その時にしか作れない表情
体調が悪い時には、自然と険しい表情になり、眉間に深い皺が刻まれる。見るからに不調そう、きつそう、機嫌が悪そうと思われるそういう表情。
普通の体調の時にこの眉間の皺を再現しようとしても上手くできない。
眉間の皺は私の体調のバロメーターだといえる。
ここ数日ずっと倦怠感や偏頭痛で寝込む時間が多く、調子が優れなかった。自覚はないながら、きっと眉間に皺が寄っていたに違いない。
今日になって少し体のきつさが軽減したところで、テレビを見て思わずふっと笑おうとすると、顔に強張りを感じた。無意識にずっと顔に力が入っていたことがわかる。”笑う”ことに少しぎこちなさを覚えながら、不調時とは違う表情筋を使っているのだと気づく。
体調によって表情も全然違ってくる。まるで別人のように。
どちらも自分の顔の表情に違いないのだけれど。