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新クトゥルフ神話TRPGのシナリオを作ったときの備忘録

【シナリオ作成の記録】

今回、シナリオ作成した記録を残したいと思い、まとめることにしました。
正直、ルールだったり、細かいところを詰め切れてないところはありますが、それも、いい思い出になりますよね。
そして、これからシナリオ作成をしたい方にとって、足掛かりになれば幸いです!

■実際のシナリオ

実際にできたシナリオは、「鐘の鳴るあの時をもう一度」というシナリオです。
この記事はネタバレを含みますので、GMの方、もしくは、シナリオをプレイ後に見ていただくことをおすすめします!

【シナリオを作りたいな~と思い立った経緯】

前々から、TRPGのシナリオを書いてみたいという気持ちはありましたが、他のことをしちゃってたり、書こうと思っても最後まで書ききれたことが無くて、先延ばしになっちゃってました。

ふと、そんな気持ちを変えようと思い、私の友達にこの日にオリジナルのシナリオやるよって、声掛けして、シナリオを作り始めました。

やると決めたときは確か、数日後だったはず。思い立った瞬間にやって、数日でシナリオを作りました。
ホントに思いつきでここまでできたのは今でも、不思議だけど、期日が決まってないとずるずるしちゃいますよね。

【実際に作るときの手順】

■ネタ探し

まずは、ネタ探しということで、色んなアニメをあさりつつ、とりあえず、私の性癖を集めるところから始めました。

・ホラーがいい
・時間巻き戻る系がすきだな
・悲恋要素とかあってもいいかも
・メリバとかもいいな
・友達とやるから探索者は仲良いっていことにしよう
・現代日本で、非日常感はほしい
・短時間

そこから、シナリオに落とし込んでいくと・・・

・ホラーがいい
→閉じ込められる系にしよう
・時間巻き戻る系がすきだな
→実は、前も閉じ込められていた
・悲恋要素とかあってもいいかも
→昔、好きだった人(NPC)が行方不明とかのハンドアウトもありかな
・メリバとかもいいな
→全員全滅させることに喜びを覚えるハンドアウトとかもありかな
・友達とやるから探索者は仲良いっていことにしよう
→高校とか、学校の同級生とかはありだな
・現代日本で、非日常感はほしい
→夜の学校とか良いかも
・短時間
→理想は1時間だけど、実際は5時間とかかな・・・

そんなこんなで、夜の学校が舞台のシナリオにすることにしました。
しかも、ハンドアウトもあるっていう、絶対にGM(ゲームマスター)がややこしくなるやつだと思いながらも、とりあえず自分の好きなシナリオにしようという一心で作っていきました。

■シナリオ作り

物語作るときは起承転結が必要ってよく言いますよね。
ってことで、起承転結の「起」と「結」から決めていきました。

・「起」
昔仲の良かった同級生とか幼馴染と出会って、どこお泊まりとか行こうと集まる。
気を失って、気付くと昔通っていた学校(夜)で目を覚ます。
行方不明になっていた、友人もこの学校にいて、みんなでその学校から脱出しよう

・「結」
友人(NPC)を助けられずに、脱出するエンド
友人(NPC)を助けられたけど、PL(プレイヤー)は死亡するエンド
全員生存エンド

最初と最後が決まったら、あとは、ギミックを考えるだけ・・・
・行方不明になっていた友人がこの学校にいるっていう不思議
・閉じ込められた理由
これが、「承」「転」になれば、何とか物語としては、成立するはず。

それから、折角ならHOもあったほうが、キャラづくりはしやすいかなということで、私の友達にしてもらいたいHOをまとめていきました。
1.全員生存
2.NPCに対して、異常な愛情を持っているようなキャラにしてほしいな
3.全員全滅を目指す人がいてもいいかな(ロスト率高くなりそうだな・・・)

・「承」
学校を探索して、謎を解くためのヒントを集める。
校長が黒幕にみえるように日記とかを残しておこう。
クトゥルフ神話でよくある脳缶を置いておこう。
時間orターン制限があるほうが、結構短めのシナリオになって、ハラハラするかな
友人(NPC)に話を聞くと、学生時代の記憶しかない。

・「転」
謎をしっかり解いてない場合は、友人(NPC)かPLがロスト。
時間がないなかで、選択を迫られるほうが緊張感はでるかも。
謎が解けたことを確認したら、玄関から出ていく。

結構、「承」「転」の謎解き要素を入れ込むことが難しい・・・
ヒントはわかりやすく置いておかないとなぁと思いつつ、ばらまいたつもりだったけど、もし、回収できなさそうであれば、GM側で調整したらいいか。
未来の私、頑張れ。

【実際にできたシナリオの概要】

あの時に戻って、もう一度

■あらすじ

学生時代に仲の良かった探索者たちは、成人式で再開し、とあるコテージでお泊まり会をすることに。数年ぶりの再会に胸を躍らせている探索者たちは、待ち合わせ場所へ赴きます。
昔、行方不明になったあの子を除いて。

車でコテージへ向かう道中、車が止まってしまいます。
そんなとき
「キーンコーン、カーンコーン」
と、懐かしい鐘の音が響いてきました。
それと同時に探索者たちは、とてつもない眠気に襲われ、意識を手放してしまいました。

目が覚めると、探索者たちがよく見知った場所が広がっています。
ここが探索者たちが青春を共にした学校の教室だろうということが、すぐにわかるでしょう。

ふと黒板の方に目が行きます。
「4回目の鐘が鳴るとき 全てがなくなる」というの白い文字が、うっすらと白い光を帯びて浮かび上がったかと思ったら、消えてしまいました。

また、今まで持っていた持ち物はなく、服装は母校の制服を着ています。

■詳細

シナリオ  :クローズドシナリオ
所要時間  :30分~2時間
人数    :3~6人
難易度   :簡単
推奨技能  :目星 図書館 医学 芸術
戦闘    :プレイによってはあり
ロスト   :あり
舞台    :現代日本 探索者たちの母校
注意点   :ハンドアウトあり ロストあり 
シナリオ概要:学生時代に行方不明となった親友と巻き戻った過去で再会できるシナリオ

■ハンドアウト詳細

「鐘の鳴るあの時をもう一度」のハンドアウト

ある程度できて、プレイ前にある程度シナリオが形になったことにほっとしつつ、シナリオ当日を迎えるのでした。

次の記事では、テストプレイの様子や難易度調整をまとめてみます。

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