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現役経産官僚「南海トラフ地震はウソです」

2024/09/09

//www.youtube.com/watch?v=epnbNUS65hg&t=552s

(深田)
皆さんこんにちは、ITビジネスアナリストの深田萌絵です。今回は『南海トラフ地震は大嘘!』について、現役の経産官僚が暴露してくれます。よろしくお願いします。
越境3.0というYouTube番組を運営されている石田和靖さんはご存じでしょうか。彼が先日アイスランドに行かれたのですが、その時に世界遺産のシンクヴェトリル国立公園を訪れたそうです。そこではプレートの割れ目が見られるそうなので、「藤さんはないと言っているけれど、プレートはある」という話になったのですが、そこを少し掘り下げて頂きたいと思います。

(藤)
私自身は地震学の専門家ではないので、私の尊敬する角田史雄先生にこの件を伺いました。

(深田)
書籍『南海トラフM9地震は起きない』を一緒に書かれた方ですね。

(藤)
そうです。先生によれば、シンクヴェトリルの場所は基本的に断層だそうです。日本でも、断層に水が入って川になることがありますが、それと同じものです。

(深田)
断層とプレートは何が違うのですか。

(藤)
それが比較できないのです。実はプレートには明確な定義がないですし、人類は未だプレートを見たことがないのですよ。

(深田)
では、断層の定義はどうなのでしょうか。

(藤)
断層は地面の大きな裂け目です。
このシンクヴェトリル国立公園も、地殻活動により地面が隆起したり、隆起せずに谷間となったりしてできた場所です。これがプレートだとするならば、日本には多くのプレートが存在することになります。おそらく観光キャンペーンとして「プレート」と言っているだけでしょう。ロマンがありますからね。しかし、学者が認定しているものではないのですよ。そもそも、それまでなかった「プレート」という概念は50年前くらいに急にでてきたのです。

(深田)
ユーラシアプレートと他のプレートがぶつかり合うのがアイスランドだという話がありますし、地球上には十数枚のプレートがあるという説がありますが、それについてはいかがでしょうか。

(藤)
十数枚というのも怪しいのですよ。プレート説が出てから50年以上経っているのに、なぜプレートの枚数が確定していないのか不思議です。

(深田)
プレートの厚さはどのくらいなのでしょうか。

(藤)
だいたい50kmから100kmと言われています。しかし、その深さまで掘ることはできないですよね。

(深田)
石油は何kmくらい掘るのですか。

(藤)
せいぜい1kmくらいですね。極端に言っても10kmくらいです。100kmなどは到底無理ですね。
不思議ですけど、人類は140億光年先の宇宙のことが分かっても、自分の足元のことはほとんど分からないのですよ。石油開発でも衛星からリモートセンシングを使って掘削場所を推測するのですが、100万年単位で移動するので、掘ってみるまで本当に石油があるかは分からないのです。

(深田)
石油は化石由来ではないという説もありますよね。

(藤)
ありますね。実はマグマからできているという説もありますが、その根拠は日本なのです。日本のような火山の国で、少量ながら石油が出てくることがあるからです。通常は砂が固まってできる砂岩から出てくるのですが、日本には砂岩はほとんどないのです。マグマが出てきてぜんぶ花崗岩のようになってしまいますから。

(深田)
確かに、石油が出る場所が砂漠地帯のようなイメージがありますね。

(藤)
そうです。しかも、温度が上がると石油は天然ガスに変わるのですよ。それなのに、日本のようなありえない場所から少量とはいえ石油が出るので、金と同じようにマグマからできるのもあるのではという説を、ロシアの学者は唱えている人が多いです。

(深田)
化石層とは違うところから出てきているということですよね。

(藤)
マグマですからね。

(深田)
地震そのものもマグマでしょうか。それとも地熱ですか?

(藤)
マグマの場合もありますし、マグマから伝わった熱で地盤が割れることもあります。

(深田)
政府は南海トラフ地震があるかもしれないと言って、岸田首相が予定を急に変更するほど警戒していましたが、あれはどうなのでしょうか。

(藤)
私は科学的な根拠に基づいてお話ししているので、個人的に岸田首相を批判しているわけではありませんが、首相も専門家の意見に従わざるを得ないですよね。

(深田)
たしかに、学者から神妙な顔で「南海トラフ地震の懸念が」と言われたら、首相もそれに従うしかないですものね。

(藤)
そうですね。日本は、ほとんどの人がプレートを信じている「プレート真理教」ですから、それは致し方ないと思います。
 
(深田)
南海トラフ地震の話はよく出てきますが、これはどこかからお金が出ているのでしょうか。

(藤)
政府から出ていますし、国土強靭化計画にも予算が組まれています。特に和歌山県には多くの予算が流れているという話もあります。

(深田)
南海トラフ地震が起きる可能性が一番高いと言われているのは、どこでしょうか。

(藤)
それが分からないのですよ。南海トラフ地震といっても、実は3つの地震に分かれていて、東海地震、東南海地震、そして南海地震があります。それまではそれぞれM8想定の地震だったのですが、2012年に無理やり結びつけて、同時に起こるとされるマグニチュード9の地震がフィクションとして誕生したのです。

