を知る

就活軸ができたら、その基準に合う会社を選ぶだけです。なので社会と会社を知る目的は就活軸に合う会社を探すためです。

しかし、いくら基準が決まったからといって270万 6 ,627社を全部見るのは無理ですよね。なので、大枠のグループで見た方が効率がいです。このグループ分けとして分かりやすいのが業界です。業界で会社を選ぶことには賛否両論ありますが、業界内で仕事内容、労働条件、年収などは似てくることが多いので僕は一つの選択肢としてはいいのかなと思います。

わかりやすく恋愛で例えると、タイプが固まったら婚活する場所の検討もしようよということです。例えば、外国人と結婚したいのであれば日本で婚活するよりも海外に行った方がいいですよね。芸能人と結婚したいのであれば四国よりも東京の方が確率は高そうです。(四国の人ごめんなさい)このように場所

また、具体的に行きたい業界や企業ができれば、本当に自分がイメージしている働き方や条件なのかを確かめるためにインターンや説明会、OB訪問などをして確かめましょう。これで会社選びもバッチリ!

③選考を受ける

選考を受ける会社が決まればもう選考を受けるだけ!選考は練習ある、のみです。ぶっつけ本番ではなく、就活イベントや友達を使って上手く練習をしましょう。具体的な選考対策はまた別の機会に書きたいです。

就活の流れに則るメリット

就活の流れについて解説しましたが、これ則るとどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、自分に合った会社を選びやすいというメリットがあります。

既述の通り、世の中に会社はたくさんあります。その中から自分に合った、もしくは自分の理想となる1社を選ぶの至難の業です。自分に合った会社選びの基準を作り、それに合った会社を選ぶという工程を踏むことでその確率を少しでも上げることができるでしょう。逆に、すでになんとなく業界が決まっているという人も視野を広げて知らない業界に出会うきっかけを得ることができるでしょう。

次に、選考がやりやすいというメリットがあります。

就活生が悩むことの一つに志望動機が思いつかない問題があります。これはなんとなくの基準で会社を選んでいるため、なぜ行きたいのかを考えていのででっち上げたり、嘘をつかないと行けない状態に追い込まれるために発生します。しかし、この流れに従っていれば、就活軸をそのまま志望動機として話すことができます。さらに、軸ができた理由まで話せばエピソードまで話すことができます!

このように就活の流れに従って就活をすると、自分に合った会社に向けて準備万端で選考に挑めるようになります。

おわりに

今回は「就活は何をしたらええの?」という質問に答えるために就活の流れのお話をさせていただきました。就活を始める方は参考にしていただけると幸いです。