韓大統領、ペロシ会見を拒否。中国配慮か!?
2022/08/05、この記事は八月頭の深田萌絵TVの動画から起こしたものです。
■ 韓国大統領、訪韓した米下院議長に会わず
昨日も少し話をしたが、韓国のユン大統領がアメリカの下院議長ナンシー・ペロシとの会見を拒んで、電話会見だけで済ませたのは中国への配慮があったのだろうとか、実は親中なのだろうとか、この弱腰やろうといろいろ言われている。
韓国側は総合的なことを配慮してこうなりましたと説明しているのだが、韓国のメディアは結局中国の顔色窺ったのかと揶揄したり、ネット上でも論調としては韓国の新政権、あれだけ親米親米と言いながら、ここに来て日和ったのかと言われている。
■ 台湾は金を払ってペロシに来てもらった
ペロシがなぜ台湾に来たのかについて、台湾通の玉山富士子さんの投稿からご紹介したいことがある。
こちらのニュースの赤線が引いてある所が『9400万 外交部:長年一韓貫作法』と報道されているが、玉山富士子さんによれば、結局はお金なのだと。ペロシの訪台はただではなかった。台湾はペロシに台湾へ来させるまで9400万元、4億円も払っている。
台湾の報道によれば、ネット民が台湾のネットゴシップ掲示板に、台湾当局は2018年から今年の4月までデファルトワールドグループガバメントアフェアーズ社を通してペロシを16回も説得したと暴露していると説明されている。
このデファルトワールドグループガバメントアフェアーズ社、ロビー活動団体を通じてペロシに何度もアプローチしている。しかも16回のアプローチをしている。
その会社にお金を出したのは、米国台北経済文化代表処が8回、経済部が2回、経済部国防局という貿易部が3回、そして民進党の党から3回で、16回かけてペロシを説得するためにロビー活動に費やした費用は合計9400万台湾元、約4.2億円。この他にさらに毎月22,000ドルを支払わなければならなかったと書かれていたと報道されている。
この事が公になって、台湾の外交部は、これは長年のやり方であるとコメントする一方、このような投稿は台湾社会の団結を分裂させ、国民の政府への信頼を破壊していると、コメントしていると玉山さんは指摘されている。
これは総合的にどのように見るべきかと言えば、ペロシが台湾を訪問したのは彼女の正義感ではなくて、彼女が自ら喜んで行ったというよりは、台湾が2年かけて億単位の金を投入して、ペロシに来て来てと何度もロビー活動をして呼びかけた結果であるというのが、台湾のネット民の見方だ。
なんだこの茶番と。ペロシが台湾のためにやって来たではなく、お前らが金払っているのじゃないかと言われている。
しかも金払って来てもらった挙句に、TSMCにアメリカ政府も金を出してと言う話をどうもしているようなのだ。なんだナンシー・ペロシにいろいろとロビー活動で金が流れて、それが最終的にTSMCの利益として帰ってくる為の工作活動だという見方もある。そのように台湾国内で見ている人がいる一方で、韓国は自分たちの国も半導体立国なので、台湾という半導体立国がロビー活動で金を流しまくったナンシー・ペロシが訪韓してきて、私たちと一緒に半導体やりましょうと言われると予測している。
■ 韓国大統領は米親韓派に配慮
ただし韓国に対しては、アメリカはその前にジーナ・レモンド商務長官などの真っ当な、TSMCのおかげで半導体が調達できないという怒りの反TSMCチームとかなり話をしてきているので、このタイミングでナンシー・ペロシと直接ユン大統領が会うのは、逆にこちらの反TSMCの派閥のアメリカの政治家を怒らせることになってしまう。だからと言って米下院議長に会わずにそのまま門前払いするのは失礼に当たるから、一応電話会談ぐらいにしてお茶を濁しておこうという苦肉の策での電話会談になったのではないのか。
というのが韓国大統領府の広報首席秘書官が、記者団に答えた国益を総合的に考慮し決定したというのが、直接会見せずに電話だけで済ませたというこの回答の答えだと思う。
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