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1定点医療機関当たり新型コロナウイルス新規感染者数(62)<with手足口病>


コロナ12週連続増加

厚生労働省は、8月2日、全国に

約5000ある定点医療機関に7月

22日~28日に報告された新型

コロナウイルスの新規感染者数

は、計7万2003人で、1定点

当たり14.58人であった、

と発表した。

前週の約1.07倍で、12週連続

で増加した。

昨年の同時期は1定点当たり

15.91人であった。

都道府県別の最多は、

佐賀県の31.38人、

次いで、

宮崎県25.98人、

熊本県25.46人、

と続く。

主要都市では、

東京都9.13人、

愛知県23.25人、

大阪府14.66人、

福岡県19.54人、

であった。

39都道府県で増加した。

7月28日までの1週間に定点医療

機関に報告された新規入院患者

数は4579人で、前週から736人

増加した。

4000人を超えるのは昨年1月

中旬以来、1年半ぶりである。

集中治療室(ICU)に入院した

患者は202人で、前週から

34人増えた。

都道府県別では、

北海道5.95人、

青森県5.16人、

岩手県12.51人、

宮城県12.14人、

秋田県6.73人、

山形県7.81人、

福島県11.16人、

茨城県14.80人、

栃木県11.26人、

群馬県10.92人、

埼玉県12.52人、

千葉県15.82人、

東京都9.13人、

神奈川県10.66人、

新潟県11.20人、

富山県11.77人、

石川県15.77人、

福井県11.97人、

山梨県13.49人、

長野県12.59人、

岐阜県18.47人、

静岡県15.60人、

愛知県23.25人、

三重県15.54人、

滋賀県13.05人、

京都府15.18人、

大阪府14.66人、

兵庫県15.36人、

奈良県20.73人、

和歌山県16.14人、

鳥取県14.31人、

島根県14.11人、

岡山県14.98人、

広島県14.37人、

山口県17.87人、

徳島県20.00人、

香川県16.96人、

愛媛県18.46人、

高知県22.57人、

福岡県19.54人、

佐賀県31.38人、

長崎県24.94人、

熊本県25.46人、

大分県20.78人、

宮崎県25.98人、

鹿児島県22.96人、

沖縄県16.51人。

であった。

9月には感染者が2000万人?コロナ変異株「KP.3」の恐怖

「今や準緊急事態と言って

 いいでしょう。」

こう警告するのは、名誉

教授A氏だ。

A氏は、

「5類に移行後のピークは、

 2023年8月~9月の

 20.50人。

 これが第9波である。

 その後、昨年の暮れから

 10波があり、現在は

 11波といえる。

 足元の水準(14.58人)は、

 まだ低いが、ピークは8月

 中旬から後半と見られる

 ので、これからも増えて

 いくと予想される。

 9波や10波では、それぞれ

 累計1000万人以上の感染

 者が出たと考えられるが、

 今回も、すでに1000万人

 以上の感染者が出ている

 と推計される。

 そうなれば、9月には感染

 者が1500万人~2000万人

 に増えることになる。」

と話す。

では、感染拡大の要因は

何であろうか?

今回の感染拡大は新変異

ウイルス「KP.3」株が主

因である。

東京都が発表した変異株

サーベイランスでも、7月

18日時点で、全体の87%

を「KP.3」が占めている。

*サーベイランスとは?

院内感染についての発生

分布や原因に関するデー

タを継続的、組織的に

収集、統合、分析する

こと。

では、新たな変異株の感染

力と症状はどの程度なのか?

そもそも、「KP.3」はオミク

ロン株の1種で、同じ系統の

「JN.1」から派生したウイル

スであるが、感染力が特に

強いわけではない。

特徴は伝播力(実効再生産数)

が強いことである。

つまり、感染が広がっていく

スピードが速い、ということ

である。

そして「KP.3」は、

<免疫をかわす能力>

(免疫逃避能)が「JN.1」

より、2倍程度高いことが

認識されている。

それが伝播力の強さに繋が

っているのである。

「KP.3」に感染した場合の

主な症状は、

喉の痛み、

発熱、

とされている。

また、

咳、

倦怠感、

下痢症状、

もある。

A氏は、

「今のところ、重症者が出て、

 人が亡くなる、という状況

 ではないが、それは殆どの

 人が以前に感染して、集団

 免疫がある程度出来ている

 からだと思われる。

 しかし、高齢者やある種の

 病気を持つ人々には、危険

 な感染症であることは変わ

 りない。

 免疫をかわす逃避能がある

 ことを考えると、より重症

 化するリスクも無いとは

 言い切れない。

 夏場は冷房を効かせるため

 に換気がおこなわれにくく、

 マスクを外す人も増える事

 から感染が広がりやすい。

 また、夏休みを行楽地など

 で、過ごす人が増え、人の

 移動が盛んになることで

 患者数は増え続ける。」

と話す。

A氏によると、感染拡大の

1番の原因は感染対策の

緩みだという。

➀換気や手洗いを徹底する、

➁重症化しやすいとされる

 高齢者は、人ごみに出る

 際にマスクの着用を徹底

 する、

③症状が出た場合、早めに

 医療機関を受診する、

など、

これまでよりも少し強めの

対策を心がけてほしい、

と警鐘を鳴らす。

今は、準緊急事態と言える

が、インフルエンザのよう

に感染者数が一定の数を超

えたら注意報や警告を発す

るなど、国が基準を決めて

おくべきかもしれない。

本当の緊急事態がすぐそこ

まで迫っている。

このまま、何もせず変異

ウイルスと戦えるので

あろうか? 

