台湾有事で滅ぶのは沖縄
2023/10/29
https://www.youtube.com/watch?v=KxuEa8PYcrQ
二日間連続で仲村覚氏から沖縄の問題について教えていただいた。それでいろいろなことが課題として見えてきて本当に勉強になった。
台湾有事のトリガーと成り得るのが、沖縄先住民を認める運動なのだが、仮に日本政府が琉球民族が沖縄の先住民族であると認めてしまうと、国連の『先住民族の権利を守る宣言』の第30条により、自衛隊も米軍も軍事行動をとることができなくなる事態に陥ってしまい、解放軍がやってきた時に軍事行動が取れない。そして先住民族運動が解放軍が救ってくれたと宣伝し、沖縄の人たちが逃げ遅れて実質支配下に入れられてしまう。そのシナリオが充分考えられることに気がついて衝撃を受けた。
日本の保守派の政治家は、左派もそうなのだが、右も左もこぞって台湾、台湾で、野党も最近せっせと台湾に通い、俺には利権はないのかと一生懸命あさっている。
台湾有事で沖縄が危ない。沖縄の県民をどのように保護するのかとは全然議論されていない。先日に松野官房長官が、沖縄の先島諸島の避難経路の確保について話し合ってはいるのだが、先島諸島だけではなく、本島の方で国民保護の避難経路の確保や訓練準備がほとんどなされていない。それにも関わらず沖縄県知事に対して国民保護の要請を行わないのは、非常に危険な状態である。
台湾有事で台湾人が可哀想だ、台湾を守ってあげなければとメディアなどで言われているが、今の自衛隊の力では国民を守れるのかどうかの疑問があるにもかかわらず台湾、台湾と言っている。台湾を守れるかどころではない。それ以前の問題で、沖縄県民を守れるのかどうかすらわからない。そういうクリティカルな状況にある。
昨日の動画ではお話できなかったが、戦争中の1943年から44年に赴任していた沖縄県知事の泉守紀は、沖縄本土がいよいよ危ないという時に、沖縄県民を捨てて自分ひとり逃亡した。そのような沖縄県知事がいた。県知事が逃げ出したために避難経路が確保されずに、逃げ遅れて命を落とされた方もいる。
沖縄県民を助けたのは島田叡で、逃げた泉知事の代わりに沖縄に赴任することを受け入れた。その時に沖縄県知事に就任することは、沖縄県民全員が避難して、自分は一番最後になるまで非難することができない。死を覚悟しないといけないことだった。それでも県民の命を保護するために沖縄に赴任し、避難経路をきちんと確保する努力をした。そういった方がおられたからこそ、十万人以上もの命が救われた。
それでは今の沖縄県知事は、そこまで県民のためにやれるのかと言えば、逆に解放軍万歳、琉球民族解放と万歳音頭を取りかねない。
言論空間での話し合い、台湾有事で最初に滅びるのは沖縄だ。沖縄県民の命も危ない。台湾どころではないときちんと議論していかなければいけない。
私はこれらのことを仲村氏から教えて貰い驚愕した。確かに沖縄は那覇空港を押さえられたら、ほとんどの人が逃げ遅れてしまう。那覇空港をいかに守るのか、船で逃げる経路はどのように確保するのか。自衛隊は敵と戦う機能しかないので、民間人が避難する時は、民間の船とか民間の飛行機を使うことになる。そういったことが全く議論されていない。
政治家は台湾有事で台湾を助けることばかりを言って、愛国保守政治家はまさか沖縄を見捨てているのではないのか。それを思うとはらわたが煮えくり返る。
今後、問題意識として共有して行きたい。沖縄は日本の一部だし、琉球民族と言っても日本民族だ。先祖は源為朝だから日本人なのだ。それを皆で共有して、台湾有事が起きれば、一番最初に犠牲になるのは沖縄の可能性が高い。そこを如何に日本人として、日本人同士が連帯して沖縄の人を守っていくのかを真剣に考えていかないといけない。
一昨日は結構ビジネス保守といろいろ批判をした。とは言え、保守の言論をやっている人たちもお金を稼がないと生きて行けないのだ。
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