見出し画像

少子高齢化時代の女性向けコンテンツの生存戦略①(中華の一番人気はオーサカ・ディビジョン!?)

昔こういうエントリー↓を書いたのですが、

一学年当たりの女性人口が〜100万人いた団塊ジュニア(1972〜1978年生まれ)が出産可能年齢を超えた

今、日本の少子高齢化は不可逆的且つ壊滅的に進んで行きます

少子高齢化時代に、非正規雇用で男性より所得が低い人も多い女性向けでコンテンツを運営していくのは困難です。

また、日本人は男女問わず、飽きっぽい。

これは本当に、不思議なくらい飽きっぽい。ネットの炎上とか、一週間も経てば全然他の人が燃えてる。サイクル早すぎてついていけない。
その分、炎上でも流行でも、ブーストが早くて、爆発的に流行る傾向があります。
一人一人があまり何も考えずに『周りに合わせて』『波に乗る』からウェーブが大きく、引くときもなんとなくさっと引くんだと思う。
(日本人に限らず、農耕民族特有の性質なのかもしれない)
初期ブーストである程度稼いだものの、さっさと飽きられて、日本の女性向けだけで資金繰りが難しくなった場合、運営の戦略としては

①日本人の男性向けにアピールする
②メディアミックスで幅広い層(海外含め)にアピールする
③日本人女性のガチ層の囲い込み

の三つが考えられます。
ヒプノシスマイクは

①日本人男性向けアピールとして、
①-1 ラップ好きの男性に人気のアーティストに曲提供を依頼(新ディビジョン追加)
①-2 コミカライズを少年誌に連載
①-3 音ゲー男子向けにアプリに音ゲー要素付与
②海外・低年齢向けアピールに
②-1 YouTubeコンテンツを充実
②-2 アニメ化
③日本人女性のガチ層の囲い込み
③-1 アプリゲーム
③-2 ライブイベント(新型コロナでピンチ(/ _ ; ))

など、色々と延命措置をしていて、①②の戦略に関してはそこそこの効果がある気があったと思う。

というのも、今、中華女子の間でもヒプマイが流行り出しているらしく、わたしが中華サイトでリサーチした範囲では、

オーサカディビジョンへの食いつきが段違いだった

しかも、曲だけじゃなく、中国語字幕付きのオーディオドラマにすごいツッコミ弾幕が入ってて(1500万回視聴超え)

どついたれ本舗、めっちゃウケてる

と思いました。(中華系(特にMain Land)のノリは大阪に通じるものがあるのでわかる気がする)
違法アップロードだから公式さんが集金できてないのが大問題ですけど、中華の中間層(中間層だけで2億人とか言いますよね)はお金持ってるので公式が仕組みさえ作れば課金してくれる子も多いと思います。
一番お金持ってないのはYouTubeに居る日本の中高生だけど、この子たちは一番アニメイトとか行く層だし、お小遣いでグッズとかは買うと思う。

中華の子だけでなく、男性も新ディビジョンで食いついた方が居るみたいなのでご紹介します。
こちらはヒプマイ腐男子の方〜↓

あのR-指定さんとDJ松永さんからなるCreepyNutsの参戦が発表されたのです。
そしてCreepyNutsが手がけたのがオオサカディビジョン。
あのR-指定さんらしさが滲み出る音楽、それしてキャラクター同士の絡みを聞いて完全にハマってしまいました。
そしてこの曲の感想をネットで調べていた時に同人誌の存在を知り更にハマることになりました。
あの関係性を様々な解釈で描く。
なんと同人という世界は素晴らしいのか。
こうして自分はすっかり腐男子になってしまいましたとさ、めでたしめでたし。
今では雑食と化してしまい男性向けジャンルもかじってるのですが、割と18禁同人誌でも性差が出るのが面白いと思いました。
女性向け同人誌は割と2人の関係性を描いてる物が多いのに対して、男性向け同人誌はガツガツエロ描写をやってるのが多い印象です。
なお、女性向け同人誌でムラっとなる事はないですが、2人の関係性の一環として描かれるエロ描写が好きでいろいろ買ってます。
男性向け同人誌はサクッと抜けるから好きです。

↑流れから察するに、この方はオーサカ腐男子なのかな?
確かに、オーサカの腐は腐向けでもあんまり恋愛脳してなくてカラッとしてるので男子でもとっつきやすそうです(恋愛脳の二次地雷)。
わたしはエッチなろしょセンセが見たいのでささろが好き♡ですが、この方は何が好きなんだろう?(詐欺師カプもワンチャンある?)

