カミングアウト
私は今からカミングアウトします。なんて言ったらいいんだろう、どうしてもLGBTなどに苦手意識がある方は読まない方がいいです。私への気持ち(語彙力ないですごめんなさい)も変わる人もいるだろうし、急になんだよって思うだろうけどそれでもって方は読んで欲しいです。
私はシスジェンダーでクエスチョニングです。
つまり、私は身体的性も性自認も性表現も女で恋愛の指向・性的指向が分からないということです。
気づいたのもほんの数週間前です。
その前から、詳しく言うと中学2年生の頃から私って恋愛に興味が無いなあ、もしかすると人を恋愛的に好きになれないのかも知れないと感じていました。
気づいたきっかけは授業でのレポート作成でした。自由なテーマでレポートをかく、という内容の授業です。私は前から少し話題になっていたし、『スカムフランス』というドラマ(YouTubeで観れます)を観たりして気になっていた「LGBTQIA+」について調べることにしました。自主的にL、G、B、Tは調べていて知っていたし、基本的なことは知っていると思ったので文献調査の時にLGBTについての本を図書館で借りて読みました。すると私の知らない言葉が沢山出てきました。
あれ?これってもしかして私のこと…?
と初めてひっかかりを覚えて疑ったのはアセクシャルでした。クエスチョニングについても読んで理解しましたがその時はそうだとは思いませんでした。更に読み進めたり他の文献も調べてみるとどちらかと言うとアロマンティックやクォイロマンティックの方が近いなあと感じました。
ん?これって私はマイノリティだったの??それともマイノリティがかっこいいと思って思い込もうとしているの?
そう感じましたが、マイノリティをかっこいいと思っている、というのは違う気がしました。さすがにここまで調べてその考え方はないだろう。
ということは、本当にマイノリティなのかもしれないな。
その時はあまり深く考えませんでした。
翌日、もう一度考えるために文献を読み、LGBT診断(anone)をやったりしました。文献調査のためにLGBTの歴史やカミングアウトについてなどたくさん調べました。
うーん…なかなか難しいな、自分のことを調べているのに。
アセクシャルもアロマンティックもクォイロマンティックもピンとこないな。そう思った時にちょうどクエスチョニングの説明文が載ってあるページを読みました。
ん、これがしっくりくるかも。「分からない」「不確か」っていうのはまさにそれだ。
あっさり納得してしまいました。
そこから今日まででクエスチョニングだと感じることは多くなりました。不確かなのにクエスチョニングだと感じる、という言葉は少し違うかも知れません。でもとにかく私がクエスチョニングかも知れないという思いは私はクエスチョニングだという確信に変わりました。
確信できた後、
あ、レポートってやっぱり自分の立場を明確に書くべきかな。
私はクエスチョニングですって書くべきなのかな、マイノリティかマジョリティか書くべきかな。
この疑問がでてきたら急に不安になって、怖くなりました。
これってカミングアウトしなきゃいけないかもしれないってことだ…。別にしなくてもいいけどした方が分かりやすそうだもんなあ。カミングアウトか…。
あまり気乗りはしません。だって、レポートを提出したらまず先生が読んでみんなのレポートをまとめた冊子が配られてクラスのみんなが、学年のみんながみる。そりゃ読まない人もいるだろうけど誰かが読んであいつクエスチョニングらしいぞ!とかなんとか言ってしまえばみんな知ることになる。
怖い。反応が、怖い。
クエスチョニングだからまだゲイなどより有名ではないし何か聞かれるかもしれない。ただ恋する気持ちが分からない、恋愛感情が分からない、それがバレるだけだけど、やっぱり怖い。
本で沢山拒絶されている人をみた。私もああなって今まで通りみんなが接してくれなくなるかもしれない。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
マイノリティな人はクラスに一人はいる、と聞いたことがあって、その時はふーん誰がマイノリティかなんて分かんないや。とかあんまり考えてなかったけどまさか自分だったとは!!!
そんなこんなで今もレポートでカミングアウトするか悩んでいます。
クエスチョニングであることに特に何も思わないけどやっぱり人の反応を気にしちゃう。いつか、胸を張って言える日がくると良いです。
ありがとうございました。
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