
海外BLファンは日本のBL作品とどうやって出会ってる?
Xなどで日々オタ活をしていると、海外の言語で二次創作を描いていたり新刊情報にリプライを送っているユーザーをよく見かけます。
言語の壁を超えて日本のBLという文化をこよなく愛する彼女たちは一体どのようにしてBLと出会っているのでしょうか?
今回は中国本土(簡体字圏)・英語圏のBLファンを対象にアンケートを行い、619人のユーザーからご協力いただきました!
特に英語圏は20~30代、中華圏は10~20代のユーザーがメインとなっています。

それでは早速結果を見てみましょう!
今の居住地は?

英語圏ユーザーの居住地は多岐にわたり、全部で49ヶ国から回答が集まりました。
最多のアメリカ(31.4%)を中心に日本のBL文化が世界中に広がっていることが分かり、とても嬉しいです!
中国語圏のユーザーは9割以上が中国本土に住んでいるという結果になりました。
BLファン歴はどのくらい?

BLファン歴10年以上と答えたユーザーが40%以上!
英語圏だけで見ると、およそ半分が古参のBLファンと言うことになります。
一方中国語圏はBLファン歴5年以上という中堅ユーザーが多い印象。
積極的に情報発信をしている海外アカウントやちるちるのユーザーを対象に行ったという背景もあり、新規ファンが少ないのも頷けます。
BLファンということを誰かに明かしている?

SNSの友達や親しい友人に対しては自分がBLファンだということを明かしている方が多いという結果になりました。
ちるちるが以前に行ったアンケート(日本語圏のユーザーを想定)では、10代~50代の92.8%の人は限られたコミュニティでのみBL好きであることをオープンにしているという結果となっていました。
関係性として最も多かったのは「同じ趣味・または趣味の合う友人・知人(ネット含む)」でしたが、その次に多かったのはなんと「家族」!
また、「誰にも言っていない」と回答したユーザーからは「知られることに抵抗はないが同じ趣味の人がいない」との声が多数挙がりました。
広い世界では同士を見つけるのも一苦労…。
BLに触れたくなった時、何を見る?

BLを摂取したい!!!そんな欲望が溢れ出たとき真っ先に漫画に手が伸びるのは全世界共通なのかもしれません。
その他の媒体は英語圏、中国語圏でそれぞればらつきがありました。
ネット小説の発展が著しい中国では小説を好むユーザーが多いのも納得です。
BLの情報収集には何を使う?

情報収集のツールとしてXが多いのは言わずもがな、InstagramやTikTokも活用されているようです。
特に中国では独自のSNSが発達していることもあり、REDやWeiboを使っていると回答したユーザーが最も多い結果となりました。
BL漫画を選ぶきっかけは?

数あるBL漫画の中からどれを読む?
選ぶきっかとして最も多かったのは英語圏、中国語圏ともに「絵柄」でした。
それぞれの特徴としては
英語圏:作者買い、最近話題の作品を読む
中国語圏:攻め受け属性
となっており、英語圏は安定志向?中国語圏は冒険志向? それぞれ違いが出て面白かったです。
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いかがでしたでしょうか?
海外のBLファンはSNSを駆使して日本のBLに触れており、そして同士と交流しています。
積極的に交流すれば、いずれ世界中にBL友達ができるかも…!?