一番厄介なのは多分、公式に文句言って同人誌だけ買うタイプの腐女子…

(コンテンツそのものでなく、自ホモだけが好きなタイプ)
ああはなりたくないなぁと思うけど、そもそもあんまり腐萌えしない、カプ厨に嫌われがちな多重単推しライト層なので、

そこまでカプ萌え出来ること自体に寧ろ凄さを感じる。

ロマンスに飢えてる女性が多いんだなぁ〜と思う。
余裕があって羨ましい…(生活に追われていると面倒くささが勝って妄想がまで辿り着かない;;)

わたしも新ディビが出てなかったらサマトキサマかっこいい♡だけでスルーして食いついてなかったと思う(旧ディビは曲が><)んですが、どついたれ本舗で中華女子が沸いてるのを見て、思わぬところから思わぬ食いつきがあるものだなぁと思ったので(まさかのオーディオドラマがウケる)、新ディビは大成功だったと思う。
まず、曲がいい。(個人的には名古屋が一番好き♡)

ヒプマイ公式には、China Main Landからの集金を頑張って欲しい

ですね。
中華版のサイトを作ったり、ヒプラジの中国語翻訳付き動画を作成したり。
英語翻訳さえつければ、大抵の言語に有志が翻訳してくれると思うのでそれでもいいと思うけど。)
中華のオタクは男女問わず、アニメイトとかプレミアムバンダイとかからも(高い手数料と送料を物ともせず)めっちゃ個人輸入するからね。(と、見て来たように言う←でも、すごいよね?)
日本→中国の距離感と中国→日本の距離感って全然違って、

本土系の中国人の方って『日本省』くらいの感覚(国内旅行感覚というか)で日本に来ていた印象

去年の夏一時帰国した時に、ドラッグストアにヒロインメイクのモーヴピンクのマスカラ買いに行ったら、日本語全然分からない中華の女の子(絶対観光客。20代前半くらいかなぁ?)が同じもの必死で探してて
「えっ、限定品なのにもう知ってるの?」(中華の情報網すごすぎ;)
って思った記憶があります(その店にはなくてわたしは3軒目で見つけた)。
アニメイトはさすがに行ったことないけど、中韓の子は日本で流行ってるもの大抵把握してるから、こんな感じで、意外と見えないインバウンドがあったと思うんだよね。

日本語の逆ファイアーウォールのせいで、中華(英語もだけど)の有志翻訳に公式が追いつけないのが本当に痛い。

国家体制が違うので取り締まりは難しいだろうし、無料で翻訳&宣伝してくれてることに感謝して(何と言っても圧倒的な人口と経済力にリーチ出来る)、なんとか他の方法で収益化出来ればいいですよね♡
コロナ後は同じようには行かないと思うけど、文化的な癒着(?)追従(?)は一定期間持続すると思うので

インバウンドをリモート化する方法を考えなければ!

こんなこと言うと売国とか言われるのかもしれないけど、日本は

マンパワー=若年人口+若さに依存した様々な力(不退転の心とか♡)

が圧倒的に先細りですからね。
このまま行くと、アジア全体が日本のように先細っていくんだろうとは思うけれども、ヨーロッパに最後まで残った日本の痕跡が

NINTENDOとJUMP

であることも考えると、日本がこれから先なんらかのイニシアティブを持ち得て、存在感を表していくとすれば、

OTAKU JAPAN

的なものなんじゃないかと思うわけです。
今は、国内で買い叩かれているアニメーターさんが中華に高給でヘッドハントされて人材だけが流出…みたいなことになってるので、日本のオタク系企業さんは、国内から搾り取る(作家にしろファンにしろ)だけじゃなくて海外からちゃんと集金できるようになって欲しいです。

わたしはコラボ眼鏡待機組だけど(予約出来ますように(>人<;))、こういう眼鏡、海外にも普通に欲しい子いると思うよね。

乱数

花璃。


海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。