【米史上初】米共和党下院議長解任、次候補はトランプ!?
2023/10/06
https://www.youtube.com/watch?v=YFxioUaXaZo
アメリカ議会のマッカーシー下院議長対マット・ゲイツの戦いで、米議会から消えるのはどちらだと、互いに解任動議を出し合う事態が一体どうなったのか。
アメリカの4日に216対210の賛成多数で共和党のケビン・マッカーシー下院議長が解任されることになってしまった。
下院は共和党が221議席、民主党は212議席なので、共和党の方から5人が造反すれば議長が解任されることになっていたが、今回8人も造反して解任に賛成した。これで一層、共和党内の亀裂が深まった。
マット・ゲイツ議員がここまで共和党の党内で決めたマッカーシー下院議長に対して、反抗的な態度を取ったことで、また議長解任動議があると困るから規則の改正をしようと話をしている。
ニュースでは共和党穏健派と表現されているが、穏健派ではなくてミッチ・マコーネル寄りとかの民主党寄りのグローバリストの思想を持っているグループが、マット・ゲイツと直接対決する状態になっている。
そして、ケビン・マッカーシー下院議長が解任されたことで、次は誰なのかといろいろ名前が挙がっているところに、突如としてトランプ前大統領の名前が挙がってきた。特にアメリカ共和党のニールズ下院議員が、マッカーシー下院議長の解任が発表されてすぐにトランプ前大統領を次期下院議長に推すと表明している。
下院議長は現職議員に限るという決まりがなく誰でもなれるので、トランプ前大統領も良いという人もいる。チューブ下院議員もツイッターで賛成をしていて、他にも何人か賛成をしている。グリーン下院議員もマット・ゲイツ議員もトランプが良いと話をしている。
それに対して、トランプは特に否定はしていない。トランプにその取材が入っているのだが、下院議長職に就くかどうかを聞かれた時に、よく聞かれることはあるが、議長として素晴らしい仕事ができる人がたくさんいるからと明言を避けている。とりあえず大統領選に集中していることを強調して、議長職に対して明確な否定はしていない。
アメリカ憲法では、下院議長およびその他の役員を選任するとしか書かれていない。共和党には、2年を超える禁固刑が科される可能性のある重罪に起訴された人は、下院議長を務めることができないという党内規則がある。
反トランプ派はトランプ前大統領がその下院議長選に出ることも無理だと反対をしている。その共和党内の規則がなくても、共和党の半数くらいは反トランプなので、民主党が212議席、共和党が221議席なので、下院議長選に出たとしてもおそらく選任されることはない。
今回の解任動議で、ケビン・マッカーシー下院議長が解任されたことで、民主党に有利に動いている。共和党内が割れているので、マット・ゲイツ派と他の共和党議員の間で落としどころを見つけないと、次の下院議長に誰がなっても、また解任動議をやられたら混乱してしまう。
民主党は不法移民が大量に入ってきて大変だから、国境の壁を作るための予算を作るために、バイデン政権側が共和党内の民主党寄りの議員を抱き込んだ方が良いと動き始めている。
トランプの名前が浮上しているけれども、どちらかといえば民主党の方が有利な展開になると思われる。
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