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鼻血のはなし

自分はわりと鼻血が出やすい。きっと鼻の粘膜が弱いのだ。
特に花粉症の春、空気が乾燥する冬は鼻血アラートが出る。
祖父も鼻の粘膜よわよわヒューマンだったので遺伝もあるかもしれない。
経験者はお分かりだろうが、鼻血というものは “あっ!”と思った瞬間には垂れていることが多いものだ。鼻水と落下速度が明らかに異なる。(ごくまれに鼻血と同等の落下速度で垂れてくるまぎらわしい鼻水も存在する)
そして異様な生暖かさをもって垂れ出でてくる代物なのである。

入浴中にふと思い出したのだが、昔(十年位前?)私の姉が、人生で一度も鼻血を出したことがない!と豪語していた。前後の会話は覚えていない。
彼女は今でもノー鼻血歴を更新し続けているのだろうか?頭をかすめた疑問を解決するため、直接聞いてみることにした。どちらも実家を離れており、あまり会う機会がないため文章をしたためる。


「ねぇ、うんと前にさ。人生で一度も鼻血を出したことないって言ってたじゃん?今も人生で一度も鼻血を出したことないの?」
(我ながら唐突で意味不明な妹だな…)

急に何?と返信してきた姉。まぁ当然である。むしろ突然でなければ聞くのもどうかと思うぐらい。時候の挨拶から始まり、話をそちらに誘導しつつ本題入るのもあほらしいぐらいの話題ではないか。
結論からいうと、たらーっと流れ出たことはないらしい。鼻血カウントを鼻の穴から外への出血した瞬間とするなら現在もノー鼻血歴を更新している鼻粘膜猛者だった。
鼻のかみすぎなのか、はなくその深追いなのか、彼女の名誉のために知らんぷりするが、かさぶたができたことはあるよ~と言っていた。その言葉を引き出すにあたって、

「じゃあ指の先に多少の血が付着するのはおありなんですよね!?ね?」

としつこく食い下がった私に対して、恐怖を感じる必死さと形容した姉。何とでも言うがいい。この必死さにも特に意味はないので不思議が突き抜けて自分でも怖いよマイシスター!HAHAHA!

もしかして鼻血経験者は少数派なのか?そんな疑問を解決すべくネットの海を漂ってみたが鼻血経験者の割合はよくわからなかった。病気派生の深刻な鼻血とそうでないただの鼻血の原因、出血した時の対処法、そんな感じの話ばかりがヒットする結果に。たしかに、深刻じゃない鼻血はなんて言ったって深刻じゃないのだ、研究する動機に欠けているので仕方がない。知っている方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
あんがいノー鼻血歴を長年更新し続けている鼻粘膜猛者は世の中にいるっぽい。そう思いました。しょうもない文章だな~☺



余談ですが、「ねぇ、うんと前にさ。人生で一度も鼻血を出したことないって言ってたじゃん?今も人生で一度も鼻血を出したことないの?」
という文面を誤って友人に送ってしまい、恥ずかしさで顔面ファイヤーした。誤爆回避のために、しょうもない文面を送信する時は、より慎重に慎重をかさねたい所存。いつも概ねしょうもないけどね!(おわる☺)

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