テレ東の新番組「コタキ兄弟と四苦八苦」が面白い。

　録画したテレ東の新番組「コタキ兄弟と四苦八苦」第1回を観た。コタキ兄弟が四苦八苦する話かと思ったら、コタキ兄弟が四苦八苦する人々と出会う話であった。古舘寛治の兄と滝藤賢の弟がW主演。宮藤官九郎がちょっと出てくるがとてもいい。
　1話では、弟が8年ぶりに兄のところへ帰ってくる最中に、自転車とぶつかってしまう。自転車の男（宮藤官九郎）は失神。失神から醒めた男は、コタキ兄弟に自分の代わりに人に会いに行ってくれと頼む。彼はレンタルおやじだったのだ。
　駅の待ち合わせ場所に行ってみると、額からだらだら血を流し、ハンカチで押さえている鈴木静子（市川実日子）がいた。兄が唯一の安息の場所にしている喫茶店にずかずかと入っていく鈴木。鈴木は離婚届けの証人になってくれと兄弟に迫る。
　神経質で臆病な無職の兄と、大雑把でなにも考えていないように見える弟のコンビが、四苦八苦している人々と接するという構造だ。連続性は薄そうなので、2話から観てもぜんぜん平気だと思う。お薦め。毎週土曜0時12分から52分まで。