スクリーンショット_2019-02-12_10

【アフリカ生活】ボツワナで私が身につけた15のスキル。

こんにちは!留学が始まって早いもので8ヶ月が経ちました。今回は、私がボツワナに来てから出来るようになった15のスキルについて話そうと思います。


その1、スコール予測

「この空気は・・・この匂いは・・・この空は・・・この風は・・・・そろそろスコールが来るぞ!洗濯物を回収しなきゃ!」

ボツワナの空は急激に変わります。つい数分前までめっちゃ晴れてたのに、突然雨雲がやって来て激しい雷雨になることも。

11月頃〜3月までが夏(雨季)で、特に2018/2019年は12月と1月に雨が多かったです。なんと大学の寮の天井が吹っ飛ばされてしまうくらいでした。


その2、いつ断水しても大丈夫になった

私が留学に来てからというもの、断水がほぼ毎日のように続いて苦しめられました。特にボツワナでは夏に当たる11-3月の間。どうやらその理由は水道管の取替工事だったようなので、2019年4月頃に断水はしなくなりましたが、それにしても朝から晩まで、時には「丸一日水が出ない!」なんてことも。

ボツワナの言葉に、「メツィケボツィーロ(水は命)」

という言葉があるように、水は全ての生命活動に重要な資源。水が自由に使えないことでこんなに不便さを感じるなんてボツワナに来るまで知らなかったです。

私は断水のたびにイライラしてましたが、ボツワナ人は断水しても特に怒らず「またか〜」「まあいつもの事だから」「そのうち戻ってくるよ」と、のんびり。その寛大さ、私も見習わなきゃいけないな。

私は10.5リットル+飲料水4リットルを常にストックしております。

ちなみにボツワナは水道水が飲めるので飲料水はもっぱら水道水から得ています。

ちなみに味は普通。夏場は怖いので煮沸したほうがいいかもしれません(私は直飲みしてましたが問題なかったです)


その3、骨についた肉を完璧に食べることができる

主に牛と鶏。

ボツワナ人、基本肉は手を使って骨まで食べる勢いでしゃぶってしゃぶって食べるので、私もそれにならっていたらいつの間にやら犬が食べた後のように完璧に食べれるようになってました。

後に残るのは、食べる場所が何もない純粋な骨だけ。


その4、約束を忘れ/遅れられても怒らないメンタル

プライベートな約束は高確率ですっぽかされたりします。ので、バックアッププランを持っておくことがコツです。

もはや「えっ?!今日時間通りに来たじゃん!なんで????すごい!!!!!!お祝いしよ!!!!!」の勢い。

というか私の場合、小・中学校時代の女友達が基本毎回1、2時間は遅れたり、高校生の時付き合った彼氏が連絡もなしに3時間遅れたりと「約束に遅れられる」ことに慣れてるので、あまりこれに関して苦労はしてません(勿論いいことではない)。


その5、他人に期待しないメンタル

最初からあまり期待してないので、仮に相手が出来なくてもイライラすることはないし、何も気にならない。失敗を予測しておく、ということに近い。

これ日本でもどこ行っても大事。

期待するからこそ出来なかった時絶望するし、人間関係疲れちゃう。


その6、リマインダー/スヌーズ機能

「その4」のように、約束をすっぽかされたりするので、本当に逃したくない予定や約束は大事なことなので何度も何度もリマインドします。

日本人相手だと「もうわかったよ、しつこいな!」と相手に言われるくらいの執念を持ってスヌーズしていきましょう。


その7、愛の告白や夜のお誘いを軽く受け流す能力

ボツ人「アイラブユー!」

私「シャープシャープ」(ハイハイ。)

ボツ人「私にセックスを提供して!」

私「ケタホベーツァ!(I will beat you!)」(殴るぞ!)」

友達だと思って接してた人からも、全く面識もない初対面の人からも言われたり。最初のうちは1日1回夜のお誘いがくる、ってくらい多くて、あまりの多さに病んでました。友達だと思ってた人から言われたら「私はこの国で男と友達にはなれない」と思ったりしたことも。

最近は気にしない様にしてます。


その8、断る力

例えば、普通に道を歩いてたり、買い物してるだけで通行人に呼び止められて電話番号を聞かれたりします。女性相手でも絶対あげちゃダメです。

ボツワナではLINEがないので連絡手段はワッツアップ。LINEはID検索かQRコードで追加できるけど、ワッツアップは電話番号を交換する必要があります。

以前私があったケースでは、

ケース❶ ボツワナ人女性に番号をあげる▶︎ワッツアップのステータス(インスタのストーリー的な場所)で「日本人の友達ができた」と自慢されるor一緒に撮った写真をアップ▶︎そこに「私も日本人の友達欲しい!番号教えて!」とボツワナ人が群がる▶︎番号が知らないボツワナ人に拡散される▶︎全く知らない男から「彼氏いるの?一緒に寝ない?」とか連絡が来る。

