2020/07/26-31
あっという間に過ぎゆく日々。おもしろいことは、行動の先にあることがほとんどだ。今週もそんな感じだった。
■2020/07/26
Leetspeak monstersのzoom配信だった。私はD13の配信を急遽手伝った。私も彼もzoomのことはちんぷんかんぷんだった。あーでもない、こーでもないと悪戦苦闘の末になんとか配信可能状態にできた。私は主に設置やライティングを手伝った。回線が不安定なのか、何度も切れていた。復旧を手伝った際に、カメラがオンのままだったため映り込んでいた(らしい)。なんとも恥ずかしい。さぞ必死な顔つきをしていのだろう。
■2020/07/27
一日作業をしていた。記憶にない。
■2020/07/28
スタジオ用にBluetooth speakerを買った。まさかのFMラジオも聴ける優れモノだった。嬉しくて何十年ぶりにFMラジオを聴いてみた。聞きたい音楽は流れてこなかったし、喋っている内容もいまいちだったのですぐに消した。レトロなデザインが気に入った。
昼過ぎから頭痛と肩こりがひどすぎて寝込んでしまう。撮りに行こうと思っていたライブは配信を見るだけにする。かっこいいフェイスシールドたちが集まるライブ、撮りたかったです。無念。
いろんな人からDMが来る一日だった。時間がかかったが、数日後に返信した。返信には数日必要だったということだ。
■2020/07/29
同い年のカメラマン、さとしゅんくんに写真を撮ってもらった。彼は、私が親不孝でライブを撮っていた時代に、大名でストリートスナップやファッションスナップを撮り続けいた。2年前にその集大成観たいな展示を天神パルコでやったのをみていたく感動したのを覚えている。
そんな彼が、LIBRIS COBACOという写真専門のギャラリー1周年を記念して撮影会をしていた。1日限定3組、3日間だけだった。不意に気になって申し込んだ。お金を払って撮ってもらうのは初めてだった。初めて撮られてみてわかったことがある。
・モデルは、全身の神経を使うから暑い
・普段カメラマンをやっているから、光の当て方や使用レンズなどからどんな写真を撮りたいのか想像がついたので、対応してポーズをとった。
・目線やポーズの指示は、今以上に明確にわかりやすくすべきと感じた。
出来上がりをいくつかお見せする。
新旧のカメラバッグを並べて撮ってもらった。これもうれしい。
私のライブ写真においてこれほど使ったレンズもないし、同じものを購入した。
Tokina (トキナー) AT-X 107DX Fisheye(AF10-17mm F3.5-4.5)
これまでも、これからも長い付き合いになりそうなレンズだ。その新旧レンズを記念に撮影してもらった。基本的に機械や道具に愛着を抱くべきではないと考えているが、このレンズだけはどうしても手放せない。
撮影後に強烈なゲリラ豪雨に遭遇、思わず付近のニトリに避難した。
すぐに晴れたので、これはどこかに虹が出ているはずと思いすぐに車で散策した。すぐに見つけたので撮った。
よく見たら2重になっていた。運が良い。そこからさらにこの虹をもっと俯瞰で上から撮りたいと思い、山を目指した。この時点で福岡市は橋本付近にいたので、そこから適当にみつけた峠を越えてみた。
一向に良い景色に出会えず、峠を下ってしまった。
カラーとモノクロの使い分けについては、いつか記事にしようと思う。
日向峠という名前の峠を越えて伊都に入ったら、しばらくして看板に「雷山」という文字が出てきて心を奪われた。2013年に前撮りで行った以来だなと感じてなぜか足がそちらへ伸びた。
道中にとてもきれいな木が佇んでいたので、慌てて停車して撮影した。虹よりも美しい。普遍的な美しさを感じた。
この写真について話そう。私は、こういう構図が好きだ。必要がなければ、基本的に地面は水平にする。この構図、一見すると空:山:田の比率が1:1:1に見える。しかし、実際は違う。
空:山:田の比率は、1.3:1:0.7だ。
