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2024年プロ野球ドラフト会議指名の流れ

ドラフト会議まであと3日、白球を追いかける球児達にとって人生のターニングポイントの一つとなる「ドラフト会議」。一人一人ドラフト会議にあたりストーリーがあり、選ばれた人も選ばれなかった人も今後の野球人生・考え方が一区切り変化するライフイベントの一種と言えるでしょう。

ドラフト会議に至るまで数々の批評や予想が飛び舞っておりますが今回はそもそもドラフト会議を見るにあたりのルール的な概要や仕組みをおさらいしていこうと思います。筆者の年齢がバレますが我々が学生だった時代は「ドラフト逆指名」なる選手側から希望し入団する制度がございました。

ドラフト逆指名=「希望入団枠制度」と呼称されますが一体現行はどのようなルールかノンリテラシーの方だと分からないかもと思います。現行のドラフトは指名する順位にてルールがございます。指名する順位?と疑問の方も多いかと思いますが分かりやすくカジュアルにドラフト1位の指名にあたっての仕組みを解説していきましょう。

ドラフト1位:入札抽選

入札?オークションみたいなイメージを抱かれる方多いのではないでしょうか、カジュアルにお伝えするとまず最初に12球団が1位に指名したい選手を発表致します。メディアにて1選手に対して何球団も指名される映像を見たことがある方多いかと思いますが、一旦全球団希望選手を発表します。

ドラフト1位発表後他球団と競合(バッティング)しなければ単独指名にて選手を獲得となります、これら事象を野球業界では「一本釣り」と呼称されます。

では競合(他球団と指名選手被り)の場合はどうなるのでしょうか?そうです、仰せの通りでございます。日本古来から均等に平等に公平な制度「くじ引き」を行います。4球団競合すれば4球団の責任者がシークレットボックスに手を入れ選手名の記載があるくじを引けば獲得選手名が無ければ外れとなります。いにしえの制度と比喩されますが公平性の高さを伺えます。

では「くじ引き」にて選手を獲得できなかった球団はどうなるのか?指名終了・・・・ではございません。外した際「再入札」となり、再度獲得希望選手を発表しまた競合すればくじ引きを行い全球団1位指名選手が確定するまで行われます

ここまでの流れが「ドラフト1位入札抽選」の概要となります。では2位以降も「くじ引き」を繰り返すのか?そんな訳ございません。2位以降のドラフト指名のルールは下記の通りとなります。

ドラフト2位(4位):ウェーバー方式

ウェーバー方式とはその年の最下位の球団より指名する方法でございます、日本にはパ(パシフィック)リーグセ(セントラル)リーグ2リーグあるので1年ごとにリーグが変わります。去年はセリーグの最下位の球団が指名を行った為今年はパリーグの最下位(西武)より指名を開始となります。

イメージ例:
パ(6位)⇀セ(6位)⇀パ(5位)⇀セ(5位)⇀パ(4位)⇀セ(4位)

またドラフト2位から下位全てウェーバー方式にて指名を行うと下位球団が非常に有利に働く為3位と5位は「逆ウェーバー方式」が採用されておりドラフト2位と4位は「ウェーバー方式」となります。

ドラフト3位(5位):逆ウェーバー方式

説明不要かと思いますが逆ウェーバー方式はその名の通り、その年優勝した1位の球団より指名していく方法でございます。全球団ウェーバーと逆ウェーバー交互にて指名終了まで繰り返します

指名に関しては、「すべての球団が選択終了を宣言」「全体で指名選手が120人」に到達した時点でドラフト終了とします。本指名ドラフト終了後育成ドラフト指名に移る流れとなります。

育成ドラフト指名のルール

育成ドラフトに関しては育成ドラフト1位より「ウェーバー方式」2位指名「逆ウェーバー方式」交互に繰り返していく流れとなります。
ドラフト会議大好きな筆者にとっては育成ドラフト以降も楽しみの一つであり、「本指名と予想されていた高校生」「大穴大学生」「社会人」他まだまだございますが壮絶なドラマが待ちわびております。

育成ドラフトの際はウェーバー方式から始まるとご認識頂ければと思います。

ドラフト会議を見る方法

ドラフト会議は2024年10月23日(木)16:50~より地上波(TBS系列)にてご覧いただけます。職場にてこっそり知りたい方は日本放送さまにてラジオ視聴をお勧めしております、筆者はいつもテレビにて視聴出来ない為レディコにてこっそり拝聴させて頂いている次第でございます。

皆々様の予想があたり応援している球団の未来を見届けれるよう、こっそり応援していきましょう。我がホークス今回は将来性よりの指名になりそうですが、全体の指名が終えた際にまた記事を続々出していきたいと思います。

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