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#53 ふかがわの移住体験モニターツアー

移住体験モニターツアーが無事終了!

年明け早々に開催した超ビッグイベント「移住体験モニターツアー」が無事終了した。
各コンテンツを検討したり、打合せをしたり、時間をかけて準備したことだったから、終わってホッとしている。
ツアー中、我ながら「めちゃくちゃ良いツアーじゃん」と思って泣きそうになったりもした。

どのコンテンツもツアーには必要不可欠で重要なものだったと思う。
来年度も実施するのであれば、今回のツアー内容をベースにより良いものにブラッシュアップしていきたい。

今回のツアー内容を簡単にご紹介する。

1.オリエンテーション

これまでのオリエンテーションとは少し異なり、様々な内容を盛り込んだ。
このツアーを企画した意図をお伝えしたり、まちの紹介や地域おこし協力隊の紹介を行ったり、インプットを行う時間でもあった。
楽しんでもらいたいという思いはもちろんあるけれど、それ以上に、このツアーを通して「移住」を実現させるために一歩でも前に進んでほしいという思いがあったから。
ワクワク感と緊張感が漂うなかでのオリエンテーションとなった。

こういうワクワク感と緊張感が漂っている空間は案外好きだったりする。

2.一緒に雪かき体験

雪国に住むうえで避けては通れないのが「雪かき」である。
毎日雪が降るわけではないので毎日雪かきをしているというわけではないが、冬の日課と言えるくらいはやらないといけない。
とは言え深川の賃貸は、駐車場の除雪費が家賃に含まれているところも多く、車周りやアパートの出入口付近くらいしかない。
車周りや出入口だけでも十分汗をかくし疲れるけれど。

スコップやダンプはたくさん種類があって、使い方には意外とコツが必要。

参加者の方々は、意外と楽しんで雪かきをしてくれた。
雪かきは重労働で大変だけれど、道ができていく過程に達成感を感じたりもする(雪かきあるある)。
運動不足な冬にちょうど良い運動だと思っている(雪かきあるある)。

この日は硬めの雪だったので雪かきも一苦労。雪を砕きながらダンプに乗せて運ぶ。

3.市内案内ツアー

職員が運転する車に同乗いただき、市内を案内するツアー。
市内案内ツアーに参加されると、
「意外とまちっぽい」
「主要施設がコンパクトにまとまっている」

と言ってもらえることが多い。

深川は市街地にスーパー・ドラックストア・ホームセンターが点在している。
そのため、市街地であればどこに住んでも徒歩圏内に何かしらのスーパー・ドラックストア・ホームセンターが揃っている
日常的な買い物を行う場所が徒歩圏内にあるということは、「暮らす」うえで意外と重要なこと。

スーパーはあるけれどドラッグストアは隣町にしかない、というまちもあったりするが、意外と気軽にドラッグストアへ行けるということは重要で、スーパーがあれば大丈夫というわけではないと深川に住んで改めて感じた。

一番伝えたかったまちの規模感を感じてもらえて、良かった~。

ホームセンターの雪かきグッズ売り場を見学。サイズや形状も様々。雪かきグッズは基本的にカラフル。雪の降らない地域では見ることができない景色だと思う。

4.移住者ランチ会

2024年7月に深川へ移住されたご夫婦をお招きし、移住のアレコレをお話ししたランチ会。
実はこれが一番時間をかけて考えたイベントだった。
内容もそうだけど、10人以上という人数で話しやすく・聞きやすい環境をどうつくるか、時間が限られている中でどう進めるか、たくさん考えた。
思っていた以上に内容の濃い時間になったと思う。

本気で移住を考えている方、本気で考えて移住した方しかいない空間だったので、積極的なお話しばかりだったし、その思いを感じ取ることができてなんだか嬉しかった。

移住のアレコレを真剣に聞いて、考えてる、尊い時間。

5.ワークショップ

今回新たに追加したワークショップの時間。
私が担当したのだけれど、完全にオリジナルのワークショップだったので結構ドキドキしていた。

このツアーを企画するうえで、楽しんでほしいという思いよりも「移住を考えるきっかけにしてほしい」という思いの方が強かった。

今までたくさんの移住検討者さんに出会ってきたけれど、真剣に考えている方ほど情報に埋もれてしまって、何で移住したいのか、どんなまちに移住したいのか、わからなくなってしまうケースが多い。
自分の考えや気持ちを紐解けるようなワークショップにした(つもり)。

