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家族ってなんだろう?

”家族”ってなんだろう。とふと考える。「血が繋がっている」「一緒に過ごしている」「なんでも言い合える」「生まれた時から一緒」「強固な縁」

表現する言葉や説明はいろいろあるのかなと思うけど、「これだ!」という言葉が見つからない。

”親”というのも同時に考える。子供を育てる・守る人、頼る人、躾けをする人、子どもを見捨てない、保護者。

子供の頃は、”家族”という言葉で全てが補われていた気がするけど、大人になるにつれて、”一人の人間”という認識になってきた気がする。

両親が離婚して、母が別の人と再婚した時になんで子どもを捨ててまで違う人のと家族になったのか他人から見たらびっくりするくらい考えた。幼いなりに「なんで」という言葉をずっとずっと「自分一人で」考えて過ごしてきた。

高校の授業で、「誰でも幸せを追求する権利をある」みたいな条文が法律にあることを学んだ。

その時に、そっか。母はこの条文に沿って進んでいるだけなんだと。

少し理解をした。

母の再婚した相手が亡くなり独り身のとなった母は、再婚相手が亡くなって1年ほどで恋人を作った。

そして、その恋人と一緒に私や母の子どもたちとの食事会をセッティング。私は「行かない」といった。

母から私を「母の子」として紹介されるのが嫌だった。

私の成長を全部見てたわけじゃないのに。悩みや苦悩を共有してたわけじゃない。

血縁上「母の子」、それは死ぬまで一緒。

両親の離婚を自分のせいだと責めて続けたのに、いい子じゃないからと、自分は本当の子ではないのではないかと、自分の見えている世界は嘘なんじゃないかと全部否定し続けた日々を知らない母に、母親面して欲しくなかった。

産んでくれたことに関しては、母に感謝しているから、感謝の心は持っているけど、”頼る”ことも”相談”することはない。

こんなこと思ってしまう自分に嫌な気持ちになる。

ごめん。いい子じゃなくて。ごめんなさい。

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