(深田)
マグニチュード9の地震がフィクションですか。

(藤)
そうです。そんな大規模な連動地震が起こることはないと言っている学者がほとんどです。そんなことを言っているのは素人だと。ただ、そのような説を唱える学者が本を出して影響力を持っていらっしゃいますからね。

(深田)
しかし、いろいろな嘘が流れていますよね。政府主導の嘘が多いですよ。

(藤)
大した悪人はいないのですけれどね。それまでは予知研究だと大体100万円単位の予算しか下りなかったのが、1970年代に当時の運輸大臣だった中曽根さんが「予知の実施計画と言えば予算が増えるぞ」と言った瞬間に、予算がどっと流れたのですよ。東海沖地震の関係で、ものすごくお金が流れました。地震学者たちはそれに味を占めて、予知の実施計画として予算を貰うようになっているのです。最近だと、国土強靭化とか南海トラフの大地震が起こるということで、それに悪乗りしている地震学者が増えてきているのですよ。

(深田)
「南海地震はある」と言った方が儲かるのではないでしょうか。

(藤)
2011年の東日本大震災まではマグニチュード8くらいしか起きていなかったのですが、東日本大震災でマグニチュード9の地震が起きてしまったのです。日本の地震学者は誰もその規模の地震を想定していなかったので、みんな「想定外」と言ったのですね。
そして、2012年から「南海トラフM9地震」が登場してきたのです。もう二度と「想定外」と言わなくてもいいように、ほとんど起こりそうもないフィクションのような地震を作ってしまったのですよ。

(深田)
「想定外」と言ってはダメなのですか?

(藤)
「想定外」というのは地震学者にとっては恥だと思ったのですよ。だからもう「想定外」などと言わなくてもいいように、非常に広範囲な想定を作ったのが、この南海トラフ巨大地震の実態です。
更に、2012年前後に想定震源域が西に広がっているのです。今年8月8日に起きた日向灘沖の地震は、2012年の改定前までは想定震源域に入っていなかったのです。改定後に想定震源域に入ったので、今回大騒ぎになったのですよ。学者の中には、「日向灘沖を震源域にするのはおかしい」という声はあります。

(深田)
この書籍「南海トラフM9地震は起きない」によると、「プレートの枚数は現在も確定しない。」「プレートが衝突したり沈み込んだりするとされている場所から、2000km以上も離れた中国内陸で起きた四川大地震は説明できません。」とありますが、四川大地震は説明できないのですか?

(藤)
太平洋ユーラシアプレートから2000km以上離れていますし、ヒマラヤでプレートがぶつかると言われている場所からも同じくらい離れています。ですから、プレート境界面で大きな地震が起きると考えた場合、どうしてそんな場所で大地震が起きたのか説明がつかないのですよ。

(深田)
「プレートとプレートがぶつかる所で地震は起きる」ということだと、たしかにおかしいですね。

(藤)
日本のメディアも、その時に「なぜ地震が起きたのでしょうか。プレートが関係しているのでしょうか。」と質問してくれれば良かったのですが、質問しなかったので地震学者たちも答えを出さないままですね。最近でも四川やその周辺でまた地震が起きていますが、四川省は昔から地震が多い地域なのですよ。

(深田)
あの辺りには火山があるのでしょうか。

(藤)
あります。ですが、火山があっても活火山ではないこともあるのですよ。マグマに熱が溜まるということがあります。四川省には楊貴妃が入ったと言われる温泉があるらしいのですが、温泉があるということは地下に熱がある証拠ですから。
四川大地震が起きる一年前の2007年に、インドネシアのスマトラ島でM8.5の地震が起きましたが、角田先生は、当時、自身が想定した熱の流れで四川省の方に行くだろうと、埼玉大学の学生の前で予知していました。

(深田)
詳しくは、書籍「南海トラフM9地震は起きない」をお読みいただければと思います。

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