構図のバランスはまず、木を真ん中に置いた。これは木の存在感を最大限に向き合うためだ。逃げも隠れもせずに撮るならやはり真ん中だ。構図の中で空が多いと抜け感が良くて見やすいと思っているので、多めにした。ただ、あまり空を多くすると空に主題がもっていかれるので、そうならないために空の比率を控えめにした。そうすることで、主題の木に視線が集中できると思った。
そして、背景の選び方だ。これは没写真を掲載するので比較してほしい。
車から降りてすぐに撮影した一枚だ。主題の木が引き立っていない。最大の理由は背景の山の部分の濃淡だ。しかも、試し撮りだったので空:山:田の比率も1:1:1になっている。これでは、主題がぼやけてしまっている。故に没写真だ。
このように素晴らしい被写体も、少しの工夫で様変わりする。活かすも殺すもカメラマン次第だ。いい練習になった。ちなみに、縦構図だとこう撮った。縦だとどうしても空が多く映り込むので、それに従った。そうなると真ん中に木を配置するのもバランスが悪く感じたので、雲とのバランスをみて左下に置いた。空:田の比率は2:1くらいにした。
さて、なぜか理由もなく雷山を目指していよいよ山道を登り始めた。この山はなかなかに坂道が険しい。私の車が一生懸命回転数を上げて頑張ってくれていた。ひとしきり上ると、千如寺大悲王院というなかなかパンチのある名前の寺が見えてきた。7年ぶりの寺は、17時で閉館だったので入れなかった。寺をすぎていこうとしたその時、行く先の道にきれいな光が差し込んでいた。思わず車を停めて撮影しようとした。
異臭がした。ボンネットから煙があがり、熱湯がビュービュー湧き出ていた。一目見て一大事だとわかった。車の知識のない私は、とりあえず友人に電話した。ラジエーターがいかれていると忠告された。6月に車検を通したばかりなのに・・・
気を取り直して、とりあえず撮った。いずれも美しい。
それからいろいろな人に助けられてなんとか下山、代車、帰宅となった。
仕事中の故障じゃなくて本当によかったと安堵した。疲れた。
あと、7/29はシンゴジラが公開して丸4年だった。
私は、シンゴジラを見て猛烈に感動した人間の一人だ。映画館に11回も観に行ったし、年越しシンゴジラ上映も観に行ったし、初代ゴジラ・シンゴジラ2本だて上映も観に行った。細かいことは置いといて、初代ゴジラを1954年当時の人が見た時の恐怖や感動を2016年の私も近いものを味わっている気がした。とにかく、これほど感動した映画はない。写真は、福岡市美術館のシンゴジラ展にて撮影
■2020/07/30
この日は、イカれた友人の上田(宋秀臣)の個展を観に小倉へ行った。本当は田川のイイカネパレットで開催中のZINE展も観に行く予定だったが、和泉君が寝坊したので頓挫した。といっても、私も寝不足だったのでちょうどよかった。夕方に合流してハイテクな代車を運転してあっという間に小倉についた。早く着きすぎたので夕飯を食べることにした。和泉君が小倉はほとんど来たことがないとのことだったので、散歩した。
紺屋町通り~旦過市場~魚町銀天街と歩いた。
夕飯は、「出雲蕎麦」にて食べた。蕎麦は食べなかった。カツカレーを食べた。いつも通りおいしかった。
和泉君は恥ずかしがり屋だった。ばかめ
いい時間になったので展示場所のギャラリーソープに行った。上田はすでに来ていた。今回の彼の展示は、ゲームボーイカメラで撮影したものを展示していた。画素数なんて気にしているのがばからしくなるほど低画素のカメラで皮肉って「GAMEBOY BIT DESTROYER」とタイトルがつけられていた。画素数破壊野郎、素敵な言葉だ。
人間と比較するとわかるが、一枚のサイズがB0だ。低画素をさらにここまで引き伸ばしているので何が何やらだった。すごく面白い。相変わらず頭のおかしい男だ。こいつと話しているとシンプルな物事の本質を語れる気がしている。つまり、「自分との勝負」だ。突き詰めたら、芸術はこれに尽きる。
帰り、月がきれいだった。小倉の街はモノレールが走っている点のみ好き。
■2020/07/31
7月が終わる。梅雨が終わる。
8月が始まる。猛暑が始まる。
■告知
修理費捻出のためTシャツを販売します。虹Tです。よろしくお願いします。「虹とトンボ」です。