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夏休みの生活工芸勉強会

3年ぶりの生活工芸グループ主催の勉強会。
内容は和紙・夾纈(きょうけつ)染です。八女和紙を使って4通りの染め方を習いました。
日時 2022年8月24日(水)10時~14時
会場 福岡友の家

きょうけつぞめの歴史や概要の説明

「夾纈」とは板できつく挟むことだそうです。奈良時代以前からあり、昔は布を染めて浴衣などにしていましたがすたれました。自由学園工芸研究所で1930年代から研究を始め、1937年パリ万博に出展して賞を受賞したそうです。

4種類の折り方
今回は模様にこだわって、色は1色か2色で染めます。
まずは屏風だたみから
東さんの実演。初めに角を水で濡らして芯を作ります。板を親指と人差し指できつくつかんで、つけ、染料が上がってくるのを見計らって上げ、タオルで押さえます。
和紙の90度のところを出して、板の端に紙の端をそろえて、、、
聞いたときはわかったと思っても、実際にしようと思うと難しい。
染料の液は熱いし、色のしみ方のタイミングが難しいです。


手つきもよくなってきました。
開いてみないと出来栄えはわかりません。
直角二等辺三角形(45度)と正三角形(60度)の折り方の作品です。
3つ目の染め方、正三角形に枠をつけます。


一人一人、自分で一番良いと思うのを見てもらいました。
これは最後に習った折り方で、30度の角度に折っています。よくできていますね。

最初にきちんと折らないと、図がずれてしまいます。
初めの屏風折は机の上でしますが、三角形に折るときは空中で、角を指できちんと押さえて、正確に。

染色は、毛細管現象を利用して、上がってくるのを待ち、あと1センチのところでさっと上げたり、タイミングが難しかったです。上げたのをタオルで押さえますが押さえすぎてもいけない。

開けてみて形が初めてわかります。
思ってもみない形になったりして、うれしそうな声があちらこちらで。

アイロンは新聞紙に挟んでかける。
接着芯をつけてミシンをかけることもできる。
と、教わり、
4枚ずつできた作品を持って帰り、

皆さん何を作るかな?
袋?箱?ブックカバー?
その後を見るのも楽しみです。

楽しい勉強の半日でした。


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