人に共有しづらい感情や感覚のダンスフロアを立ち上げてくれる楽曲たち。ずとまよの好きなところ(メモ用)
・人間のなかにあるマイノリティ性、社会構造的に抑圧されやすい側面、あまり認められたり歓迎されたりしない感情・感覚を掬って曲にしてくれているところ。曲とか作品とかが、それらの感情・感覚の居場所をくれてる感じかしてすきすきのすき
・小難しいことは無視して、ただ曲順聴いててうおおおおおおおなんかわからないけど心揺れるううう、身体踊るううう、ほぐされるうう、よろこぶううう感情右往左往するうううってなるところ
・『正しい偽りからの起床』というアルバムタイトル『秒針を噛む』のアウトロ「ハレタレイラ」からの『ヒューマノイド』「レイラサイダ」の流れ、祈りと呪いと夜明けと夜更けの繰り返しの感じ。ってか真夜中に秒針を噛むことで、世の中で疑われず正しいとされている偽りから離れて起床するイメージが
・ACAねさん圧倒的な表現力。歌いながら吐き出す息の量が一音よりも細かい範囲で移り変わるところ。息継ぎもメロディや歌詞とともに聴き手の想像力を膨らませてくれる。『またね幻』「わかってるわかってる」とか『あいつら全員同窓会』「心臓を競争する前に」とか『ハゼ馳せる果てるまで』の「息継ぎ
・はっとする言葉の組み合わせ、発音したくなるフレーズ、自分なりに解釈したくなる種がたくさんある。『お勉強しといてよ』「昨日の思い出 お洗濯したって」とか『居眠り遠征隊』「嫌いの共感会議」とか『脳裏上のクラッカー』「dont stop 脳裏上に(no ring when need 」同窓会の「変なパジャマの人
・いわゆる楽器の音だけではなく、暮らしのなかにある音(電子レンジ、ブラウン管のノイズ、水に落ちる音、幼児用のおもちゃ?etc)鳴き声、ささやきなどが曲の随所に散りばめられていて、曲のなかにある物語の情景に厚みや奥行きを感じる。聴き手の暮らしに既にあるものの見え方が変わったりも
・Electric Fan Harp/扇風琴の音色。揺らぎ、懐かしさと身体に沁みて震える。ライブで聴く『マリンブルーの庭園』うああああああああああああああ、和田永さんとACAねさんのツイン扇風琴うわあああああああああああ
・ライブでのACAねさんの動き。真っ直ぐ立って歌ったり、身体をぐっと折り曲げて叫んだり、飛び跳ねながら楽器隊のところに近付いていったり、電子レンジぶったたいたり『MILABO』で「私のラボ、ミラボ、ありがと〜」って言ってたり、しゃもじ振ったり身体の動きからさまざまな表情を感じ取れてwaaaa
・『今は今で誓いは笑みで』の曲たちとその流れ。『正義』のあとに『またね幻』のシンバルのしゃーんって音が土砂降りな感じがする。『正義』の冒頭も雨のように聴こえるしMV傘さしてるし、雨とか水にまつわる音の表現から、物語やその世界の心情を想像できる。曲たちをこのアルバム名で名付けたのすこ。土砂降りよりは、バケツの水をひっくり返した感じた
.細かいことは抜きにして『またね幻』がすきだああああああああああああああああああああ。「ふとよぎるたび歌にしまうんだよ」を目の前で歌われた日あの日から、もうだめだすきだあああああああああ『眩しいDNAだけ』→『またね幻』→『MILABO』で聴くのもすきだああああ「歌うたびに逢えるの」おお
・ACAねさんの発言「いろんな人格があるので」「多重な人となり目指してます」。ACAねさんやずとまよについて自分が触れられている側面はあくまで一部でしかない。一方で曲や各MVのニラちゃん、うにぐり君に触れながらさまざまな側面に触れる感覚や、自分のさまざまな側面に気づける感覚があってすき
