中国企業倒産続出、EV車バブル崩壊か?
2023/08/31
https://www.youtube.com/watch?v=XS9gDHKJm20
■ EV車のバブル崩壊
先週のウォールストリートジャーナルで、「EVバブルの崩壊が始まった」という社説がでた。
バイデンのエコレフト政策で推進されていたEV車バブルは、世界中で推進され、ガソリン車を止めてEV車にしようと大々的に進められてきた。
しかし、EV車は事故に遭った時に漏電している可能性があり、人を助けてはいけないと仕事上でレクチャーを受けたことがある。
火事になった時も、中途半端に水をかけると燃えてしまう可能性があり、完全にバッテリーの中の火が沈下し切るまで、大量の水をかけ続けなければならない。
中途半端に水をかけるのを止めてしまうと、また発熱して一時間後に燃え始めるという物でできている。
しかも、リチウムイオンバッテリーの電極は熱反応で、酸素を自ら供給しているので、酸素を遮断しても燃え始める。熱で自ら燃えてしまう。かなり危険なのである。
EV車は充電にも時間かかり、急速充電するにも設備が足りないと充電渋滞が起こる。スウェーデンのようなEV車の普及率が高いところでは、やはり充電渋滞が発生している。
2020年の菅政権時にガソリン車をゼロにしようという発言に対し、当時のトヨタの社長が、EV車はエコではない。どれだけの電力を使うのか分かっているのですかと怒りながら説明していた。
■ EV車による中国の世界支配戦略
EV車を推進する理由には、中国の世界支配戦略の一環としていた実態がある。
EV車を推進するには、何処でも充電できなければならない。そこで中国共産党は、世界中に電気が使えるように送電網を繋ぎ、グローバルスーパーグリッドで中国国家送電網の構築を推進している。バイデン政権も進めていた。
そこで必要なのがエコではない太陽光パネルであり、グローバルスーパーグリッドを世界の各国と繋ぎ、ファーウェイ製品を沢山使用することで、世界中の「何処で、誰が、いつ、どれだけ」の電力を使っているのかを常に監視し、気に入らない者の電気をいつでも落とせる状態にする。
EV利権のバブル崩壊の兆しは、ここ数年で中国国内のEV企業が400社くらい倒産している。
日本でもEV車は普及が進まず1.7%くらいだ。アメリカではEV車を一台売るのに、ガソリン車よりも3倍以上の時間がかかり、在庫が積み上がっている。
EV車はガソリン車よりも何倍ものチップが必要なので、EV車が廃れればガソリン車のチップ不足も解消される。
資本主義国の上場企業はことごとく共産主義国の中国の言いなりになっていたが、冷静にEV車の市場を分析し、そのニーズと技術を考えていたら、この様なことにはならなかったと思われる。
中国共産党が強気で推進してきた計画経済で、資本主義企業の支配はできたが、市場までは支配できなかった。
■ EV車のつぎは水素自動車なのか
EV車バブルが始まったところだが、はたしてガソリン車に回帰するのか、それとも水素自動車が主流になるのか。
グローバリストたちは化石燃料を使う国を抑えたいので、ガソリン車に戻りたくはない。しかし水素自動車になるとしても、中国共産党の目論見から外れ、ソーラーパネルも、グローバルスーパーグリッドも要らなくなる。水素を生み出すには化石燃料を使うので、グローバリストの資源国封じ込めもできなくなる。
中国はグローバルスーパーグリッドにファーウェイ製品を使い、世界を監視しようとしていた世界征服の野望が潰えてしまうので、本心は水素自動車も嫌っている。
EV車とAIと自動運転はセットで、EV車がこけて電気をあまり使わない車になってしまうと、車の中にたくさん埋め込むセンサーとカメラの監視システムが必要でなくなる。そうすると中国共産党が情報収集をし難くなる。
つぎのトレンドは水素自動車だと思うが、そうなれば自分たちが思い描いていた世界征服の未来図がずれ込んでしまう。はたして二の足を踏むのか、それとも進むのかが見ものである。
トヨタに水素自動車の技術移転を頼んでいたので、一応EV車がこけた時の準備をしていたと思われる。
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