見出し画像

2-2熊本県「毒・発癌・重金属含有量は不知。TSMCの汚染排水は菊池川に流します」

2024/09/13

//www.youtube.com/watch?v=q0UQ4ptvdaE&t=2s

台湾の人たちは、世界一の人工透析率で10万人以上の患者がいる。それだけの被害を出したくなければ止めるべきだ。断るべきである。しかも、年間400万トンの水を地下から吸い上げると言っていたのに、ダムの水まで横取りするのはおかしいじゃないか。

ここに現状の課題があげられている。
「世界的半導体企業であるTSMCが進出するセミコンテクノパーク周辺地域では、本年2月にTSMC関連のJASM第一工場が開所し、さらに第二工場についても、第一工場の東側隣接地への立地が発表されるなど、今後更なる半導体関連企業の集積に伴い工場排水の増加が見込まれている。」

第一工場の隣の第二工場に建てたならば、(合計すれば規定平米数を超えるので)環境アセス逃れの法令違反だろう!と突っ込みたいが、続きを読んでいく。

「昨年度から工場排水を処理するための下水道事業である特定公共下水道事業について、当該箇所への新規採択を認めていただいたところ、
事業実施に際して、企業の操業までの限られた期間で大規模な下水道施設の整備が必要となる。このような状況を勘案し、国において、昨年度必要なインフラ投資を追加的に複数年かけて安定的に対応できる機動的な仕組みとして、通常予算とは別枠となる「地域産業構造転換インフラ整備推進交付金」を創設いただいており、引き続き、最大限の財政支援が不可欠である。
また、本県初の特定公共下水道による処理場整備となるため、生活排水と性状が異なる工場排水の適切かつ確実な処理方法や、官民連携による効率的かつ効果的な事業手法等について、技術的な支援が必要。」

生活排水と性状が異なる工場排水の確実な処理は、おかしいだろう。工場が下水道に水を流す時点で、水質汚濁法、下水処理法の二つの法律の基準を満たさないといけない。性状が違ってはいけないのだ。生活排水と性状が異なってはダメで、そんなものを出してはいけないわけだ。

熊本県に、その性状の異なる排水が何かを教えてくださいと、以下の文書の開示をお願いした。
①    「3下水処理場の整備」の「要望事項」の半導体関連産業の集積促進に伴う排水対策への財政的・技術的支援」に関して、【現状・課題】に「技術的な支援が必要」とされた「生活排水と性状が異なる工場排水の適切かつ確実な処理方法」に関して、熊本県がJASM 及びソニーセミコンダクタから入手した「工場排水」に関するすべての文書
②「生活排水と性状が異なる工場排水の適切かつ確実な処理方法」に関して熊本県が作成した「課題認識」に関する文書

すると「行政文書の不存在による不開示決定通知」という通知書が出てきた。熊本県知事の木村さんの印鑑が押してある。この人は、売国奴じゃなくて殺人鬼だ。「行政文書を保有していない理由」としては、「作成または取得してないため」という回答になっている。意味がわかりますか。こんな最低な県はないだろう。

これから毒を撒き散らすから、その毒の処理の仕方を指導してほしいと中央政府にお願いしておいて、それに関する書類は一切ありません。国民に見せるのもありません。これ無いはずはない。無かったら、どのように処理していいのかという技術的な指導をしてくれとか、予算をつけてくれとか、そんなことは言えないはずである。その書類ひとつもなしに国民の血税だけ申請するとはどういうつもりだ。どれだけ取ろうとしているのか!

予算申請しているのに工場排水が何かわからないってなめている。なめられているのは私たち日本国民、そして熊本県の地元の人たち、何も知らない漁協の人たちだ。

更に、熊本県の木村知事はこんなことをお願いしている。TSMCによる、地元民の農業用水を横取り支援してくださいというお願いだ。本当に最低な人たちだ。

地下水を汲み上げると言っていたのだが、「半導体関連産業の集積促進に係る新規工業用水供給への支援」の1に「JASMが、局地的な地下水採取量の大幅増加による地下水位低下等への影響が懸念されている。」とある。無いと言っていたが、やはりあるのだ。
ずっと地下水が増えているから減りませんという嘘を一生懸命この一年、二年流しておいて、ここで自白しているのだ。

「こうした中、河川水を水源とする有明工業用水道の未利用水を活用した工業用水供給を事業化し、現在、配管ルートや浄水場建設地の選定等を進めている。」これは、川の水を使わせるということだ。年間400万tの水を地下から吸い上げだけでは足りないから、川の水もくれと。TSMCがぶがぶ水を取り上げている。

そして、3、民間活力の活用。こういう意味が分からないのに、何となくポジティブに響く言葉は大体毒です。
3、「民間活力の活用や既設の農業用パイプラインの利用によりコスト縮減や工期短縮を図るものの、浄水場等の整備には多額の初期投資を要し、供給単価が高額となることから、国による継続的な財政支援が不可欠。」

農業用パイプラインを使うと、農家の人たち困るだろう。農家の人たちが使う水を横取りするな。我が国の食料自給率、カロリーベースで38%。そして今年は米不足で、ただでさえ農家の皆さんのご協力が必要なのに、菊地知事は、私たち日本国民が食べるものを心配しないのか!と言いたいところだ。

そして、4。「地域産業構造転換インフラ整備推進交付金が創設され、熊本県が行う工業用水道の整備が支援対象とされたところであり、半導体の安定供給確保に向けた国家プロジェクトの一環として、引き続き、国を挙げての最大限の財政支援をお願いしたい。」

その値段は150億円だ。そのお金を一度でも農家に配ってみろと思った。本当に最低な国の最低な工場計画だ。農家の人をいじめて、いじめて、いじめぬいて、今度は水まで取り上げる。本当にひどい詐欺が、熊本で進行中だ。

問題はJASMのアセス逃れだ。環境影響評価法を対象外とするために、住所をみんなに教えなかったり、アセス逃れをいろいろやっている。そして、川の水を横取りする。50年ぐらい前に取った水利権者の水利権を付け替えて、水の流れを変更して、それをJASMに使わせるということを菊池川漁協に内緒でやろうとしていた。それがバレたので菊池川漁協に怒られた。

しかも、毒の水を菊池川に流しましょうと、今、菊池川が第一候補になっていると。ただし、TSMCはどんな毒を排水するのかは、秘密保持契約があるから、熊本県はそれを住民に開示することはありませんし、その普通の生活排水とは性状の異なる排水がどのようなものかという文書は持っていません。作成していません。取得していませんとして、それが何なのかわからないけれども、何だかわからないものの排水をするのに、国に何百億ものお金を申請しているということが行われている。


ITはもはや民間が軍事を超え、IT技術を制する者が世界を制すという国際マフィアと国際政治の世界。
深田萌絵メルマガ「世界とITのヤバい話」では、日米中のニュースを中心に、IT起業家と元アナリストの視点から多角的に解説。
他にも、紙面ではなかなか取り上げられにくい幅広いお話ができればいいなと思っています。
よろしければ、ぜひご購読ください。


■ 深田萌絵ブログ
http://fukadamoe.blog.fc2.com/
■ X(旧:Twitter)
https://twitter.com/Fukadamoe
■ Facebook
https://www.facebook.com/moe.fukada.35
■ youtube
https://www.youtube.com/channel/UCJD2JwJNPzi1qcLizxmxbJA
■ 深田萌絵note
https://note.com/fukadamoet



いいなと思ったら応援しよう!