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チャイナの人口減少とアジアのオタク文化

花璃です。
今日はチャイナの人口減少についてのお話。

ちょっと前に中華系のママ友が兄弟(アラサーの弟二人)の話をしていて、
ママ友「わたしは長女ですぐ下の弟は結婚してるんだけど、下二人はまだなんだよね」
花璃「何歳?」
ママ友「32と30」
花璃「まだ若いじゃん」
ママ友「いやー多分結婚しないと思う…」
花璃「なんで?」
ママ友「うーん」

そしてママ友はiPhoneを取り出し画面にある二つの漢字を打った。
その二文字とは…

宅男

わ、わかるぅうううう〜わかるぞぉおおお
中国語1ミリも分かんないけど瞬時に理解した。
アラサーの弟たちはオタクなのだと。
二人とも据え置きゲーム好きらしい。
中国語出来る大兄にききたい。
中国語ではオタクは宅男っていうの?

ここでオタクの原点に戻る

オタクの語源って確か、

外遊びせずに家に籠っている異常な男

みたいな意味だった気が。
ITの勃興〜拡張期の氷河期世代は他の就職先が〇ぬなか、情報系だけはインドア派のオタクエンジニア(親は士業の中流家庭)でも仕事で成功して今はフルリモートで勝ち組みたいなサクセスモデルもいたと思うけど、本田さんも言及していた通り、公園でボール遊びが禁止(ゲートボールは可)とかいうご時世になると、

「子供らが公園で遊んでたら、うるさいって苦情がくるらしい。さらにボールの使用が禁止の公園が多いらしい。どう考えたって苦情をいう大人は頭がおかしいよ。あなたも迷惑ばっかかけてた、やかましい子供やったでしょう?公園でボール使ったらあかんとかマジでヤバいルールやからね」

外遊びにもコストがかかるというか、わざわざサッカー習わせないと体を動かせない(強制インドア派)とコスパの良い娯楽としてのオタク趣味(アニメとアプリゲーム)みたいになって、外遊びしない層が拡大した結果、オタク()の人口が爆増して特に何かのオタク(詳しい・マニア・専門家)ではないけどアグレッションを持て余した男性がネットに増えたのかなと思います。
サッカー習うのに毎月数千円かかるけど、漫画は一冊数百円だもんね。

ネトウヨの持て余したアグレッション


オタクの持て余したアグレッションといえば、ネトウヨとか最たるものな気がする。

ネトウヨの本質は行き場のないアグレッションの発露を日本人であるという自分の唯一持っているアイデンティティに全振りしたもの

と定義したい。
サッカー好きでもない(未経験)のに海外日本人選手を応援(or活躍した時だけ騒ぐ)するおじさんとか、自分の推し選手以外(特に同ポジの選手)を叩いたり
「森保ガー」(*この人はサッカー未経験です)
とか言ってるのみると、まずアグレッションが先にあって何かで発散したいんだなと思います。
いや、欧州サッカー自体、そもそもその傾向が強いんだけど。
わたしも欧州住み日本人なので、日本人選手が欧州で活躍したらそれはまあ嬉しいんだけど、一人に入れ込んで他を叩くほどの熱量はないわ。
イケメンを愛でる熱量はある笑笑

大体、サウスゲート監督も森保監督も成績残したし、わたしの予想通り名将だったじゃん。
両方とも守備的ボランチ〜センターバックっていうのが、戦術が守備的で退屈というので叩かれやすいんだろうなというのは分かります。
ただ、そういう監督の方が強豪相手のトーナメントには強いのよね。

フェミニズムの悪影響

フェミニズムって男と女を同質に扱うきらいがあって、特に西欧ではアラブ系男子のアグレッションが持て余されている(学校の先生が女性が多くて扱いきれない)→ギャング化
みたいなのは絶対あると思う。

健全な精神は健全な肉体に宿る

健全なる精神は〜とはよく言ったものですけど、

アグレッションとその発散を禁じられたら、おかしくなるのは仕方ない。
サッカーとか、ラグビーとかスノボとかマジで怪我もするし危険なスポーツだけど、これがないと男の子は病むんだなと思います。

