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プレミアリーグ七不思議其の五:『フットボールジーニアス』

花璃です。
今日はこの記事↓に続くイケオジ監督シリーズ第二弾です〜〜。

イケオジといえば忘れてはいけないあの男、わたしの推しチーム、えばとんのレジェンドでもあるらしい、

ウェストハムユナイテッドの名将、デイヴィッド・モイーズ閣下!

どんどん、ぱふぱふぱふぱふ〜〜〜

「GKはダイブして怪我したふりするし、レフェリーはチェルシー贔屓のジャッジばかりするし、試合にならない!最悪!」

えええ。こういうこと言う人なんやショック…。
英語圏のエバートン好きな人(えばとにあん)とかウエストハムファン(はま〜ず)の人のモイーズ評価めちゃめちゃ高いからもっと格調高い感じと思いきや、意外と小物臭???
ブレンダン・ロジャースに強烈な信者がつくのも分かる気がする。
ブレンダン・ロジャースはしゃべり方がヤバい。
俳優さんみたいだもん。

フットボールジーニアス、デイヴィッド・モイーズとは?

マンチェスターユナイテッド監督時代(黒歴史)にリバプールファンにつけられた渾名らしい(ヘッダーの写真参照)。
そのバナー(弾幕)が掲げられたリバプールとの試合(ノースウェストダービー)で大敗したのでネタにされてしまったようです。
日本人はマンUファンが多いから
「モイモイ笑」
「フットボールジーニアス(笑)」
とか言ってバカにされてるっぽいんだけど、前述の通り、彼の率いてきたチームのファン(マンUファン以外)にはめっちゃリスペクトされてる、文字通りの名将みたいです。
特に、エバートンでは10年くらい監督をしていたのでファンの中では『レジェンドの殿堂入り』しているっぽい。

名将モイーズとの出会い

シーズン開幕から昇格組のノッティンガムフォレストに勝ち星を譲るなど、絶不調のアストンヴィラ以外に勝ててなくて6戦1勝4敗1分で大不調のモイーズ監督。
そんな彼が信者がつくくらいの名将だというのを知ったのはやはりYouTubeでございました↓。

ライスについてどんなニュースが出ても全然心配してないよ。
モイーズ監督は『優れた監督』(class manager)だ。決してチームを悪いようにはしない。

頂きました。

"class manager"="名将"モイーズ

結果的には同じポジションのカルヴァン・フィリップスを獲ったマンCはライスを獲ることはないと思いますが、ライスが行くとしたらマンCかレアルマドリード(こちらもチュアメニを獲ったところだしないと思うけど)かPSGしかないかなぁと思います。
チェルシー有力視されてるけど、オーナーも監督も代わったところだし、どうなるか分からないから賢明な選手は行かなさそう。
トッドおじ率いる新生チェルシーは、ワンチャン、マンUみたいにお笑いクラブになる可能性もあるからな〜〜〜

デクラン・ライスの未来にあり得る移籍についてのこのPodcastは結構面白いので簡単に訳しておきます。

モイーズはライスを「相応の値段で相応のクラブに『売る』」と言いました。そして、彼がエバートン時代、ルーニーをマンチェスター・ユナイテッドに売った時の話をした。
「わたしたちはルーニーを失ったが、そのお金で数人の良い選手を獲得し、戦力補強することが出来た」

とモイーズは言った。
「クラブの為になる『妥当な』取引であれば売却に応じる」
と彼は言った
のです。

元ネタはこれかな↓

一億ポンドプレイヤー、デクラン・ライスはモイーズが作った!

