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第二回WCH議員連盟総会を終えて

2023/12/21

https://www.youtube.com/watch?v=66SSqxaV6yQ

(深田)
医療問題アナリストの吉野先生に、WCH議連の振り返りを語っていただきます。先生よろしくお願いします。

(吉野)
この間、深田さんも初めていらっしゃったのですね。僕は第一回目の時に出させていただいて、あの時もちょっと吠えたのですが、あのステークホルダーというのは何だというのは知っていたのですけど。
僕いつも定義と歴史ということを言っているのですけども、定義なき議論が多いじゃないですか。
 
もう定義がないので、何でもそうなのですよね。例えば原発の反対だとか、憲法九条がどうのこうのというのも、憲法九条はどうなのですか言えますか、言ってくださいと言うと、言えませんとかいう人たちが賛成したり、反対している。
 
今回もパンデミック条約ですよね。これに関してどうですかというのをWCHの原口先生が言っていたのですけど、僕が最初に見たチャプター1、イントロダクションのところがあるのですけれども、第一章の導入というところです。
 
そこに第一章use of houseと書いてある。僕は学者ですから定義はすごく大事で、例えばアミノ酸という定義だとか、クエン酸という定義があって、その定義ではないことを喧嘩しても仕方がないわけですよね。なので、必ず最初に確認したいのですけども、これに関してはこういう定義でよろしいですよねと学会でやるのですよ。
 
それで見た時に驚愕したのは第一章use of houseと書いてあるのですね。これは第一章用語の使い方という日本語で言うと約束ですね。用語の使い方ではなくて用語は用語なわけですよ。ですから何やねんこれと一番最初にもうびっくりしたほうがいいですよね。
 
このパンデミック条約、WHOのパンデミック条約について、どのような目的でこの用語を使うのかということなので、結論から言えば、パンデミック条約のためにどういうふうな言い方をすれば、うまくこの条約が使え回せるのかという話ですよね。
 
そうなると一番大事なのは、僕はこのパンデミックだと思ったわけですよ。パンデミックというのは、もともとやはり定義があって、最終的には「国境を越えて感染症が広がって止められなくなっている状態」ということなのですね。
 
ところが全然そのようなことは書いていないのですよ。例えば、いろいろな病原性が出たりとか、変したりするということがグローバルに世界的に広がるという意味である以下云々というのが、細かく書いてあるのですけど、ここは許容できるのです。
 
おかしいのは、経済的な困難とか困窮をもたらしていることをパンデミックと言うのだと言ったら、もうウイルス学だとか要らないわけですよ。

(深田)
ウイルス学などではなく、何かそれ経済学の話なのじゃないですか。

(吉野)
金が立ち回らなくなっているって、結局この後もずっと薬だとか機械だとかというのが出てきて、それをどういうふうに当てはめるかというのが出てくるので、結論から言えば、ワクチンをどうやって開発して、それを流通経路に向けて世界中にバラ撒くかみたいなことが、use of houseに書いてあるのですよ。
 
これはおかしい。感染症なのだから感染症とはどういうものなのか、例えば新型ウイルスが出てしまった時は、どうやって判定するのだとか、その検査法はどういうものがあるのかと言うのなら分かるけども、結局金の話なのですよ。

(深田)
いや、本当にこれびっくりしました。契約書は私も海外で仕事しているのでわかるのですけど、最初のページって定義から始めるのですよ。

(吉野)
だからこの間も定義だと言ったら、前の方の人がね、いや、訳と違いますよとか言うから、いや、訳の意味で言っているのではなく、本物を見て言っているのだという話ですよ。
 
もう本当にこれね、強調したいのですけど日本の良い文化でもあるのですけれども、全部英語とかフランス語とかドイツ語を日本語訳にして教科書を作るという文化は日本だけなのですよね。
 
韓国も大学は全部、もうほとんど英語だし、中国の北京大学に行ってもみんな原書で勉強しているのですよ。それはそれで素晴らしいことだし、間違いが出ないからいいのですけど、日本人はあらゆる言語を日本語化する能力をもともと持っていて、漢文もだから、『日本書紀』が漢文で書いてあると思いますね。それができる民族なので日本語にしちゃうのですよ。そっちを見てこう議論してしまうのですよ。
 
憲法学者さんたち出来てしまった、もともと原文の英語の日本国憲法を、その日本語で議論しているのと同じですよね。

(深田)
これね、めちゃくちゃおかしいなあと思ったのが、厚生労働省が用意していた訳のページもありましたよね。訳もめちゃくちゃ面白くて、「パンデミック予防及び公衆衛生サーベイランス」て、なぜここがカタカナなのですか。監視でしょう。監視と書きなさいよと言ったらですね。いや、これは監視という意味ではなく、調査みたいな意味なのですみたいな。いや、それだったらサーベイランスではなくモニタリングという言葉を使いますよね。

(吉野)
このこれもユニバーサルヘルスとかいうのですね。これは本当の意味だと、世界的な、あるいは国際的な健康ではないですか。これ後にもワンユースとかユニバーサルヘルスというのは、彼らが言っているヘルスなのですよね。なので、それは日本語に訳してはいけないのです。
 
サーベイランスそうなのです。彼らが監視しているサーベイランスなので、例えば東京都、あるいは千葉県が計測して出てきたというので、このぐらいの患者さんがいるのですよというのではなくて、WHOがやっているやり方で出てくる、もっと言うとPCRの専門家だから言うけども、PCRでRNAを1を2、2を4、4を8と増幅をかけてスレッドホールド値と言うのですけど、だいたい20回から25回ぐらい増幅すると、無いものが出てくる。それによって監視せよということなのです。
 
