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ホンダは中国販売が42%減、E V推進で日産大量リストラ危機。ホンダは大丈夫か?

2024/11/10

//www.youtube.com/watch?v=Qmv1eRAWfOs&t=15s

ホンダは7日、「10月の中国での新車販売台数が、前年同月比42.2%減の7万5440台だった」と発表した。
前年同月を下回るのは、9ヶ月連続。主力のセダンや多目的スポーツ車で価格競争の影響により販売台数の減少が続いている。

結局、中国で中国製のE V車にマーケットを取られているわけだ。日産やホンダは、中国に技術協力をしてきたのだが、その技術協力がやりすぎなのだ。

中国はそれなりに遜色のないものを作れるようになってきた。発展途上国だと思って見下している間に、あっという間に追いつかれつつあるというところで、価格で競争したら中国には勝てない。中国は、時給2ドル3ドルで働ける人たちがすごく奥地から出てくる。

我々の中国のイメージは、少し前までは家電製品を爆買いしていたが、最近は、銀座でシャネルとかディオールで高級品を爆買いしている。先日もシャネルとかディオールの前で、並んでいる人を見かけたが、ほぼ中国人で、おそらく転売屋なのだと思う。

おじさんたちも結構並んでいるが、おじさんと女性だったらカップルでプレゼントでも買うのだろうと思うが、男性が2、3人で並んでいたりして、これは別のビジネスじゃないのではと感じさせるぐらい、今の中国、お金持ちのイメージがだんだん強くなってきた。

そういう超スーパーリッチの中国は、実は14億、15億の人口を抱えている。人口の誤差約1億人。奥地には戸籍を持ってない人が結構いるので、誤差約1億という風に言われているのだが、沿岸部のすごいお金持ちの中国人のイメージと、まだまだ奥地には、時給2ドル3ドルで働く人たちがいるので、どんどんと安い人材がいる。実は価格競争になると意外と中国は強いので押されている。

そして格差が広がって何が起こっているかと言うと、今のエリート層というのは、もう日本は二流、アメリカで一流の教育を受けるという思考になっていて、アメリカで学んだ人たちが、中国に戻って会社経営しているので、技術をコピーする、移転してもらうのはお手のものだ。技術を盗むのもかなり進んでいる。

日産はもう確実にこけているわけなのだが、販売台数も全然伸びてなく、お金がない原因というのは、E V部門に6500億円とか突っ込んでいるので、リストラしないといけない状況になっている。

ただ日産はこういう人が、財務責任者C F Oなので、そこを修正する気はない。E Vにはもっと突っ込んでいくのだけれども、社員をなんとかするとか、まともに生産計画をちゃんと作り直すとはない。日産はいまダブルBプラスなのだが、上場企業としてダブル Bプラスというのはあまり褒められた格付けではない。

日産は元々そこまで財務基盤が強くないところに、E Vに突っ込みすぎたところがあり、今後は格下げにあうだろうということが囁かれている。早急に財務体質の改善を行わないと、格付けが引き下げられ、その後株価も下がり資金調達がますます困難になるだろうということは見えている。

日産は持っている三菱株を売却しても、数百億円くらいのものだが、それで手当てして乗り越えていくことを考えている。そういう資金手当ての仕方を見ていると、結構やばい状況なのだと思う。

その一方で、ホンダもやはり決算資料を見ていると、アジア部分で全然四輪売れてない。アジアで全然四輪売れてない。去年は78万9千台。このアジアというのは中国含んでいるが、何が起こっているのかと言えば、2024年からの半年間で78万9千台が52万1000台まで減っている。

この減り方は、中国での競争が激しくなり、中国で全然売れなくなってきたことが響いている。日産ほどひどい状態ではない。まだまだ財務体力もあるので、日産みたいに急に格下げされることはない。

ただホンダにしろ、日産にしろE V推進が効いていて、それで中国にマーケット食われている。E Vへの投資が重たいのだが、意外とエコ関連の技術、E V車とかパワープロダクツとかが売れていないことが足を引っ張っているのは間違いない。

E V関連の話は、11月20日発売の新刊『E Vの終焉とエネルギー利権との戦い』の中で、なぜ今E Vがダメなのか?元々ダメなものを売り続けていたのが本当にダメなのだ。それをなぜわざわざ推進したのかということをかなり批判している。そのダメな部分をロジカルに説明できる人はいると思うが、このE Vとか自動運転の幻想について、どれだけE Vがひどいものなのか、自動運転がどれだけ未熟なものかということを書いている。
そしてE Vを推進するのは、利権関係があるからなのだということも詳しく解説している。

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