エマニュエル大使が玉木氏に会談要請。首班指名の行方は?
2024/11/05
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今日は、国民民主党の玉木代表が急にエマニュエル大使に会うという不可解な話について、色々な方とお話する機会があった。昼は、石田和靖さんとの対談・ライブ配信。夕方には原口一博先生との収録。夜は別の方たちと話をした。
今日は不思議なことがいくつかあった。玉木さんは、立憲民主党の野田代表とは会うつもりはないと発言していたはずなのだが、今日会っていた。その際、103万円の壁について話し合ったり、規制法の改革について一致したりしている。玉木さんが立憲側に苦言を呈するなど両党の間には微妙な温度差があったと報道されているようだが、「会わない」と言っていたはずなのにという違和感を感じざるを得ない。
野田さんは103万円の壁解消に協力する意向を示しているが、この政策は賛否両論あるものである。突然、玉木さんが野田さんに会った。さらに7日にエマニュエル大使と面会するという報道が上がってきたことで、何か怪しい雰囲気が漂ってきている。
それでも玉木さんは、「自分以外の国民民主党の議員は、全員 ”玉木雄一郎” と書く」と言っている。今更 “野田さん” と書くようなことになったら、政治生命に関わるくらいの信頼を失うことになるので、そうはならないと思う。しかし、別の方向で妥協が生まれる可能性はあるだろう。LGBT法案やNTT法廃止などの案件が思い浮かぶ。
岸田さんが訪米した際の晩餐会のチームでもあるわけで、こうした流れの中でエマニュエル大使が会談を申し入れるのは不可解であると感じる。ただし、玉木さんも断ることは難しい。私は会談の日取りを「7日」と指定したのは、玉木さんではないかと考えている。
この「7日」という日程は、大統領選の結果を見越して設定されたものではないだろうか。バイデン政権のレイムダック化が進む中、カマラ・ハリスが勝利するとなれば、エマニュエル大使やその他の関係者の意向を考慮せねばならない一方で、トランプ前大統領が再選された場合、エマニュエル大使の意向を無視することが可能となる。
現在、ワシントンD.C.は朝7時20分、カリフォルニアは朝10時20分前後であり、これから大統領選の山場を迎えることになる。投票終了後、開票で揉めたり、〇〇ジャンプといったような問題が予想されるため、決着がつくのは日本時間の7日の朝頃になるのではないかと予想される。
7日になるとトランプ氏が勝利したのか、ハリス氏が勝利したのかが見えてきて、それを踏まえた対応を取ることが可能になる。エマニュエル大使との会談日:「7日」までのこの2日間は、そのために設けられたスケジュールなのではないかと考えている。
エマニュエル大使にとっては、早く会うことが有利であると考えられる。なぜなら、大統領選の結果、ハリス氏になれば彼にとって有利だが、トランプ氏になれば不利になるためである。そのため、アメリカ時間の5日よりも前に会いたいと考えるはずである。
日本時間に換算すれば、4日、またはどんなに遅くとも5日の昼間に会談を希望するのが自然である。しかし、会談が7日に設定されたということは、玉木さん自身が大統領選の結果を見極めた上で対応を決めたいと考えているためではないかと思われる。
このことは、首班指名の行方がアメリカの大統領選挙と連動している可能性を示唆している。そして、玉木さんの ”『ディープステート〇〇』というのは陰謀論の類だ” というXでの発言も気になる。実は石破さんはディープステートと戦っているのか?と思える節がある。財務真理教は依然健在だが、NTT法廃止が廃止に向かっている。TSMCへの投資もトーンダウンしていて、ディープステートの動きが急に弱くなっている様子がある。
そのことを考えると、メディアの石破政権への批判がどこまで本当なのか、疑問に感じる部分があった。石破さんのことはよく存じないが、石破さんを支えている森山さんのチームは、そこまでグローバリスト寄りではないようである。反グローバリズムを明確に打ち出してはいないが、グローバリストに寄り添っていない政治というのは、日本にとっては望ましいものかもしれないと思った。
全てが完璧な政権というものはないと思うが、少なくとも私がテーマとして扱ってきた、日本がNTT法廃止により国防インフラを失う可能性が低下していることは、日本人にとっては良いニュースのはずである。また、TSMCや半導体分野においても、巨大利権が生まれてしまったが、アメリカが超党的にTSMCとファーウェイの連携に関して調査のメスを入れている。このような状況を鑑みると、増税は実施されてしまうかもしれないが、NTT法廃止と半導体政策については評価できるのではないかと考えている。
今後、次の首班指名で玉木さんが首相になった場合どうなるかということは見えていない。しかし、今回「会わない」と言っていた野田さんに玉木さんが会った。同時にエマニュエル大使とも7日に会うことが報道された。これら2つは本当に不気味なニュースであったと思う。
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