日本人の賃金を上げるのは簡単です!非正規100万アップ、女性も百万アップ!
2024/02/19
https://www.youtube.com/watch?v=X6N1zXWHb38
この本『日本人の賃金を上げる唯一の方法』を覚えていますか。先日、深田萌絵テレビにゲストとしてお越しくださったエコノミストの原田泰先生の御著書です。東大農学部卒業、学習院大学博士、経済学で卒業されて、経済企画庁国民生活調査課長、財務省財務総合政策研究次長、大和総研専務理事チーフエコノミストを歴任されて、早稲田大学政治経済学術院教授、日銀政策委員審議員などを経て、現在は名古屋商科大学ビジネススクール教授になられた原田先生の本です。
政治経済学部の時代原田先生の本を読んでいたが、元労働大臣の近藤鉄雄先生の勉強会に行ったら、座って居られた。
原田先生と近藤鉄雄先生のコンテツとのやり取りを間近で見て、この時代にこれほど頭が切れる政治家がいたのかと思った。昭和初期生まれの政治家で、それなりに偉くなった人はやはり頭が良い。今は政治家の質が劣化したというか、小粒の先生が多い。官僚や専門家と議論もしない。これはこうですよと教えられたら、そうなのか、ふーんとなる政治家が多いが、チカテツ先生の勉強会に行って本当に良かった。根性があり、反論、質問して議論をする資質が備わっている政治家が且つては居たのだ。
その原田先生に私の番組に出て頂いて嬉しかった。原田先生の本には賛否両論があるが、先生なりに真剣に国民の生活のことをすごく心配してくれている。
生活保護のあり方なども、金額を高く設定して少ない人数に支給するよりも、金額を下げて受給ハードルを下げた方が、おにぎりを食べたいと言って亡くなる人あ減るのではないかと提唱されている。
私がやって欲しいと思っていたことが、この本の中で一番最初に目に入ってきた。やはり同じことを考えている人がいる。嬉しいと思った。
「130万円の壁を作っているのは、社会保険料と企業の手当てである」「130万円の壁を引き上げることが、所得の低い人の所得を上げることだ」とおっしゃっている。
日本人の女性の4割が年収200万円以下なのだ。日本人女性1200万人が、年収200万円以下だ。知り合いの女性もシングルで、普通に働いて年収250万円ぐらい。田舎の友達も同じだ。年収300万円とか350万円の人達は、サービス残業で一生懸命働いで、ものすごくキツイ生活をしている。
日本の女性の賃金は安くて、結婚されている方は配偶者控除の103万とか130万円の壁を気にして、それ以上働かない。そうすると企業側は人手不足で仕方がないから外国人を雇う。この130万の壁を取っ払えば女性はもっと働く。
配偶者控除は奥さんの収入が103万円を超えると、まず所得税を払わないといけなくなる。そして、配偶者控除が受けられなくなる。企業の配偶者手当もなくなるという最初のハードルがある。
そして、次に130万円を超えると、社会保険加入が必要になる。どちらがキツイかと言えば、やはり130万円だ。130万円の壁を超えると、その奥さんは150万円分プラス20万円分働かないと、家計が逆に減ってしまう。収入が逆に減るのだ。
ということは、130万から150万円までに収入を増やそうと思うと、時給が1000円くらいだとすれば、200時間も働かないといけない。130万を超えて150万円を過ぎるまで働こうと思うと、200時間余計に働かなきゃいけないのだ。そうしないと家計が減っています。そうなれば130万円で働くのを止める。当たり前だ。
だから130万円の壁を倍にしたらいい。一部の右翼の政治家が、男女差別の原因は配偶者控除から始まっているから、配偶者控除をなくすと言っている。そんなことをすれば女性に負担がかかるに決まっている。私はそのやめろと言うのをやめろと言っている。逆に配偶者控除の壁の130万円が300万円だったら、誰もが喜んで結婚して300万円まで働く。100万円ぐらい収入が増える。
年収200万円以下の女性1200万人が、働いて100万円プラスしても配偶者控除の壁に届かないことになれば喜んで働く。女性だって働いて稼いで自分の好きなものを買いたいと思っている。配偶者控除の壁が130万円から300万円になったら、誰でもそこまで働く。プラス100万円小遣いが増えるから働く。
1200万人の人が収入100万円アップすれば、12兆円ぐらいの効果がある。すごくないだろうか。それくらいの事を太っ腹にドーンとやったら良いと仰っているのが原田先生だ。
正規非正規の壁を無くせば、非正規雇用の人も100万円ぐらいアップする。またその辺を詳しく話します。
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