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沖縄|穴場の離島に訪れたら、本当の旅の醍醐味に出会った

皆さんは旅の醍醐味はなんだと思いますか?
26歳になった時、僕は仕事を辞めてクラウドファンディングをし、スペインへワーキングホリデーへ行きました。

何も知らない土地、ほとんどわからない言語、時差7時間。
全く異なる文化・価値観に触れること、それは文字や画面からでは到底感じとることのできないものばかりで、自分の常識が壊されていく毎日でした。

そのときの僕が思う、旅の醍醐味は「自分をコンフォートゾーンや常識から無理やり追い出すこと」でした。

繰り返す毎日っていうのは、なかなか抜け出すことが難しくて、やりたいことや挑戦してみたいことを思い浮かべては押し殺し、いつしか「やりたかったこと」へと変わっていってしまう。

そんな自分を大海原へ強制的にほっぽり出してくれるのが、旅だと思います。

それは今も変わっていないことではあるけれど、自分のこと以外を考えられる余裕が出てきた30歳の今、その醍醐味が今ひとつアップデートされた旅に出会えたので、今日はその話をさせてください!

日々何かに追われている人や、より自分を大きくしていきたいと思っている人には何か響くものがあるかなと思っています。

初めての沖縄|伊是名・伊平屋島へ

伊平屋島の山からの風景

「沖縄に行ったことない」って言うとびっくりされるくらい、現地人っぽい顔をしている僕なのですが、今回初めてにして那覇から4時間ほどかかる離島へ行くことになりました。

今回はトラポルツアーという「ローカルフレンド(現地に住んでる人)と交流をしながら現地のスポットや、歴史を巡れるツアー」にカメラマンとして参加させていただきました。

カメラマンとは言いつつも、ほぼ参加者のように扱ってもらい、現地の綺麗な海や大自然はもちろん、沖縄伝統のエイサーや、島酒も堪能しました!

今まで見た海でダントツ一番。これ日本?

そして出会った島で暮らす人たち

この旅のポイントでもあるローカルフレンド。

ほぼすべてのツアーの中身に参加してくれて、夜も一緒に飲み明かしたりしました。

みんなが想像するような島暮らしの朗らかなおっちゃんも居れば、意外にも若くてさほど歳の変わらないメンバーもいて、ほんとに同じ日本で暮らしてきたんか?と思うくらい真っ直ぐで面白い人たちばかりでした。

伊是名のけいちゃん
伊平屋のれいちゃん

そんな時間を過ごしていると、ふと「普段自分は何に急かされて生きてるんだろう?」と問いが沸いてきます。

「ちょっと仕事抜け出して、お別れ言いにきたぞ!」って作業服着ながらお見送りしてくれたりする島人を見て、「ダメだよ!怒られちゃうよ!迷惑かけちゃうよ!」って思う自分がいる一方で、自由にやりたいようにやる彼らの姿がすごい羨ましく、まさに「自分を常識から無理やり追い出す」という僕の思っていた旅の醍醐味にまた出会うことができました。

しかし、一方で彼らよりも知見が広くいろいろな可能性を自分の方が持っているなと感じたことも事実としてありました。

ツアーを一緒に過ごしたメンバーが言っていた
「井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る」

この言葉がすごくしっくり来ました。
僕はきっと彼らよりも広い海を知っているけど、いま目に見えてるものを深く感じ取り、愛せているのは彼らなのだと心の底から感じました。

海外旅とはまた違う価値観のぶつけ合い

少し本筋から逸れますが深く感じ取るという点において、「海外っぽいのに海外じゃない沖縄」というのは改めて面白い場所だなと感じました。

海外へ行って日本とは全く違う常識に触れることとは違い、言語も貨幣も日本人というルーツも一緒なのに、価値観や大事なものが違ったりするということが自分の中では衝撃でした。

さらに母国語だからこそ、その価値観の深い部分まで話せるし聞けるので、差異の広がりというよりも、奥に奥に掘り進められるのが面白くて、魅力的だなと感じました。

旅は“主語”を広げるもの

今回の伊是名・伊平屋島の旅についてつらつらと感じたことを書かせていただきましたが、この旅でアップデートされた醍醐味、それは「主語が広がっていくこと」だと思いました。

旅に行けば、写真も撮るし人と話すし、ハプニングは必ず起こる。そんな思い出が自分の中に蓄えられるたびに、その場所や人を自分のように愛せるようになる=主語が広がるのが旅なんだなと思いました。

じゃあ、自分ごとのように愛せるようになるとどうなるのか。

一つは、その人たちが幸せだと感じると自分も幸せになってくるということ。普段一緒にいる人だけでなく、遠い場所にもそんな人ができるとニュースひとつで幸せになれるかもしれないし、SNSの投稿を見て心が穏やかになるかもしれない。故郷がもう一つできたような感覚は辛いときに頑張れる原動力になることもあるかもしれないです。

一方で二つ目は、その場所や彼らに何かあったとき、もしくはあるかもしれないと思ったとき自分が何かできないかなと自然と思うようになることです。

沖縄と言えば、大きな爪痕を残すほど大きな台風が頻繁に発生するようになっていますが、そのニュースをこれからまた見ることがあった時、リアルにそこに住む人たちの顔が浮かび、自分に何かできないかと今までよりも本気で考えると思うんです。

さらに言えば、台風が増えているのは地球温暖化に起因するものがあったりするので、それを少しでも食い止めるにはどうすればいいかと考えるようにもなると思っています。

ビーチクリーンもしました。こんな海にも漂流ゴミはたくさん…

世界情勢に関しても自分が留学に行ってた国が戦争の被害にあったりしたら、すごく心配になると思います。

SDGsって叫ばれてもイマイチピンとこないのは当然で、自分が自分の主語を広げていかない限り、そういった地球や人類の課題みたいなものには目を向けていけないんだろうなとも感じました。

でも逆に言えば、旅を楽しむこと・旅先でいろんな人と触れ合うこと、そんなワクワクすることを純粋に楽しむだけで、そう言った大きな課題にも向き合うきっかけになると思うと、つくづく旅っていいなーと思いました。

最後に

お別れの瞬間! (テープはしっかり回収しました。笑)

旅や旅行って何も考えずに楽しむのももちろんいいとは思うんですが、現実逃避だけして「明日からまたいつもの日々か・・・」って憂鬱になるだけでは勿体無いと思うんです。

そこに行ったからこそ、行く前とは違う自分がいるって方が楽しいしなんかかっこいいですよね。笑

そのためにも目的や、どんなことを吸収したいかなどなんとなくでいいから持って行った方が旅の思い出は何倍も輝くと思ってます。

そして、人間って残念なことに時間が経つとどんどんこの大切な感情も薄れていってしまうんですよね。

なので僕自身も、これから先も定期的に旅に行って、そこのひとと触れ合うことをもっともっとしていこうと思っています。そしてこんな醍醐味を教えてくれた伊是名/伊平屋島にも必ずまた遊びにいこうと思っています。

その時はぜひこれを読んでくれたみなさんと全力で楽しめたらいいなと思います。

カメラマンっぽいのも一応(笑)

CQとは? 高めよう脱炭素指数!

『CQ』とは、ゼロカーボン社会に向けた行動変容を呼びかける共同プロジェクトです。
誰もが身近なところから行動を起こせるよう、ショッピングや旅行、音楽、スポーツなど身近なことから環境課題に向き合い、個々人が行動を変えていくことを目指すプロジェクトです。
CQ Twitter:https://twitter.com/CQ_carbonN

ぜひこちもら覗いてみてください!(僕がたくさんインタビュー撮影しています。)


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