2020/06/9-12
福岡県は、梅雨が始まっている。ただでさえイベントから客足が遠のきイベントそのものが中止・延期になりがちなのに今年は加えてみんなで自粛して首を絞めあっている。
■2020/6/9
この日は、夕日がとてもきれいだった。いてもたってもいられなくなり海へと向かった。
地平線に分厚い雲がいたので、この写真を撮った。撮りながら「このあと太陽が雲に隠れたら、それ一面綺麗なピンクがかった雲がみれるはずだ。」と思った。
しかし、実際は違った。分厚い雲に隙間ができた。まるで「目」だった。
■2020/6/10
福岡は大名にCAITAC SQUARE GARDENができた。この日は取材などの業者向けのプレオープン日だった。
私は、仲間のサトシ(TRASH ART WORKS)と共に3FのBORDERというMUSIC BARの撮影をしに行った。生演奏を聴きながらお酒を楽しむバーということで、今回の騒動の煽りをモロに受けていた。オープンはしばらく先の7/1になりそうだ。しかも当面は生演奏無しのバー営業のみとのことだった。いい場所、いい箱なだけに頑張ってほしい。
■2020/6/11
梅雨が始まり、一日中雨だった。そのはずだった。
天気予報通りにいかないこともある。夕方に少し天気が回復して慌てて夕日を撮りに出かけた。所定の場所まで渋滞していて到着は遅れた。日は隠れ期待したものは撮れなかった。しかし、こういう時こそ機転を利かして何かいいものが撮れないか探した。そうこうしていると夕日からやや南西の方角に面白いものが見えたので撮った。
いい隙間だった。霧だった。白だった。
このバランス、雰囲気は陰鬱で暗黒が下りてきそうな感じがして好きだったし、何年とここで撮っていて初めて見たのでうれしかった。
欲を言えばあとひとつ何かスパイスがあればと期待した。時間は19:20頃。画竜点睛を欠くとまでは言わないが、何かあと一つあれば・・・おもしろくなる。
と、その時だった。
一羽のカラスが横切ろうとしているのが見えた。丁寧に構えて2連射した。1枚目がちょうど真ん中をとらえていた。よかった。いい練習になった。
意気揚々と撮影ポイントを後にした。入れ替わりでじいさんが来たので1枚だけ構図に入れた。
ふつうの写真も載せておく。
ここらへんは普段からよく撮るので大きな感動はない。しかし、感動するなら撮るべきなので撮った。これこそデジタルの恩恵。
感性を躊躇ってはいけない。
■2020/6/12
雨のため撮影延期の報せと、新たな撮影依頼がほぼ同時にきた。
その延期のおかげで、その夜に別の撮影の打ち合わせを入れることもできた。
久しぶりの先輩とも会えた。引退後の移住先を考えていた。まだ早いとお願いした。あと5年は居てください。