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ふかよみスリル・ミー ここだけ押さえて見ると…

客席の観劇おたくによる、ネタバレしかない自分用スリルミーメモです。再演があったときに見返す用。再演しますように!

スリル・ミーとは、レイの記憶を辿る物語
ピアノの旋律に、彼の意志は一切含まれていないのでは?
レイが事件当時すくい取った空気を音に乗せている。
彼の意志は、レイがすくったものとは、別物だった可能性が高い。

2人が住んでいるシカゴってどんな都市?

彼役と私役のバックボーン(共通)
舞台:1920年代 アメリカ
ユダヤ人 同性愛者 マイノリティ
裕福な家庭に生まれる
高校大学を共に過ごす(人よりも成績が良かったため飛び級)
大学最後の1年で、彼は何も言わずに他の大学に移る→(都落ち)

彼役
優秀な弟がいる
お嬢様と遊んでいる
父親から冷遇
父親の部下から暴力行為を受ける
世間体気にしがち(囚われの身になるシーンなど)
ニーチェの超人思考にかぶれる
契約書を提案

私役
彼からレイと呼ばれる
父親から寵愛
趣味はバードウォッチング
劇中でレイと彼を鳥に例えるシーンあり
バードウォッチング→お嬢様と遊ぶことのメタファーなのでは?
(完全犯罪に憧れる男?)
契約書を破り捨てようとする

53歳レイ「壊れた船のように〜」→メタファー?
クルージング(隠語)
流される描写→流れに任せ行きずりしまくってる?

(過去)とある夏、彼が突然消える。
置いてけぼりなレイ。
(レイと他のお嬢様を故意にクルージングさせる彼?)
それを見て意地悪く笑う彼。
彼がレイのところに戻ってくる。
レイも彼にくっつく。
彼は↑を楽しんでいたのでは?

GAME:喜んで何かを行いたい。(スラング)

53歳のレイの「船」=とある夏の描写=19歳レイのバードウォッチング
なのでは?

ニーチェとは?
キリスト教を批判した人。
聖書の残酷さがわかる記事
「2人は死刑になるべき」という検事の手紙も、子どもの命を奪った件に対してではなく、聖書の一節が由来なのでは?

「ツァラトゥストラはかく語りき」
キリスト教に代わる新たな生き方の書をつくる目的で書いた。
ツァラトゥストラ森に迷いがち。

「善悪の対岸」
放火、殺人の後ろ盾になる文章有り。4章。

超人とは?

ニーチェの著作物の中に、現代に上演されている演劇のキャラクターが、たくさん隠れている。

★忘れてはいけないこと
バックボーンに何があったとしても
犯罪は犯罪である。

自分から無言でフェードアウトした後、相手の元に戻る?

深読みみは、よっぽどの理由がないと戻らない。

彼は、新世界の神になりたかったのではないか?
キリスト教にかわる新しい倫理を打ち立て、マイノリティから脱出したかったのではないか?
彼は、レイの心に潜む完全犯罪に対する意思をすくい取る。
彼は、レイにニーチェを盾に使うことを提案。誘い出す。
2人のニーズに合致。
2人ともニーチェの思考を手に入れる。
マッチに火をつける→放火する・レイの心に火をつける→完璧な夜

彼は レイに信じて貰いたかった だけなのでは?
彼からの好意をすくい取れるか?

彼の言動よりも、行動に目を向けてみると…
紫煙、契約書、ぽろっと零す言葉etc…

彼は、本当にレイを見殺しにするつもりだったのだろうか?
あとで助けてくれるようなフラグが散見。

もしも自分が彼だったら?
恋人から、突然自由を完全に奪われてしまったら?
深読みみも、もしかしたら呆然と相手を見つめた後、彼のようにブチギレるかもしれない。

愛なんてものは存在しないんじゃないか?
「あるのは利己主義だけ」
舞台「皆既食」映画「太陽と月に背いて」で描かれている、
詩人アルチュール・ランボオの台詞より。

りこしゅぎ【利己主義】大辞林 第三版より
① 自分の利益を最優先にし、他人や社会全般の利害など考えようとしない態度。身勝手な考え方。エゴイズム。自己主義。 ⇔ 利他主義
② 〘哲・倫〙 〔egoism〕 倫理的なものの存在を自我自身が追求する善(目的)によって基礎づける倫理説。ホッブズ・エルベシウスなど。


18/12-19/1公演観劇時、浮かび上がったのは、
最初から最後まで、彼を信じることができなかったレイ だった。
→次の公演では何が見える?




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深読みみ
ありがとうございます( ´ v ` )