・仲間のドクロの証、惚れ惚れする。ドクロはカタカナなので、独りの路「独路」と当て字ができる。望む孤独も望まない孤独も備えられた孤独も満たす孤独もあるだろうけど、それぞれの孤独と共に歩もうね。と言ってもらえている感じがする。そんな証、仲間のドクロ、勲章、髑髏、毒露、独路、らぶ
・『サターン』の愉快な宇宙遊泳感がすき。「届けない祈り」のなかを漂いながら、歌詞はぎゅっとなる、でもメロディーは儚くも覚悟のある明るさをしのばせている感じ。間奏の水中ぶくぶく音もすき、Acoustic ver.と聴きくらべるとますます音の印象が浮かび上がってくる、でもやっばり祈りと呪いとが。宇宙空間を挟むってことは、モノを介さず空気の振動で音を伝えるのは難しい気がするのでそこもうぎゃあああ
・うにぐりくんかわええ。とげとげ雲丹と栗ハリネズミ近づいたら傷つけちゃうし離れたらさびしい。そんな葛藤や扱いづらいとされてしまう感情たちの象徴ととらえてみるのもたのしい。秒針の3:37でにらちゃんの頭のなかから出てくるうにぐりくん、それ以降に出る時はにらちゃんに触れられててそれも
・ずっと真夜中でいいのに。って名前がもうすき。〜〜だから、ずっと真夜中でいいのに。と自分の状況や心情代入してもいいし、ずっと真夜中でいいのに。からはじまる次の一文を自分なりに綴ってもいいし、どちらでも受け取って妄想したくなる。「のに」もすき、ずっと真夜中にはいられないだろうと
・アルバム『ぐされ』の『暗く黒く』→『MILABO』の流れすき。『暗く黒く』のアウトロでテレビとか映像が消えるときのホワイトノイズみたいな音に続いて『MILABO』イントロ、ビデオテープが巻き戻るような音なのが、違う形・場所での孤独の在り方を感じられる。暗く黒く自分の研究室で孤独と踊る
・過去作も含めて楽曲へのリスペクトがありつつ、各クリエイターさんがどう解釈したのかがMVに盛りだくさんで反映されている気がしてすき。楽曲における「たった一つの正解」をMVで表現するのではなく、作品の奥行きと幅を広げるMVだと思っている。情報量も多くて、見れば見るほど発見があるうううう
・『MILABO』 MV「あたしのこと知らないで」から違う曲のニラちゃん回想の流れからのアフロ☆ザムライ。 「見届けて欲しがりでも」の部分で違う曲の登場キャラクターが映像フィルムっぽい回想で出てきて、そこからの桜「ずっと真夜中でいいのに。」題字のながれもあああああアフロザムライいいいいい
・『伸び仕草懲りて暇乞い』初回限定付属Blu-ray「MTV Unplugged: ZUTOMAYO」がもうたまらなく好みの100乗でござる。このライブでのアレンジはACAねさんの声色をよりじっくりしっとりと聴くことができる。しっとりだけど踊りたくもなる。くるりの『琥珀色の街、上海蟹の朝』coverもありがとううううう
・グッズにしゃもじがあるのすこ。しゃもじで踊れるのすこ。日々生きていく上で「食」が大事だという視点は持ちつつ、「音楽」とか「文化」も生きていくためには必要だという姿勢が感じられる。SSA「鷹は飢えても踊り忘れず」というタイトルからも通ずるものを感じてうおおおお
・『Ham』のMVの色味、青、緑、白、部屋の窓から入る光の表現、角度ややわらかさがもう素晴らしすぎる。冒頭で出てくる4種類の花、ある場面でモノトーンになるとこ、さまざまな書体でのhamからのキーボードで打ち込む感、MV終わりの人の脳にも地球にも微生物にも見えるところに赤字hamなど文字数
・『ハゼ馳せる果てるまで』の「預けないでいてよ」→水に落ちる音→音数減ってピアノとボーカルのみ→ドラムとか諸々増えてく流れ何度聞いてもすき。「息継ぎを」のブレスや間奏のハゼダンス、「君の欠点ばかり漁って」からのリズムがハゼ飛び跳ねて呼吸して、てんててこまいに踊ってる感じもすき
