#29 ふかがわでスノーシュー探検
ふかがわに来て初めての冬を過ごしたわけだが、
この冬だけで3回もスノーシューで丘を登った。
私的には「たくさん登った」と思っている回数。笑
スノーシューとは
そもそも、「スノーシュー」を初めて耳にした方も多いかもしれない。
スノーシューとは、簡単に言うと「雪の上を歩く道具」。
雪の上なんて普通に歩けるっしょと思う方もいるかもしれないが、
スノーシューが無いと自分の重みで足が沈んでしまうのだ。
スノーシューを取り付けて歩くことによって、
足が沈まず、雪の上でも歩きやすくなる。
日常生活の中で使うことはあまりないので、雪国に住んでいても
山登りや雪山散策に興味がないと、使ったことが無いという方もいるかもしれない。
スノーシューを履いて彩りの丘を散策
今年はスノーシューを履いて3回も丘を登ったわけだが、3回とも「彩りの丘」というちょっとした丘を登った。
山ではなく、「丘」である。
山ほど険しくないので、登りやすい。
サイズ感もちょうど良くて、初心者にぴったりの丘である。
彩の丘は、市街地から車で10分くらいのところにある。
山の駅の向かいにある丘で、すぐ近くにはアグリ工房まあぶ(温泉やキャンプのある施設)がある。
春にはつつじ、夏には紫陽花が咲く。
スノーシューは山の駅で無料レンタル。
ストック付きで、ちゃんとしたスノーシューを借りることができる。
(無料だからといってちゃっちいわけではない)
ちなみに、深川市総合運動公園でも無料でスノーシューの貸し出しを行っている。
無料貸出って、借りる側のマナーが悪いと成立しないし、こういう田舎だからこその対応だよなと思う。
自慢げに3回も彩りの丘を登った!と言っても、
実際は移住体験しに来た方を案内しただけである(小声)。
ただ、移住体験しに来た方を連れて行くという目的だからお仕事であることには変わりはないけれど、思っていた何倍も楽しかった。
ちょっとした運動にもなるし、
雪の世界に飛び込んだみたいで
深川にこんな景色があったんだとほっこりした。
同じ丘を3回登ったけれど、
天気が異なるだけで違う景色になるし、
前にはなかった動物の足跡が増えていたり、
飽きることはなくて、毎回楽しかった~!
きつねやうさぎ、アライグマなど
動物の足跡と私たち人間の足跡だけが
真っ白な雪の上にある。
スノーシューで探検する中で動物に会うことは滅多にないけれど、ここにいたんだ!と感じて感慨深い。
まだ雪が積もっていて寒い時期だったけれど、
春の訪れも感じることができた。
こんな近くに、
こんな景色があったんだ!
深川の冬ってもっともっと素敵だったんだ!
そう感じることができた。
彩の丘を登り木々を抜けたさきにある東屋では、
珈琲と北いち輪さんのバームクーヘンを。
本当は水を沸かして珈琲を淹れるところからやりたかったけれど、
水が沸くまで時間がかかるし、手がかじかむし、準備している間に体が冷える。
ということで、1回目以降は家で珈琲を淹れて、保温タンブラーで持っていった。
家で淹れた珈琲でも、スノーシューで登った先で飲む珈琲はめちゃくちゃ美味しかった。
寒い中で飲む珈琲はなぜあんなにホッとするんだろう。
実は3回とも天気に恵まれた。
1回目は一瞬吹雪くようなこともあったが、ほぼほぼずっと天気が良かった。
運よく天気が良い時に登ることができたので、景色を楽しみながら登ることができたと思う。
天気が良いと、真っ白な雪の上に人や木々の影が映り、その景色すら感動する。
風が強い日や大雪の日はやめといた方が良いが、
天気が良い日のスノーシューは、超おすすめしたい。
良い運動になるだけでなく、
ふかがわの自然を身近に感じ、楽しむことができる。
ふかがわは市街地がギュッと集まっていて、その周りに田んぼが広がっている。
ザ・田園風景なのだ。
スノーシューを履いて、彩の丘を登って、珈琲でホッと一息ついて、ふかがわのまちを眺める。
簡単にできそうで、できないことなんじゃないかなと。
こんなことができるまちって少ないのでは!?と、より一層ふかがわのことが好きになった。
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