時間が足りなくなるくらい、真剣に考えてワークシートに記入してくださって、このワークショップを実施できてよかった。


ランチ会とワークショップはまあぶの多目的室で実施した。田舎ならではの開催場所。笑

6.冬道運転講習

雪道を運転したことがない方は、雪道の運転をすごーく不安に感じる方が多い。
・・・ただ!!!
深川の雪道はめちゃくちゃ運転しやすい。

なぜなら、
・除雪が行きとどいている
・道路幅が広い

からである。

北海道は自治体による除雪格差が激しく、「あ、ココから別のまちになったな」と雪道を運転しているとわかるくらい、まちによって除雪レベルが異なるのだ。
雪国に住むうえでこの除雪は意外と盲点だったりするが、超重要である。

冬道運転講習ではスリップやスタックも体験できたらしく、大好評だった。
深川の雪道は、急発進・急ブレーキ・急ハンドルに気を付ければ問題なく運転できると思う。

ちなみに、年末に青森に帰省した時には大雪で除雪が間に合わず、対向車とすれ違えない道が多かった。(譲り合いの精神でなんとか運転するしかない・・・)
深川はすれ違えない道はない。

運転してみたら、そんなことないじゃんって思ってもらえると思うので、不安に思いすぎず、ちょっとでも運転してみてほしい。

冬道運転講習は深川自動車学校で受講できる。

7.スノーシュー探検

冬のアクティビティと言えば、スキーやスノーボードだけではない。
深川には「スノーシュー」もある。
市内にはスノーシューを無料で借りることができる場所がいくつかあるので、スノーシューが意外と身近にある。

雪の中にある木々を観察したり、動物の足跡を観察したり、市街地からすぐに行ける場所なのに別世界のような体験ができる

動物の足跡しかない雪一面に自分たちの足跡を付けるのも楽しい。
自然が作り上げた空間でスノーシューを楽しむことができるので、自然をより身近に感じることができると思う。

彩りの丘から眺めるふかがわのまち

8.おまけ(雪の結晶)

2日目は比較的寒かったこともあり、綺麗な結晶が観察できた。

ピントが合っていないがおわかりいただけるだろうか・・・?
雪の結晶と言ってイメージしやすい六角形の結晶。
私はこの雪の結晶が大好きなので、参加者の方々に雪の結晶を見せることができたことも嬉しかった。

しっかりと「面」がある雪

参加者の方々とつくったツアー

もちろん、私たちが頑張って準備をしてきたからこそ、自分で大成功と言えるくらいの充実度になったんだと思うけれど、参加者の方々に一緒に作ってもらったツアーだった。

今回のツアーは、直前で来れなくなった方もいたが、最終的には福岡、徳島、兵庫、岐阜、東京から計6名の方に参加いただいた。

参加者の方々に共通していたのは、本気で移住を考えているということ。
どの場面を切り取っても、積極的に話を聞いてくださったり、積極的に質問してくださったり、その熱を感じることができた。

移住は、自分自身で決断するしかない。
当たり前のことに聞こえるけれど、意外と他人任せな考えを持っている方もいたりする。
私たちができることはあくまでもサポートであって、移住の決断はできない。

今回の参加者の方々が真剣に移住を考えている方だったからこそ、私たちが時間をかけて考えたコンテンツが活かされたんだろうなと感じた。

真剣に考えた結果、「移住しない」を選択する可能性もある。
それはきっと正しい。
真剣に考えて出して答えなら何でも正解だと思う。

私たちができることには限界があるけれど、真剣に移住を考えている方の力になりたいと改めて思った。



ワープシティにインタビューしていただきました!
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