・自分に対する影響
自分の「性欲」への嫌悪感が強くなった
どうしても人を殺したい欲求が湧いてくるような感じだ
大袈裟かもしれないが、お互いが望んでいない性行為は暴力なので、妻が拒否している以上、性欲(≒妻と性行為をしたい欲求)は暴力衝動そのものであり害悪以外の何者でもない

自分の中にそんな「おぞましい」欲求があり、なくならないことへの嫌悪感が強くある
また、セックスレスになって自分の性欲に嫌悪感を抱くようになってからは自慰行為すら1〜2ヶ月に一度の頻度になった

このセックスレスエントリーの性嫌悪の部分なんか、抑圧されたアグレッションそのものって感じする。

特に男の子に大人しくしなさいとか静かにしなさいとかじっとしてなさいとか、そもそも無理難題だと思うのに、日本人ってじっと出来ない子をADHD扱いして投薬勧める人が多くてびびる。
いや、欧州来てみなよ。
本物の多動が何かわかるから。
うちの子ADHD(過集中と注意欠陥)とASD(高機能アスペ)だけど、日本では多動多動と言われたけどこっちではごくごく普通だったよ。
大人の都合で子どもの個性まで抑圧しようとするの怖いなと思う。

中華圏の『宅男』と世界経済の未来

横並びで地盤沈下してる感のある日本と違って、良くも悪くも中華は格差があるので、中華の富裕層・上澄は絶対生き残ると思います。
ただ、アグレッションが溜まった下層のマスがハンパない(10億人とか)ので、政権転覆〜みたいにならないとは限らない。
中華の経済圏は残るけど国体の維持は不透明な感じがします。
サイバー空間の取り締まり以外にも官製お耽美ドラマ作ったり、海賊版オタク(?)野放しにしたり、アグレッションのコントロールはしてると思うけど、そもそもが生殖年齢人口が一人っ子政策世代なので少子化は免れないし今後30年の社会構造の激変は必至ですよね。
貴重な生殖年齢人口が『宅男』化して、果たして大丈夫なのでしょうか。

中華のオタコンテンツ&推し活規制

中国では、2016年、2019年、2022年と段階的に日本の新作アニメの配信数が削減されている模様。

びっくりしたんだけど、中華の日本アニメ規制が始まった2016年って一人っ子政策が終わって二人っ子政策の開始した年なんだね。

CCPのお偉いさんも、人口政策(特に宅男の増加による婚姻減)とオタクコンテンツの隆盛が関連してると考えてるんだろうか?
アニメだけでなく、アイドルのランキング禁止など、推し活規制も始まっているらしい。

超級女声というアイドル・オーディション番組も打ち切りになったそう。

 2つ目は、アイドル業界は未成年がアクセスしやすいコンテンツが多いから。中国はそもそも、未成年がアクセスしやすく、時間とお金を費やしてしまうようなコンテンツに厳しい傾向がある。ゲームやアニメもそうだし、アイドルコンテンツも例外ではない。また、本来なら個々の家庭でやるような“しつけ”に対する考え方も関係していると思う。

 たとえば、ゲームは1日何時間、お金はどう使うかなど、親が子どもに教えるべきことについて、共働き世帯が多い中国の家庭では「多忙」との理由から、ろくに教育しないことがある。「教育は学校がやるものだ」と思い込んでいる親が一定数いるのだ

わっかる!
日本でもいるよね。
子どもの教育学校に丸投げのご両親。
中国は赤ちゃんを田舎のおばーちゃんに預けて若夫婦共働きで、学齢期になってから沿岸部の都市に引き取るみたいな家族形態がかなりあるみたいなので、いきなり田舎でおばーちゃんに好き放題甘やかされた小学生と一緒になっても教育のしようがない(親も親業ほぼ未経験)みたいなケースもあるんだろうなと思います。
日本で出会った中華のキャリアウーマンでも、本国に赤ちゃん預けて頑張ってる子いたし、欧州で会った子も、3ヶ月交代で夫婦の両親にシッターに来てもらってたとか、子供が産まれたら上海に移住して住み込みのシッターを二人雇うとか、あまり『子育ては母親が』とか思ってないし、キャリア中断する気が全くない感じだったので、よく言えば親が過干渉になりにくい(未成年の推し活やオタクが加熱しやすい)土壌があるんだろうと思います。
推し活規制で若者がリアルな恋愛や結婚に回帰するのか、興味があります。

花璃。


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花璃
海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。