【総裁選】 岸田首相の高市早苗潰し策がエグイ!?
2024/07/28
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いよいよ近づいてきた自民党総裁選で、岸田氏が例のエグさを発揮してきたことが報道されている。この件について、まずはザクザクのニュースから紹介する。
「自民総裁選、高市氏出馬封じ報道。選挙管理委メンバー選び、候補の推薦人になれない、岸田派ゼロの異様。無派閥から最多5人」という報道である。
自民党は26日、岸田文雄首相の党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選を統括する選挙管理委員会を事実上発足させた。メンバー11人は岸田首相が指名し、同日の総務会で報告された。この顔ぶれについて、高市早苗経済安全保障担当相の出馬封じとの報道が出ている。事実なら、岸田自民から離れた岩盤支持層のさらなる怒りを招きそうだ。
「岸田派ゼロ。総裁選管、半数が無派閥メンバー選出。地域を考慮、推薦人と両立を期す。高市氏の出馬封じ」
日経新聞は27日、このような見出しの記事を掲載した。選挙管理委メンバーは、以前は派閥のバランスに配慮して均等に人選されていた。ところが今回は派閥裏金事件を受け、無派閥から最多の5人を選出し、最大派閥だった安倍派から3人、麻生派、茂木派、二階派から各1人を選び、岸田派の起用は見送った。メンバーは中立性の観点から総裁選候補者の推薦人にはなれない。11人の中には、前回2021年総裁選で高市氏の推薦人だった黄川田仁志氏と片山さつき氏が選ばれており、日経新聞は「高市氏に近い議員が出馬封じと反発している」と報じた。
これに対し、党幹部は「そんなことは意図していない」と反論しているという。ただ、保守層に根強い支持があり、全国各地で開催している講演会が毎回大盛況であるという高市氏に近い議員が2人も選ばれ、岸田派ゼロというのはやはり異様だ。ベテラン議員は、「岸田首相は再選に執念を燃やしているが、内閣支持率は危険水域に低迷し、党内からの退陣圧力も強い。菅前首相ら非主流派は動きを活発化させ、裏金事件で粛清した安倍派議員の協力も期待薄だ。この人選では高市潰しの疑いが持たれて当然だ」と語る。
岸田氏のこれまでの残酷物語といえば、これまで散々お世話になった古賀氏を自分が首相になった瞬間に切り、そして散々ゴマをすってきた二階氏も潰し、更に今回は高市氏を封じることをしているわけで、萩田氏と気が合うだけあってすごいと思う。
岸田氏は、自分が上り詰める間は散々お世話になった人たちでも、党のトップである首相になった瞬間に、全員をバサッと切ってしまった人である。安倍派の力を借りて総裁になったにも関わらず、萩生田だけ残しておけばいいという感じで安倍派も切ってしまった。今回も、高市氏は元々ライバルだし、保守岩盤層から人気があるので、先に潰しておくための布石なのだろう。
しかし、やることが本当にせこい。高市氏を応援しているとかいないとか、そういうことを抜きにしても、フェアではない。このような高市封じをするのは、おそらく萩生田氏も絡んでいると思われる。萩生田氏にとっても高市氏が最大のライバルでもあるからだ。
高市氏が萩生田氏にとって最大のライバルである理由は、台湾利権を巡る争いが背景にある。TSMC利権やNTT利権は台湾絡みであり、萩生田氏がここを牛耳ろうとすると、金美齢氏と深い仲にある高市氏の存在が邪魔になるわけである。
国民からすれば岸田氏が再選されることこそが脅威なのだが、岸田氏としては高市氏の人気が脅威であり早めに潰しておきたいというところで、萩生田氏と岸田氏の目論見が一致したのだろう。
総裁選を運営するメンバーは議員から選ばれるが、その中に高市氏に近い人を入れ、高市氏を支持する人が集まれない、呼びかけ人として入れない、推薦人になれない、出馬すらできないように、先に潰しておこうという動きなのではないかと言われている。これはあり得る。
するとどうなるか。岸田氏はフォーエバー岸田路線で出馬を画策していて、次に誰が出てくるのか戦々恐々としている。石破氏が出てくるのか、加藤勝信氏を萩生田が押すのか、河野太郎が麻生氏を説得できなくても出てきてしまうか。小林鷹之氏も出る可能性がある。岸田氏は、色々な候補者が出て投票先が散れば現職である自分が有利になるという勝手な思い込みがあるのかもしれない。
岸田氏が最大の強敵であると踏んだ高市氏は、菅氏にも嫌われているために敵が多い。その一方で 加藤勝信氏や小林鷹之氏には敵がいない。河野氏には敵となる彼を嫌う勢力もある。石破氏は一般党員からは人気だが、やはり嫌う勢力が存在する。
というところで、混迷するのは見えている。そして混迷すればするほど自分に勝機があると算盤を弾いているのが岸田氏なのかもしれない。
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