・『JK BOMBER』の歌詞「今のままじゃ家ない 誰にもいえないや ちゅうちゅう」の「ちゅうちゅう」かわいすぎ問題。曲はじめのベース音は、なにかに挑む前の覚悟とわくわくが低くずっしり。でも確かな歩みとして感じられる。「ピュアだった重たいビートに」の後からのサビ、テンポアップもやばい321
・ライブに参加しているアーティスト、バンドメンバー?の方々の演奏技術はもちろん、なんかとってもいきいきとしている姿すき。曲ごと世界観ごとに身体の表情が豊かで繊細。やきやきの『サターン』「メンバーみんな踊りたいので一旦演奏を止めてリハ音源を流しています」速報もなんか微笑ま沁みる
・『低血ボルト』の「無敵になれた」後の間奏からの「こわいよ 何も感じない苦しみを」の吐息の感じもあるのにぶれていない歌い方。ハモリ?が入っていて葛藤も確かに微かにある。イントロ、間奏、アウトロのピアノの表情の変化が「こわさ」共にどう生きるかの受け止めの変化もあってご確認おねしま
・『勘ぐれい』え、ベースかっこよすぎ。え、ベースソロかっこよすぎ。ベースがベースがベースが、かっこよすぎいいいいいいいいい。「呼吸 聞く」の後のブレスが覚悟を決めた呼吸音にも聞こえるし、ぼんぼんぼらんぼんぼん〜〜〜〜!!!!!!
・人に共有しづらい感情や感覚のダンスフロアを立ち上げてくれる楽曲たち。この魔導書に導かれて楽曲を聴き込むと「自分なりの健やかさ」を守る方法が増やせるかもしれない。そんなことは考えず、ただただ爆音で聴くことが自身のケアにつながるかもしれない。そんなアルバム『沈香学』
・負の感情感覚に「寄り添う」というよりも「ダンスフロア」を用意してくれている感覚が出会ったときからずっとある。なんでだろうそこがとってもすき。上っ面な「やさしさ」じゃなくて、諸々あふれでちゃっても人間だし、踊ろう!でも踊り方はもちろん自由、感情が揺れてればそれも踊りだよ的な感覚
・CLEANING LABO「温れ落ち度」 Blu-rayを流しながら仕事してるのだけれど一曲目『胸の煙』さいこうすきACAねさんの声と照明で会場に浸透していく胸の煙すき、ああ、すき
・サビで入ってくる三味線?さりげなくてかっこよいし、冒頭の歌詞「知らねぇ」「勘は鋭」の語尾のニュアンスすきだし、「学んでるようで学んでない声」って表現すきだし、何も考えずにインスト聴くのもたのしいしライブで聴けたらさいこうな昆布だし『綺羅キラー』
・「とろけそうな月の〜」パートすきすぎるし、まんまるお月様ながめて思いを馳せるのよいし束の間のピュアな休息感得られるし『ミラーチューン』日和
・というか『正義』の「深い昼寝の温度に慣れてくの?」というフレーズすごすぎる
・「無駄を楽しむ勇気がなくて 物語るために罵るね」とかほんとなんかさ綺麗事じゃなく痛いしその感覚をまなざしてくれてありがとうってなるしうああああなのよね『眩しいDNAだけ』
・「あぁ、なんか、わからなくなりました」の思わずぽろっと溢してしまった歌い方、そこらから徐々にきもちがぽろぽろ溢れてく感じが切なくてきゅっとして叫びたくなってうわあああってなる『Dear Mr 「F」』って曲すぎょい
・人間らしい矛盾をとらえたり解像度高く人の状態・状況をとらえる言葉の組み合わせとかフレーズフェチなのだけれど「平均的な正論が貧乏」とか「傷にはセッションで絶頂で健康できもちいな」とか『残機』たまらなすぎすきです
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