「いつか、コロナが落ち着いたら。みんなで集まって同窓会をしようね」
2021.2.17
コロナに翻弄された今年度が終わろうとしています。
年度代わりを期に、私たちと同じようにコロナ疎開で一時帰国をしていた友人や子どもの同級生たちは、本帰国を決める人がまた増えました。
私たちの帯同していた国では、今のところ、次年度からも日本人学校の対面授業が始まる見込みがなく、コロナ感染者もいまだに増えていく一方です。
対面授業開始に向けて、日本人学校の先生方も、とても頑張ってくださっているんだろうというのが、送られてくるお知らせからも強く伺えます。
登下校の時刻には、何十台ものバスが一斉に出入りしていた日本人学校。行事のときには、子どもも親も、本当にたくさんで賑やかだった学校。
先生方は、今年度ずっと、あの熱くて賑やかな学校の復活を目指して頑張っていたんだろうと思うと。胸が痛みます。
最近また、LINEで来る友人たちからのお知らせ。
「母子で本帰国することにした」
そこに返すお返事。
「会えないままお別れになってしまって、本当に寂しい。コロナが落ち着いたら、いつか、みんなで集まって同窓会をしよう」
全国各地に散っている友人たち。
それぞれ、幼稚園~小学生、中学生の子どもがいます。
いつかみんなで集まれる日。
本当に、来るのかな…
しばらくしたら、子どもたちは日本の、あるいは他の国の、自分達が「今」通っている学校の友人が第一になるでしょう。
(現にうちの子は、帯同していた国の記憶は既に薄れ、今通っている日本の幼稚園の友達と同じ小学校に行きたい!!と言っています。)
そして、本当に全国各地に散っているので、国内でも、飛行機や新幹線で行き来しないと行けない場所にいたり、既にコロナの落ち着いている他国へのスライドが決まった人も…。
また会える日には、すっかり成長した子どもたちと、それぞれの場所で生きている皆。
ある人は、違う国に帯同していたり、仕事をしていたりするかもしれません。
コロナが落ち着いたとして、実際にみんなで集まるのは難しいかもしれない。
そんな思いが、胸をかすめます。
でも。
「いつか同窓会をしようね」
「あのときはコロナで大変だったけど、私たち本当によく頑張ったよね!!」って、みんなで慰労会をしたいね。
っていう言葉がけが。
今の私の、支えでもあるんです。
またいつか、皆で会いたい。
どこまで皆がそう思ってくれているかわかりません。
でも、私は、本当に、また会いたい。
この気持ちが、みんなに伝わればいいな。
皆が持っていてくれたら、とても嬉しいなと思って、私はメッセージを送ります。
いっそ、海外赴任に関わらず、
コロナに翻弄されたすべての人たちが、
「お疲れ!いやー大変だったね!!」
って、世界中で一斉に慰労会を出来たらいいのに…なんて思う私でした。
つらいと書き綴ってはいますが、私なんかとは比べ物にならない苦労をされている人は、山ほどいると思いますし…。
場所が違っても、みんなが「コロナ乗り越えられたね!おつかれさま!!」って当時を懐かしく振り返ることができたら、友人たちと直接会えなくても、私は満足できそうな気がします。
(慰労会のイメージは、漫画「ONE PIECE」のルフィたちが宴会しているシーンです(笑))
明るい未来へ。