福丸小糸大解剖【#シャニマス我儘なnote連作】
福丸って苗字可愛いですよね。
食べちゃいたいくらい(大蛇丸ボイス)
というわけで、そんな可愛い可愛い福丸小糸さんについて「我儘」な一面もあるということを伝えていけたらいいなと思います。
今回は2023年7月22日・23日に開催されるシャニマスライブ『我儘なまま』に向けて企画のnoteです。詳細は↓のリンク先から
披露されるであろう「わたしの主人公はわたしだから!」という曲をより楽しむために、歌っている福丸小糸というアイドルがどのような人物なのかということをより深く知るための一助になれば幸いです。
福丸小糸とは?
さて、アイドル福丸小糸という人物がどのようなキャラクターであるのか?ということを公式プロフィールから見ていきましょうか。
16歳、身長148cm、体重42kg、東京都出身、3サイズは71/54/73、誕生日は11月11日の蠍座、血液型はO型。
内弁慶な小動物系の女の子。真面目な努力家で、勉強が得意。騙されやすく、幼なじみによくからかわれている。高校1年生。
ありがとう。
ただのキャラクターのプロフィールの文字列が並んでるだけなのに、愛おしいと思えるほどに私達は狂っています。
公式プロフィールに書いてあることすら、「内弁慶で小動物系」ふーん、好きな属性じゃん。とか、思ってしまったが最後、福丸小糸という小動物に狩られる存在に我々は成るということを自覚しなければならないです。
さて、何故こんなにも狂ってしまうのかと言うと、「アイドルマスターシャイニーカラーズ」というゲームで彼女の何が好きなのか?何がやりたいのか?どうなりたいのか?という知見を得ていったからに他なりません。
小糸お姉ちゃんについて
というわけで、ゲームで補足された情報から「福丸小糸」という存在を補完してプロファイリングチックに考えていきましょう。
まず、人物を考える上で一番長い時間を過ごすのが家庭です。
人格形成において、多感な時期の友人関係などはもちろん大切ですが、その人格形成における礎となる家庭環境について知るというのはとても大切なことだと思います。思いませんか?
さて、ゲームから得られる情報として、小糸ちゃんは妹がいる長女であり、
え?!?!?!?!?
小糸ちゃんお姉ちゃんなの!?!?!?
姉属性まであんのかよ!!?!?
この衝撃的な事実を知った時は椅子から転げ落ちたわ
「小動物」「幼なじみからよくからかわれている」なんて文字から連想するのは妹なんですけど、実態は姉とかいうオタクくんが好きなギャップじゃーん。
確かに、「真面目」という属性は姉キャラに付与されることが多い気がするんですよね。
さらに、ゲーム描写の中でやらなくちゃ!という責任感からくる行動をしていて、そう言われれば姉っぽいかもしれない…みたいなことがあったわけですよ。
伏線回収してくるじゃん、流石シナリオの評価が高いシャニマス…我々は常に掌の上で転がされてる。
家庭環境について
さて、小糸ちゃんは姉であるということを考えると、切っても切れないのが妹という存在ですね。
現実&創作において、妹という存在は姉しかり兄に多大な影響を与えます。
例えば、妹が「真面目で責任感が強いしっかり者、頑固、固い、人見知り、内向的」ということであれば、兄しかり姉は「だらけている、怠け者、人付き合いや世渡りが上手い、コミュ力が高い、外交的」という傾向が見られます。
何故かといえば、よく言われるのは兄&姉が反面教師になっていて反対の属性になりがちみたいなことですね。
兄、姉の失敗成功を見ているから、要領がいいんですね。創作の観点からいえば、同じ属性なんてキャラ被りは避けるために決まってるんですけど。
ということで、福丸(妹)についてですが、こんな描写があります。
初対面であるシャニPに話しかけていて、何となく口調も砕けていて、人当たり良さそうですね。この発言の前にきちんと挨拶をしていて、親御さんからの教育が行き届いていることが分かります。
可愛いし、ちょっとギャルっぽくて、小糸より身長が高めだと良いと思います。
妹だけ怒られないみたいな発言もあり、親からは甘やかされているor仕方ないと思われてそうな気もしますね。
ちょっとお茶らけて勉強が苦手で遊びと人間付き合いが得意な妹。
ということは、前例に沿うと小糸は反対で真面目で勉強が得意なしっかり者のお姉ちゃんってことですね。
………………はい、忘れてはいけないのがめっちゃ人見知りってことですね。
とはいえ、『兄より優れた弟など存在しない』もとい『姉より優れた妹など存在しない』ので、小糸LPを読んでください。ええ。
ちょっと脱線しましたが、「しっかりしている・真面目」という属性に関しては、この妹の存在もありますが、それ以上に強化されている要因があります。
それは何か?