だから彼らがワンヘルスとかサーベイランスとかパンデミックというのは日本語訳してしまうと、正しい意味になってしまう。彼等にとって非常に困る英語になるのですね。
 
だから普段から僕は必ず原書で読んでくださいとか言っているのは、そういうことなのですよね。これはおかしいでしょ。

(深田)
おかしかったです。しかも私が本当におかしいなあと思ったのがですね。日本はなんとこの公衆衛生監視の議長国なのですよね。だから、その監視システムの半導体チップは実は日本が強くて、ウイグルの監視システムのチップもかなり日本製品なのです。
 
だから実は世界観システムは、日本が中国と連携して何か作っているのではと思っていたのがここで使われるのだって。パンデミックを理由に、病気が広がらないように、この日本が作った技術で世界を監視しましょうというのが、ここで何となく盛り込まれているのではないかなと思いました。

(吉野)
もうこれを見ているとなんか例えばね、ブリーフィングセッションとかね。それからワンヒルスもそうですよね。こういうねロジスティクスとかもそうですよね。こればぜ翻訳しないのかっていうと、彼らの定義なのですよね。そこを訳してしまうと本当に正しいに意味になっちゃうとバレちゃう。

(深田)
いや、本当に技術移転とか、この利益配分とかって、これ何、パンデミックに関係あるのって、資金調達とかね。これ見ていてビジネスプランじゃないですかと思います。

(吉野)
現時点で今もし本当にパンデミックが起こった時に、WHOがパンデミックだという風にするためには、あの事務局長のテドロスさんがパンデミックだと宣言したらパンデミックになる。
 
2020年の3月10日に、テドロスがこれは明らかにパンデミックであると言って世界中が動きだしたのですよ。その条項は当然これにも入ってないし、日本もこの間もそうでしたよね。外務省と厚生労働省の役人に「定義は」と言ったら「無いです」と応えた。

(深田)
あの時、エエッと皆でなりましたよね。私も今日改めて厚生労働省の方にですね、パンデミックの定義は何なのですかと聞いたら、非常に曖昧な答えが出てきました。
「我が国のパンデミックの定義は、国立感染研究所感染症情報センターのホームページによると、パンデミックという言葉のもともとの意味は、地理的に広い範囲の世界的流行および非常に多くの数の感染者や患者を発生する流行を維持するものと承知しております。」という回答で、曖昧すぎて。

(吉野)
だから結局だから、例えばある一定区域に発症率何パーセントぐらいで患者が出ているということですよね。それから今度は感染の速度なのですよ。これがどのぐらいのスピードで増えているかというのと、どのぐらいのスピードで距離が伸びるかというのがあるのですよ。これが定義だったのですよ。

(深田)
そうですよね。何か数値目標というのは数値の定義でないと理解できないですよね。

(吉野)
結局それは数理医学というのですけどね、当時北大の西村さんという人が、このままでは42万人が死ぬとか言うのは、実はこの計算式を彼は用いているのですね。ある一定のところで計測していて、患者の数が例えば増えたとしても封じ込めができていれば、それはパンデミックにならないわけですよね。
 
なので、この患者さんが増えるというのは、外に広がっていく速度というのが必要なのですよ。それから彼は計算式にしてそれを当てはめると、このままでは42万人死ぬと言った。
 
あの計算の欠点は、獲得免疫ができて減るというのが数値化されていないからなっちゃうのですけど、実際そんなには無かったのですけども、いずれにしてもですね、その数学的にやることをしないとできないわけですよ。

(深田)
そうですね。モデルがないと定義ができないですよね。

(吉野)
検査法も書いてないじゃないですか。検査法は答えから言うと無いです。高原体抗体検査というのも絶対じゃないので、だからこれも本当におかしいなものなのです。
 
ただ、これを何も分かってない国会議員の方たちにですね、その役人が示して、じゃあ国会で議決とかになる可能性があったので、原口一博先生がこれはまずいと議連を作ってくれたので、本当にこの功績は大きいと思います。

(深田)
本当にすごいことです。本当に原口先生がこの議連を作ってくれなかったら、誰も何も知らないうちに、結局前回と同じように、皆に注射をズバズバ打つ社会になる。同じようになって。

(深田)
いや本当にこの日本でWCH議連みたいなものが発足できるなんて、夢にも思わなかったので本当に嬉しいです。

(吉野)
原口先生もね、ご自身もワクチンでご病気になられて、それで目覚めた処もあるけれども、ぼくも原口先生がご病気になられたので、ご縁があって治療で知り合うことになったのですけど。本当に良いことも悪いこともきっかけがあったのでね。このことをうまく利用してどんどん広げてね、議連だけじゃなくて、柳沢先生たちがお作りになっているので、日本中でどんどんタウンミーティングみたいにして講演をするとか、わかっている人たちがいれば、もう同時多発的に北海道とか九州とか大阪、東京でもやればいいので、どんどん知らしめるべきだと思います。

(深田)
はい、本当にそう思います。視聴者の皆さんも本当に吉野先生のようにですね、いろんなことを勉強して、吉野先生から学んでいただいてですね、どんどん周囲の方にこのWCH議連の存在であるとか、パンデミック条約の危険性、IHR改正のリスクなどをですね、周囲の人に広めていただければと思います。

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