NTLive「オーディエンス」
19枚目 4/14 ル・シネマにて鑑賞
そういえばお初のル・シネマ。
鑑賞中の食事は禁止、飲料はキャップ付きのもののみ可という珍しいタイプのミニシアター。
(HPより)映画『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが、再びエリザベス2世に扮した話題作。1952年の即位以来、 女王が毎週行っている英国首相たちとの謁見(オーディエンス)の模様を描き、ヘレン演じる女王の人間味溢れる苦悩・ユーモアは観る者の心を魅了する。
日本で言うところの、ザ・ニュースペーパーからコメディ要素を80%くらい削ぎ落とした感じでした。
イギリスという国の内輪ネタ。全く前情報を入れずに鑑賞してしまったので、なんのこっちゃでした。
でも、そんな無知な客に対しても救いがある演出になっている優しい演目。
エリザベス2世wiki
18歳の誕生日を迎えると、法律が改正されて、父王が公務を執行できない場合や国内に不在である場合(例えば、1944年7月のイタリア訪問時)に、彼女が5人のカウンセラー・オブ・ステートのうちの1人として行動できるようになった。
エリザベス女王が首相のカウンセラーのように、描かれているのはここから?
この脚本の凄いところは、演劇人が演劇を通して政治に参加できることを綺麗に描いているところだと思う。エリザベス女王が国の母親として親しまれていることを描きながら、英国歴代首相たちの功績も罪過も戯曲に残すことで、今の首相、今後着任する首相たちに見せしめることができる。「自分に首相というポストは向いていなかった。辞めたい。」というセリフが割り当てられている首相たちの一族は、戯曲が上演され続ける限り恥を晒し続けることになる。スリルミーと同じ構造。
謁見中の会話は創作とのことで、国家レベルの創作すごい...それを寛容しているイギリスすごい...と思いながら見ていました。でもイギリスの内輪ネタわからん...。その辺はもう少し調べて、またアンコール上映で...。
衣装の早替えを映さないようにしているNTLive演出がにくい!
「英国は無宗教信者が増えている」というセリフがかなり収穫だったなあ。
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ありがとうございます( ´ v ` )