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玉ねぎが嫌いだが、オムライスとポテサラが好きだ。

私は、好き嫌いが多い人間である。玉ねぎ、ネギ、ピーマンが嫌いだが、この好き嫌いがあると、想像以上に生きづらい。

ネギ系は生の匂いと食感が厳しい。例えばコンビニのサンドイッチ。ハムサラダ、ツナサラダ、ポテトサラダあたりにはたいてい生のみじん切り玉ねぎがいらっしゃる。一口食べて口の中いっぱいに広がるオニオンのかほりと、シャリッという食感が私を不快にさせる。噛まずにドリンクで流し込むか、吐き出すかの二択となる。ピーマンはとにかく匂いがNGだ。

この三種の野菜がダメだと、食べられるメニューが非常に限られる。小学校は給食だったが、毎月献立を見るたび、お三方がいらっしゃらない日を探すが、1日あればいい方で基本どなたかがいらっしゃる。つまり、給食の時間は地獄でしかなかった。

当然外食でも、コンビニでも、食べられるものが限られてくる。コンビニでは、何が入っているか書かれているから入っていないものを探して買うことができるが、写真やメニュー名で想像するしかなく、たまに外れて死亡する。その結果、この店で食べるものはコレという感じで、選択肢が非常に少ないため、だんだん飽きてくるのである。

結婚してから料理をするようになったが、そうすると食べたいメニューを自分が食べられる食材や調理法で作ることができるため、食べられるメニューが拡大した。そんなおうちごはんの中で、最強の組み合わせといえば、オムライスとポテサラだ。というか、一番好きなメニューなのに外では食えないので、おうちごはんとして作るしかないのである。

どちらも外食やコンビニだと玉ねぎがいらっしゃる。というわけで、玉ねぎ嫌いでも食べられる、絶品オムライス&ポテトサラダの作り方を(勝手に)紹介する。

▪️オムライス(2人前)
①玉ねぎ1/3とにんじん(皮付き推奨)1/3をみじん切りにし、レンジでチンする。
②鶏モモ肉150g(細かく切れてるやつだと楽、ひき肉でもよい)に酒と味の素を振り、揉み込む。
③ベーコン(適量)を粗みじん切りにする。
④①をフライパンに油を敷いて茶色くなるまで炒める。(要所要所で酒を振り焦げ付かないようにする)
⑤これなら食えるというまで炒めたら、鶏モモ肉とベーコンを投入し、炒める。炒まったら、ケチャップ、塩コショーで味付ける。
⑥そこへごはんを投入し、全体に馴染んだら味見をし、味を調整する。お好みでソースを少し入れてもよい。ケチャップライスを完成させ、器に盛る。
⑦別のフライパンに油を敷いて、卵3個を解きほぐして入れる。菜箸でかき混ぜながら、半熟スクランブルエッグを作る。
⑧ケチャップライスの上にスクランブルエッグをいい感じにのせ、ケチャップでハートを描くなどして、卵の穴などをカモフラージュし、見た目を調整する。

▪️ポテトサラダ(2人前)
①じゃがいも大1個(新ジャガなら皮付きが美味!)の皮をむいて、ラップにくるみレンジでチンし、粗めにほぐす。
②キュウリ1/3をピーラーでスライスし、塩を振ってしばらく置き、水気を絞る。
③卵1個を茹でる。(熱湯に卵を入れ中火で10分。取り出したら割れ目を一箇所入れてしばらく水につける。殻を剥き、卵スライサーで縦横に二回カットし、粗みじんの状態にする。
④ベーコンかハムを粗みじん切りにする。
⑤①〜④を混ぜ合わせ、マヨネーズ、塩、粗挽き黒胡椒でいい感じに味付ける。

調味料の量は目分量で、日によって仕上がりが違うが、味見をしながら、その日うまい!っと思う味に仕上げる。

うまさのポイントは多分(笑)、オムライスは玉ねぎをしっかり炒めて旨味に変え、食感を奪うこと、ポテサラはじゃがいもを潰し過ぎないこと。

あとはアッサリしたオムライスがいい日は、ベーコンなしで鶏むね肉のひき肉だけにするなど、その日の気分や体調に合わせて足し引きすることが大事。また、マヨネーズはお値段高いけど、アマニ油使用のキューピーマヨネーズがうまい。オススメ。

おうちごはんの良さは、食材も味も量も全てカスタマイズできるところにある。自分で料理をするようになって、調理の仕方次第で玉ねぎとネギを少し食べられるようになったので、少し生きやすくなったよ。

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