ケース❷ ボツワナ男女二人組で、女性の方に呼び止められ応じてしまう▶︎なんやかんや理由をつけて電話番号を入手される▶︎後日連絡が来たのはなんと一緒にいた男性から。つまりナンパの手助けを女性がしてたパターン


その9、無視する力

お金くれってせびられたり、「チャイナ!」とか「Come!」(←なんで命令形なんだっていつも思う)とか口笛で呼んで来たりとかする。聞こえてないふりをしています。

ただしボツワナ人の「ニーハオ」と声かけてくるのは(他のアフリカ諸国に比べて)特に悪気なく挨拶してくれてるだけの場合が多いので、「Hi」「Hello」と応えてます。他のアフリカ地域では中国人を差別したり馬鹿にしたりする意図で「チンチョンチャン」等と併せて使われるようですが、ボツワナでそういったケースは極めて稀です。

それでも相手をしたくないなら、その7(スルー)、8(断る)、9(無視する)合わせて三種の神器です。

ちなみに私は大学外をウロつくと1日平均しても3回以上はお金or連絡先orセックスの誘いを受けてた時期がありました(車を持つようになってからはめっきりなくなりましたが)

余談ですがボツワナは他の途上国と異なり生活保護の様なものがあって政府援助がしっかりしてるので、貧困地域はあっても「スラムっぽいスラム」は無く、むしろ日本のホームレスの方が酷いくらいです。


その10、諦める力

それがアフリカ。できないことは仕方ない!ないものは仕方ない!

日本の様に上手くいかないことは日常茶飯事なので、「まー、しゃーないな!」と思って自分を赦してあげましょう。

ボツワナ人、ちゃんと頑張っていればちゃんと見てくれます。「できなかった」と落ち込んでいると「でも頑張ってたからいいじゃん」って褒めてくれます。これに何度救われたことか・・・。

(ラボで働くテクニシャン達。みんな可愛がってくれます)


その11、誰にでも挨拶をするフレンドリーさ

知らない人でも挨拶します。っていうか、挨拶されます。

大学で。街で。目があったらとりあえず挨拶。

受付の人や、誰かに何か聞く時は必ず「Hello」だけじゃなくて、「How are you?」って聞く。それだけで対応が変わったりするし、向こうから助けてくれたりする。ので、私はこれをセツワナでやることを心がけています(理由はその12に続く)。


その12、ちょっとしたセツワナ

初めは「誰このアジア人?」みたいな態度を取ってる人でも、現地の言葉(セツワナ。ツワナ語)で挨拶したら「セツワナ喋れるのね!!!!!」といきなり態度が変わります。とてもフレンドリーに接してくれたりします。

単語にもよりますが基本的に発音が日本人に簡単なので「発音いいね!」と褒められたりします。

挨拶だけだとあまり話題にならないので、ちょっとした応用にどんどんトライして使ってみましょう。


その13、冷水シャワーに耐える強靭な心

最近は徐々に改善されつつあるんですが、最初の頃(ボツワナは春先のまだ肌寒い時期だった)、2ヶ月以上の間冷水シャワーを余儀なくされました。

シャワー浴びない<|超えられない壁|<冷水でもいいからシャワー浴びる。

しゃーないものはしゃーなし。綺麗な水が出るだけ全っっっっ然マシ。


その14、音楽にノる軽快さ

流れてくる音楽に身を預けてみるとボツワナ人と仲良くなれたりします。出先でも音楽にノってみると気に入られて、いい一期一会ができたりします。

例えば買い物に行ったとき。ショップの中のBGMで店員さんが踊ってたりします。目を合わせて、軽くノッてみましょう。いつのまにか店員さんも笑顔になって会話が生まれます。

さらにそこから「どこから来たの?」「今度遊ぼうよ!」と連絡先を交換し、友達が出来たりします。もしあなたが男性なら、可愛いボツワナ人を見つけてトライしてみましょう。ナンパが成立します。


その15、「とりあえずやってみる」の精神

1回、2回、勇気を出してやってみる!それだけで次からは抵抗なく難なくこなせる様になれる。

「アフリカだから」「危なそうだから」と色んなことを敬遠していたら世界は広がらないし、せっかく留学きた意味も薄れてしまう。

勿論、身の安全を確保するのは大事。でも臆病になりすぎるのは良くない。経験大事。興味も大事。

案外その先に新しい世界がある。

と思うんですよね。

私はまだまだもがいてる最中ですが・・・(笑)。


いいなと思ったら応援しよう!