極左カリフォルニア州、性転換を認めない親から親権はく奪法案に知事が!?
2023/09/25
https://www.youtube.com/watch?v=yeDkB-km0pU
■ 子どもの性転換を拒絶すれば親権はく奪
カリフォルニア州議会のLGBT、LGBは関係ないのだが、Tに関する法案が可決したことが、最近のアメリカのニュースの中でもかなり話題になっていた。
子供が自分の性は生まれてきたオリジナルの性とは違うという性の自認に対して、親が反対すれば親権を剥奪できる法案が先週可決していて、かなり話題になっていた。
これがカリフォルニア州議会で可決し、最終的にニューサム知事が署名をすれば、この法案が成立することに対して、イーロン・マスクがそのような気が狂った法案を通すなとかなり怒っていた。イーロン・マスクは自分の子供が、毎年5万ドルも大枚を払っているリベラルな学校で、マルクス主義に洗脳されてしまった。金持ちは悪魔だと洗脳され、自分の性は自分で決定していいのだと性転換手術までし、名前を変えて父親とは関係が無いという風になってしまった。
カリフォルニア州の州議会で可決したことがとても恐ろしい。この法案にニューサムが署名してしまえば、子供が何歳であろうが、自分は違う性別だから性転換手術をしたいと言ったときに、親がまだ子供すぎるからと反対すれば、簡単にその親権が剥奪されてしまうかもしれなかった。
もちろん性同一性障害で悩む人達は、確実に一定数いる。子供の頃の性自認はかなりあやふやで、男の子みたいな女の子も少なからずいる。同性の男の子と混じってスポーツやるよりも、一人で読書したり、地味に女の子と遊んでいる方が落ち着くという男の子もやはりいる。
ただし、大人になっていくとまた変わっていく。そのようなあやふやな性自認の子供の頃に、性転換手術までしてしまうと、取り返しがつかなくなってしまう。手術のレベルにもよるが、基本的に性転換手術は生殖器を摘出する。摘出してしまうと元に戻せない。
そのニュースの中で、元トランスジェンダー、デカフェのデが付いたデトランスジェンダーの方が、早期の性転換手術のリスクに対して警鐘を鳴らしている。その彼女は中学生の頃に自分の性は男だと性転換を行なった。そしてやはり自分は女性だったと思い、もう一度性転換手術を受けたと告白している。
どのレベルの性転換をしたのか判らないが、ホルモン治療程度の性転換ならば、その治療を止めたら終わるが、もし手術まで受けていたとしたら、完全に元には戻せないこともある。
だから、そのデトランスジェンダーの人は、取り返しのつかない、自分の生殖機能を失うかもしれない性転換手術を、子供の時代の性自認があやふやな内にすることの危険性について語っていた。
もちろん手術だから危険も伴うので、親は健康上のリスクからも止めなさいとと言ったら、児童虐待で親権を剥奪されてしまうかもしれない。そのような法案が州議会で可決したカリフォルニアはかなり危険なところである。
■ 大統領候補を狙うために極左を裏切る
ニューサム知事はこれまでLGBT推進派だと保守派からかなり敬遠されていたが、この法案に対して拒否権を発動したことで、保守派から中道派ぐらいまではホッと胸をなで下ろしている。その一方で極左はニューサムが裏切ったとかなり怒りを抱いている。
その極左をなだめるために、ニューサムはLGBTQプラス関連の別の法案をどんどん作った。公立学校の教師や職員に対して、LGBT教育を行う研修のスケジュールを組んだり、LGBTQプラスの学生のニーズを取り込み推進する機関を作るとか、さらには1年生から12年生、小学生から中学生までは各学校にジェンダーレストイレを作る、ジェンダーフリートイレを必ず一つは設置することを推進する法案にも署名している。自分はこれだけLGBTに優しい政治をしているということをアピールしている。
ニューサムが保守派をなだめつつ、左派にもきちんと配慮しているとアピールをしているのは、来年の大統領選挙の候補者になろうとしているからだ。大統領選の候補者になろうと考えていなかったら、この右と左のどちらをもなだめるような政策をやらなかった。
ニューサムはいま極左路線からぐっと中道左派ぐらいまで舵を切り直しているのだが、その効果はかなり微妙である。ニューサムの話題が出るたびに、サンフランシスコのゴッサムシティ化、あれだけ美しかったサンフランシスコ市が、ホームレスとドラッグユーザーがあふれ返るバットマンのゴッサムシティのような街になったことがイギリスのニュースでも報じられたり、日本のアメバニュースでもね流れる事態になっている。
大統領選に出ようとしても、サンフランシスコ市長時代に彼の失策でホームレスやドラッグユーザーであふれかえり、サンフランシスコの治安が悪くなったことが必ず蒸し返される。それを今カリフォルニア州知事の権限でサンフランシスコ市をどうにかしようとしたら、やはり過去に失敗を犯したのだと言われるし、それをやらなかったら、なぜやらないのだと言われる。どうあがいても、このサンフランシスコ市長時代の失敗から逃れることはできない事態になっている。
LGBT法案自体が良いとか悪いとかではなく、性的なマイノリティを政治的に利用して、変な方向に持っていこうとする人たちがいるので、逆に反感が生まれ、政治的に関係のないLGBTの皆さんまで叩かれる結果になりかねないのが非常に残念なことである。
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