手足口病、東京都内で異例の流行

東京都内で定点医療機関

から報告される、

「手足口病」

の患者数が、6週連続で

警報レベルに達している。

発熱や発疹を伴う感染症で、

5歳以下の乳幼児を中心に

夏に流行する傾向にある。

どういうわけか、今年は

異例の患者数となって

いる。

そんな「手足口病」だが、

大人が感染すると食事や

歩行が困難になるケース

もあり、都や医師は家庭

での感染対策を呼び掛け

ている。

<治療法は対処療法のみ>

都内264の小児科での定点

報告の集計で、7月15日~

21日の「手足口病」の患者

は、1医療機関当たり13.94

人であった。

前週の16.39人から下がった

が、警報の指標となる5人を

大きく上回っている。

全国的にも同様で、5月から

増え始め、国立感染症研究

所は週ごとの比較で、

「過去10年で最多」

としている。

治療法だが、ワクチンや特別

な処置はなく、対処療法のみ

である。

症状だが、発疹は1週間程度

で消えるが、稀に急性脳炎や

心筋炎を併発して重症化する

場合がある。

それ故、侮れない変異株、

と言える。

また、アルコールで消毒

できないため、保育所な

どで広まりやすい、

傾向がある。

<発疹の消失後でもウイルス

 を排泄>

都内の小児科の委員長は、

「久々の大流行を実感

 している。

 口の中に発疹ができる

 と、痛みで飲食が難し

 くなる。

 当院では週に1人ぐらい、

 脱水症状などで点滴や

 入院が必要な子どもが

 来る」

と警戒を呼びかける。

都保健医療局は、

「定点報告は小児科だけが

 対象で、大人の感染状況

 を把握できていない。

 ある程度、大人にも感染

 する。」

とし、

「発疹が消えた後も2~4週

 間は便からウイルスが排泄

 される。

 発疹が消失した、と安堵せず、

 手洗いを徹底し、タオルの共

 有を避けてほしい」

と警鐘を鳴らす。

<家庭内の対策、絶対必要!>

「足の裏全体にトゲが刺さっ

 た感じで、ペンギンのよう

 に、よちよち歩きしか出来

 なかった。」

 都内の女性会社員が手足口病

 の辛さを振り返る。

 7月中旬、5歳の長男が発熱

 した4日後、自身も39度を

 超える熱が出た。

 翌日に熱が下がると、手足

 の数十か所に発疹が広がり、

 「手足口病」と診断された。

 長男は当初、小児科で風邪と

 診断され、受診後に足裏に

 発疹ができた。

 「長男の発疹を水虫だと思っ

  ていたが、今、思えば

  手足口病だったのだろう。

  家庭内での感染対策をしっ

  かりやるべきだった」

 と悔やむ。

<時間差で症状が表出>

手足口病は発熱後、時間を置い

て発疹が出ることもあり、診断

が難しいとされる。

以下に1例を示す。

都内の主婦が7月、小学生の娘

が夏風邪と診断され、看病して

いると数日後、自身に39度の熱

と喉や手足に発疹が出た。

「喉の痛みが辛く、野菜ジュー

 スを飲んだら、かなり痛か

 った。

 発疹が無くなると複数の

 口内炎ができて痛みが

 次から次へとやってきた。」

と話す。

あるクリニックの院長は、

「大人の受診は例年より多い。

 主に子どもから感染して

 いる。」

と話す。

家庭で対策をしたくても、

乳幼児のマスク着用や隔離

は難しい。

院長は、

「大人も体力が落ちると感染

 しやすい。

 手洗いなど基本的な対策に

 加え、十分な睡眠と食事を

 とりながら子どもの看病を

 してほしい」

と語った。

<手足口病とは?>

コクサッキーA群などのウイ

ルスが飛沫や唾液、便を通じ

て感染する。

口内の粘膜や手のひら、足の

甲や裏などに水疱性の発疹が

出る。

感染者の1/3程度が発熱する。

例年、夏に流行し、乳幼児が

多く感染する。

咳やくしゃみなどの他、手に

ついたウイルスが口に入る

ことからも広がる。

1週間ほどで治ることが多い

が、まれに重症化する。

石川県、コロナ・RS・溶連菌・感染性胃腸炎・手足口病・ヘルパンギーナの状況

<コロナウイルス>

県全体15.77人、

金沢市14.88人、

南加賀10.00人、

石川中央16.36人、

能登中部29.17人、

能登北部12.25人。

<RSウイルス感染症>

県全体1.62人、

金沢市1.27人、

南加賀0.67人、

石川中央1.17人、

能登中部5.50人、

能登北部0.00人。

<A群溶血性レンサ

 球菌咽頭炎>

県全体1.59人、

金沢市1.55人、

南加賀1.50人、

石川中央1.50人、

能登中部2.50人、

能登北部0.50人。

<感染性胃腸炎>

県全体4.41人、

金沢市5.55人、

南加賀3.83人、

石川中央5.17人、

能登中部3.25人、

能登北部0.00人。

<手足口病>

県全体9.45人、

金沢市11.00人、

南加賀4.33人、

石川中央10.50人、

能登中部13.25人、

能登北部5.50人。

<ヘルパンギーナ>

県全体2.10人、

金沢市1.00人、

南加賀5.67人、

石川中央0.83人、

能登中部2.25人、

能登北部1.00人。 

<コロナウイルス>

<溶連菌>

<感染性胃腸炎>

<RSウイルス>

<手足口病>


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