コロナで一時帰国中の、駐在妻の心の叫び
2020.9
何から書いて良いか・・・
海外駐在員の妻です。子どもが2人。
コロナのせいで、私と子どもたちで実家に緊急一時帰国して、早6ヶ月。
主人とは、ずっと会っていません。
この時間は、なんなんだろう。
何のために、私は生きているんだろう。
と、よく思います。
でも、そんなことを言える相手は、身近にいません。
夫にはLINEで言いますが、答えはもらえません。
言われても、困るんだと思います。
仕事で忙しい夫には、私のことを考える余裕は、なかなかないようです。
20年ぶりに、実家に住んでいます。
転勤族で、持ち家はありません。
駐在先で出会った方々も、持ち家があっても賃貸に出して来た人や、持ち家がない人がほとんどです。
海外赴任に帯同していた家族たちは、このコロナ禍で、夫の会社指示で緊急帰国することになった家族がたくさんいます。
日本で滞在する家がない多くの人たちは、自分の実家もしくは義実家に居候させてもらっていたり、家具付きのB&Bを契約して住んでいたり、アパートを借りたりしています。
「2~3ヶ月でコロナが落ち着いて、駐在国に戻れるだろう」
そう思って、短期滞在を乗り越えようと、それぞれの住処を決めたんです。
大至急、で。
こだわって物件を選ぶ暇もなく。
この現実って、なかなか報道されません。
でも、たくさんいます。私の周りの人たちでもたくさんいるけれど、色々な国から帰国している人がいることを考えると、もっと多いはず。
全国に散ってしまった、私の友人たち。
いまはたまに、LINEで近況報告をし合うだけです。
でも、そのLINEにとても支えられています。
小中高校のときの友人で、地元に住んでいる人はいるかもしれませんが、20年ぶりに連絡を取る気にもなれません。
というか、その頃はLINEなんてありませんでしたので、連絡先すらわからなくなっています。
子どもたちは、初めて通う日本の学校。日本の幼稚園。
駐在国でも、日本人学校と日本人幼稚園に通っていましたので、言葉に不自由はありませんし、すっかり馴染んで友達もたくさんできています。
ぽつんと取り残されているのは、私だけ。
それでも、なんとかもがいています。
うつ病かもしれません。
でも、子どもたちがいるから、頑張ります。
駐在していたのは、コーヒー豆の採れる国でした。