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若者が福祉を語る③福祉をきっかけに#かなえたい夢
皆様こんばんは。年の瀬が近づいて参りましたがお元気でいらっしゃいますでしょうか。
本日の若者が福祉を語るシリーズは特別。
こちらはさわかみ投信株式会社様が企画されている#かなえたい夢についての執筆でございます。
私が下記に書く夢を追い始めた時、ちょうどこのnoteが目に入りました。
思い立ったが吉日。キャリアも年齢も若いながらに福祉を語る私の、福祉に基づいた夢をつらつらと語ります。ただ長い、私の経験則に基づいた発信、そこから発展した夢ややりたいことをこの企画に便乗して、お話しさせていただきます。
私が#かなえたい夢。それは『福祉にまつわる若者視点の本を執筆すること』です。
じゃあ福祉って結局何?何を持って福祉と言うの?
私はこのnoteを始めて、自分が支援して来た方の話や、いざ福祉が必要になった場合はこう言う手続きをとってください、こう言う相談をしてください、と言う発信をしています。ざっくり愚痴混じりな時もあれば、細かく流れを説明する時もあります。
福祉は多岐に渡りますが、ざっくり分けると私は2つなのかなと思っています。個人的にですよ。
1つは地域福祉。地域の民生委員や地区社協、児童委員、一般市民など住民を巻き込んで地域の活性化を図ることです。見守り訪問、認知症カフェ、福祉教育や講座、サロンなど。高齢者や障害者同士の交流を図る場面を作ったり、生活支援を整えたり、生活支援コーディネーターを配置したり、福祉計画を策定したり。これは地域住民やボランティアさんの活動が広く、元気な高齢者や障害者の方々そのまま元気で地域で暮らせるよう整備する福祉ではないかと思っています。
2つ目は在宅福祉。それはもう自らの力で家事をしたり外出したり出来なくなってしまった方が安心して生活出来るように支援すること。福祉サービスの導入や就労斡旋、生活保護の申請、成年後見制度の利用など。施設に入所すれば施設内支援もありますね。ここは福祉関係者が多く携わる部分かと思います。行政は勿論ケアマネ、ヘルパー、地域包括、社協など。成年後見や生活困窮者支援事業などは弁護士や司法書士など法律の専門家が携わったりします。自己破産の手続きを依頼したり、成年後見人の受任で携わっていただくケースが多いです。
ただ共通して言えるのは、福祉って『なんでも屋』なところが多いです。
臨機応変な対応が望まれる。それでも私はこれって私の仕事?と思ったことが多々あります。
アパートの内見同行、自己破産のための弁護士事務所同行、アスベスト調査、電化製品設置の同席、携帯の解約など。本来1人で全て行うもの。
私必要ですか?
福祉を必要としている人は、必要なんです。1人では不安なんです。買うものを一回一回報告する人もいます。それ自分で考えてください、と言う突き放した言葉は言えないのです。
でも不思議です。
私はまだ20代半ばですが、普通に生活していたら何回もしないよな、と言うようなことを何度も経験しています。
例えば葬式の手配。普通なら身内が亡くなった時くらいしかやる時ないですよね?まだ若いので私が先陣切って葬式の手配なんてしないのが普通なんですけど、この仕事についてから何度も葬式と火葬よの段取りをしました。参列しませんが。
弁護士事務所同行もそうです。何もなければ関わることのない弁護士さん。ただ関わる必要があり、対象者1人では話が難しいので何度も同行しています。お陰様で弁護士さんのお知り合いが増えました。司法書士さんも同様です。
この世界って、凄く今後の自分に関わってくることなんですよね。この職種に携わってるからそれが分かるけど、実際違う仕事でいざ親が倒れました、この先福祉サービス利用することになりました、ってなったとして、スムーズに対応することって難しいのに、福祉って焦らないといけないことばかりなんです。命のことなので。
遠方に住む母親が倒れて、でも施設が見つからない。在宅介護と言ったって自分には家庭があって同居は不可能。福祉サービスの利用方法がわからない。
実は親が借金していて自己破産することになった。収入もないので生活保護を受給することになりそうだがどのように手続きしたら良いかわからない。
仕事で心を病み精神疾患を患った。引きこもってばかりなのはいけないと分かっているが自分でどうやって動いたら良いのかわからない。復職もしたいけど一般企業に就職出来る気がしない。まずどこかでリハビリ感覚で仕事をしたい。
研究者が書いている本はとても凄いです。学ぶことが非常に多い。知識も増え、知らなかった新たな世界を見せてくれます。しかし、こう言った初歩的な分野を質問するのって、敷居が高くないですか?
若くて人生経験が浅い、ただ福祉だけは専門的に介入しているので多分世間よりちょっと詳しい私のような若者に、ライトに相談してみませんか?
若くてまだまだ知識も経験もない私に、人生の先輩方からご助言をいただきながら、今悩まれていることを一緒に解決していきたいのです。それでnoteを始めました。
いつか私の知識や経験が、いつ来るかわからない福祉が必要になった時のために生かされればと。
元気なうちに、最期のことは話しておいた方が良いとつくづくこの仕事をしていて思いました。
死に直面した時、人はあまりにもそのことに関してリアリティを感じてしまい話が出来なくなります。でもいずれか訪れることで、先延ばしにしているととても厄介なのです。だから私は公正証書遺言やエンディングノートを推奨しています。考えなければ、話さなければならないことなのです。
私が今までの5年間で対応して来た200ケースを元手に、架空事例を提供し一緒に考える。対応の仕方、やらなければならないことの手順、流れ。これは相談者のみだけではありません。支援者にも通ずることです。
そんな福祉にまつわる本を執筆、出版したい。
今回はそんな#かなえたい夢 をさわかみ投信株式会社様の企画のお力をお借りして、語りました。
私も福祉の全てを網羅しているわけではございませんが、お力になれることがあれば少しでも添えられればと思います。
福祉って花形の仕事ではありません。だから軽んじられてる部分って大きいです。やってることは人様の将来に関わることなのに。人の人生に沿って支援して、責任を担うのに。それでいざ病気に倒れたり、生活に困窮した時に気が付くんです。
でもそれじゃ遅いんですよ、福祉って。
絶対に将来必要なことですので、早め早めに一緒に考えていきましょう。
まとまりませんが、ご清聴ありがとうございました。
さわかみ投信株式会社様、良いなと思って読んでくださった読者の皆様、そんな私にお力添えをいただければどうかよろしくお願いいたします。