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【文春砲】中居正広・松本人志のつながり。 裏側に政治構造の変化

2025/01/13

https://www.youtube.com/watch?v=AQjkqqNLJF8

『中居正広が松本人志「恐怖のスイートルーム」飲み会に参加していた。部屋にはスピードワゴン小沢の姿も 中居9000万円女性トラブルに「松本中居の新展開」
この文春の記事によれば、元SMAPの中居正広がダウンタウン松本人志の主催したホテルの部屋飲み会に参加していたことが発覚したという。

この飲み会が行われたのは六本木にあるグランドハイアット東京のゲストルーム「グランドエグゼクティブスイートキング」で、1泊30万円の部屋だ。そこに女性4人を交え、スピードワゴンの小沢一敬、ダウンタウン松本人志、そして放送作家や中居正広が同席していたという。

文春が中居側に飲み会について尋ねたところ、代理人を通じて「その時期、その場所で女性と会食をしたことがある」という回答があった。文春はやはりすごい取材力を持っていると感じる。

この事件について個々人の行動を批判するのは控えるが、松本人志事件やジャニーズ事務所事件の問題が表面化し始めていることには注目すべきだ。これまでの日本では表に出ることがなかった話題が、今になってメディアで取り上げられるようになっている。時代の転換点とも言える現象であり、単なる文化的な変化ではなく、政治的な背景が関係しているのではないかと考える。

ジャニーズ事務所に逆らえるメディアはこれまで存在せず、事務所に関連する問題はもみ消されてきた。吉本興業も同様に、多くの問題を揉み消す力を持っていた。所属タレントが大御所になるにつれて、そうした力関係が大きな影響を及ぼしていたのだ。

中居正広の問題についても、彼を守ってきたジャニーズ事務所が現在はその力を失っていることが影響しているのかもしれない。吉本やジャニーズの問題が露呈してきた背景には、政治的な構造変化があるのではないかとも考えている。

ここ2~3年で政治情勢が大きく変化し、一部の自民党議員の影響力が急激に衰えた。彼らは芸能界とのつながりが深く、吉本興業を利用して維新を応援したり、トラブルがあれば吉本に頼るといった状況が続いていた。しかし、政治的な力を失ったことで、吉本やジャニーズに関する問題が次々と明るみに出るようになったのではないだろうか。

都市伝説的にさまざまな話が聞こえてくる。しかし、それが本当かどうかは私たちには分からなかったことだ。そのような話が表に出てきたというのは、これまでであれば被害者が被害を訴えても表沙汰にならなかった内容が、大手メディアでも普通に報じられるようになったということだ。この変化は政治的な構造変化の影響ではないかと捉えている。

特に、政治家のパーティーに行くと芸能人が多くいる。さらに、芸能人のほかに斡旋するような人物も見られる。そうした芸能界と政治家の癒着はかなり深いものだ。それがなぜ政治家の場に芸能人がいるのか、という疑問を抱かせる。また、一部の国会議員はタレント事務所から給与を受け取っている。落選すると、タレント事務所から顧問料として月額100万円ほどもらい、それで生活を維持しつつ再起を図るケースもある。このような状況が横行している。

もちろん、タレント事務所の顧問になり給与を受け取ること自体は犯罪ではない。しかし、その関係性は非常に不思議に思える。タレントの飲み会やタレントが来る飲み会に参加する政治家の姿も確認される。それがなぜなのか、疑問に感じていた。

また、芸能界の間で何らかのやり取りをする際に、金銭だけでなく女性を利用していた事例もあるようだ。その結果、メディア側が有利なロビイングを行うこともあったのではないかと考える。これらの話は、一昨年頃から、かつて我が世の春を謳歌していた議員たちが急激に力を失い始めた時期と重なる。ジャニーズや吉本、さらに今回はフジテレビまでもが問題視されている。

これらの企業や組織は、政治家の特定グループとつながりが深い。その結果、右派と左派の政治勢力が互いに潰し合いを続けてきた歴史がある。右派と左派のどちらが正しいというわけではなく、魑魅魍魎たる者同士が争っているような状況だ。しかし、そのパワーバランスが変化していることがわかる。

アメリカでは、リベラル勢力が強かったが、最近になって保守派が勢いを増している。しかし、保守派の中でも特にマガ支持者たちが力を伸ばしているわけではなく、むしろグローバリスト寄りの新自由主義的な保守派が台頭しているに過ぎない。一方で、日本ではカオスが広がっている。長く続いた安倍政権の間に、日本の左派勢力が弱体化したからだ。その要因の一つに、労働組合が分裂したことがある。自民党による工作で、国民系の労働組合や原発反対派の労働組合が分裂し、野党勢力が弱まったのだ。

ジャニーズ、吉本、フジテレビの問題が露呈した背景には、そのような政治的な力関係の変化が影響している。ただ、どの勢力がこれを仕掛けたのかは明確ではない。例えば、ジャニーズ問題はイギリスのBBCや日本のネットメディアによって報じられたが、大手メディアはジャニーズ問題に対してはほとんど取り上げることができなかった。一方、吉本やフジテレビについては異なるアプローチが見られる。

特にフジテレビに関しては、経済界がバックにある特殊な立場だ。そのため、中居叩きがフジテレビ叩きに繋がる可能性がある。ジャニーズの時は黙っていたが、フジテレビの時は出てきた。フジテレビは経済界がバックで、新自由主義的なグローバリストの立場をとっているが、他のテレビ局がフジテレビを叩くことで弱体化を図る構図が浮かび上がる。このような背景には、政治的な構造変化が密接に関わっている。
男女問題や特定のタレントへの批判は、こうした政治的背景と無関係ではない。中井正広への批判が強まる中、それがフジテレビ叩きへと繋がっていくのではないかとも考えられる。フジテレビは経済界に近いが、それゆえに政治的な争いの的になっているのかもしれない。

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