家庭環境において一番長く過ごす存在は親です。
福丸家は、描写を見ている限りだと主に子供に対してのコミュニケーションの多くは母親が多いように見受けられます。
その母親からの「小糸はしっかりしている」という意識的、無意識的なロールが与えられていたからです。
小糸は親からの期待によく応えていて、絵本を1人で読めるようになったりとか、我儘をあまり言わなかったり、とか親に対しても”良い子”であろうとしていたことが節々で見受けられます。
小糸はそれに対しても反抗はすることはなく、力弱く肯定を見せています。
小糸ちゃんは”良い子”
“良い子”と書くと素晴らしいことのように思えますが、人格形成において”良い子”のままなのは、問題なのでは?ということが最近は指摘されるようになってきました。
それが2010年代後半頃からテレビなどでも目にするようになった”良い子症候群”というものです。
幼少期からの「周囲の人間の顔色をうかがい、先回りして親の期待に応えようとする自主性のない状態」から、「期待されている正しい言動を先取りするうちに、それが自分の意思であるかのように錯覚してしまうこと」が非常に問題だとされており、そのまま成長してしまうと、「自分で考えて動くことができない “指示待ち” の姿勢」になってしまい、判断力も実行力もないまま大人になって、社会に出ることになってしまいます。
身近な例としては、自己アピールを求められた時、例えば就活、アルバイトなどで、何をしたいか?という問いに対して答えられないということが起きてしまいます。
親が子供に対しての幸せを願うからこそ、期待して”良い子”に育てようとしているに決まっていますが、皮肉なものですね…
特徴をみると、小糸ちゃんもいくつか当てはまるところがあります。
でも、大丈夫です。小糸には
ノクチルというユニットとして、幼なじみの4人として、そしてシャニPという存在によって、”良い子”から”我儘な自分”になっていきます。
その”我儘”になっていくまでの過程がW.I.N.G.〜Landing Pointまでの共通コミュ、そしてイベントコミュなんです。
だから!!!!!!!!
小糸の共通コミュはとりあえず読んで!!!!
ノクチルのイベントコミュも読んで!!!!!!
これを踏まえて、より味わい深いなと思ってるのが、「はれのひ喫茶店」です。おすすめです。比較的手に入り安いですしね。
作詞者の観点について
※あくまで想像です。
さて現実に戻りまして、福丸小糸という小動物チックな彼女に「わたしの主人公はわたしだから!」という、明るく応援歌のような曲を与えたのか?ということについて考えていこうと思います。
作詞をされている秋浦智裕氏の1人である秋山智美氏のプロフィールを見ると、
ここで注目すべきは、幼少の頃にピアノをやっていたという点です。
子供の幼少期にピアノを習わせる親の8割は経験者というデータもありますが、そうでない親も含めて、ピアノを習わせている子供と親の間で、必ず発生するのが親子の諍いです。
代表的なものとしては、親が子供に対してピアノの練習をしてほしいのに子供が反抗して練習を全くしてくれない、といったものですね。
(これについてはピアノに拘らず、親が子供に対して習い事を習わせてる時に起こるものかと思います。塾とか水泳とかetc…)
親は子供に対して、
ピアノは毎日練習しないとダメ
ピアノは安いお月謝じゃないから勿体ない
ピアノが弾けたら絶対楽しい
自分も小さいときやっていたが、もっとしっかりやっておけばよかった
あ、今の音間違えてる!教えてあげなきゃ
先生がこういっていたのにあんな弾き方してる
ピアノを弾かないならやめてしまいなさい!
なんてことを考えています。
けど、子供もいつまでも親の言うことを素直に聞く良い子ではなくなってきます。
なぜなら、子供も成長してくると「しないといけないこと」と「したいこと」が違うということが分かってくるからです。
我儘な小糸になって
自分の意思の表明。親の言うことに対して素直に従うだけではなくなる。
いわゆる”反抗期”子どもが一個人としての第一歩を踏み出す祝福すべき第一歩でもあります。
4コマではこんな不良になっていますが、小糸は主に親に対して従順で恐らく反抗期というものはなかったのではないでしょうか?
親との関係で聞く言葉として「友達みたい」というものがありますが、これはこの反抗期を乗り越えお互いが一個人として関係を構築出来た結果とも言えます。
それに対して、小糸は未だにそういったこともなく、まだ母親から庇護の対象であるということがコミュからは見て取れます。
小糸はまだ幼く母親から見たときに”子ども”という役割であるということです。
何が言いたいの?というと、作詞を担当された秋山氏も似たような経験があったのでは?ということです。
作詞をする際に自分が経験した情景を思い出すことは、すべからくあると思います。
※このピアノのいきさつについては、↓の記事を参考にしました。
まさかシャニマスのnote記事の参考にされるとは思わなかったとは思いますが、色々と解像度を高めていくのに役立ちました。ありがとうございます。
わたしの主人公はわたしだから!
ここまでを踏まえた上で「わたしの主人公はわたしだから!」について触れていきましょう!!!!!
妹がはっちゃけている分、自分がしっかりしなくちゃいけない。
妹、母親にとって「しっかり者のお姉ちゃん」という脇役になっていた小糸に対して”主人公”という単語の入ったタイトル。
今まで「やらなくちゃいけないこと」をしていた小糸に対して、「自分がやりたいこと」をしていく、もっと”我儘”になって欲しいという作者からの思い
自分の人生は自分のものだから”主人公”として生きていこう!という、小糸に対してのエールだと思います。
さらにそれを小糸が歌うことによって、同じ悩みを抱える同世代に対して一緒に主人公になっていこう!というメッセージが込められていると思います。
とはいえ、周りと同じようにはなれない。
落ち込むこともあるし、
不安に思うこともあるけど、
あきらめないで、
がんばって、がんばって
内弁慶な小動物系の女の子がアイドルとして、
できないことはできないけどって大人に成りながら、
聞いているみんなに応援をしてくれる曲が「わたしの主人公はわたしだから!」というソロ曲なんです。
みんなでそんな”我儘”になっていく小糸がパフォーマンスをする姿を見たくないですか?
最後に
関連リンクを貼っておきます。
本当にライブ楽しみ
さらに現地でライブを楽しむために「コールガイド」の配布企画があるみたいです。神。
現地でも配信でもアーカイブでも楽しもうね