市場価値150Mポンド(200億円)とも言われる超高嶺の花CDMF、デクラン・ライス
ユースからポジションがCBで、18歳でトップデビューした後もCBだったライスを、おそらく、現代的なCBとしては足が速くない(運動量は多いし足が遅いわけではないけど俊足WGとの一対一ではアドバンテージがない)という理由でアンカーにコンバートしたのは何を隠そうフットボールジーニアス!
このポジション変更は大成功し、結果的に彼は市場価値1億ポンドのプレーヤーになりました。

CMFライスはモイーズが産み、ペジェグリーニが育てた

こちらはコンバートについての最近のインタビュー↓。

2017-2018のモイーズ政権下でライスはMFにコンバートされました。
18/19シーズン初めからペジェグリーニに監督が代わり、2019年に途中交代でモイーズがまた戻ってきたとき、18ヶ月間の間に立派なDCMFに変身したライスを見てモイーズは言いました。
「たまげたなぁ!化けたもんだ!」("F*ck me, you've improved!")
「彼はそう言って僕と握手して、すぐに去って行ったんだよ」
(他にも、アーセナルに4-1で負けた時めちゃめちゃ怒られたりしたらしい)

モイーズの元でセンターバックからミッドフィルダーに転向して半年くらい(?)過ごした後、ペジェグリーニ監督(現ベティス・セビージャ監督)に師事して開花したらしい。

デクラン・ライスの今後

デクラン・ライスはマジでめちゃめちゃ人気らしく、ウェストハムは彼がトップチーム入りしてから、躍進もあってか客席を増設したらしい。

監督は僕にキャプテンを勤めるように言いました。(ノーブルの引退前からピッチ上のキャプテンとして出場していたが、マーク・ノーブルが引退したので正式なキャプテンになったらしい)
18歳から5年間ウェストハムのためにプレーし、いつかキャプテンになりたいと思っていたのでとても特別な気持ちです。
僕たちのチームはここ数年、期待された以上の大躍進を遂げ、結果として期待値が上がってしまった。
今の僕たちは、トップを争わなくてはいけない。これまで通り、ピッチでは毎試合100%を捧げるよ。
僕の未来についての予想は本当に面倒臭い。僕はいちいちそれを否定することが出来ないからね。

契約延長を断ったニュースがsky newsの速報で流れるレベル↓。

ライスのインタビューとかいくつか聞いたけど、か〜〜なり打算的(?)というか野心家みたいなので、絶対ステップアップになるクラブにしか行かないと思うし、チェルシーに行くにしても新オーナー体制を見極めてから行くと思う。
本人的にはこの夏シティからオファー来たら乗ってたと思うけど、リーズユナイテッドからカルヴァン・フィリップスという同ポジの選手が先に移籍しちゃったし、プレー観てると確かに巧いけど癖がめちゃめちゃ強いので、シティだと合わなくてグリーリッシュみたいに失敗するかもねと思った。
なんか、良くも悪くも『中堅クラブの王様』って感じのアクの強さで、モイーズ監督やサウスゲート監督みたいに
「中盤は君に任せるから、好きにやっていいよ」
って言ってくれる監督の方が輝きそう
な感じ。
モイーズパパは
「ふさわしいクラブにふさわしい値段で売る」
と言っているので、本人の希望に沿うステップアップになるクラブで、ちゃんと移籍金も積んでくれるなら売ると思います。(前述のWest Ham Chat談)

ライス周辺が夏に静かだった理由

この夏静かだったのは、チェルシーの新体制を見極めてたからじゃないかなぁ。
チェルシー戦の後トゥヘルが近寄ってきた時、ライスが露骨に嫌がってる感じ↓がしたけど、

雄っぱいお触り禁止。

今考えると友達のマウントから愚痴とかロッカールーム(dressing room)の反トゥヘル派のこととか聞いてて
「やべー(絶対一緒にやんの無理)」
と思ってたんかなと思わなくはない。
チェルシーの試合あんまり観ないから断言できないけど(CLとかえばとんとやる時くらいしか観る機会ない)、マウントさんザグレブ戦あからさまにやる気なさそうだった気がするし…。(単に低調だっただけかも)

まあ、結果的に様子見は賢明だったよね。
ばいばいTT。

4部上がりの選手を拾ってA代表のシンデレラボーイにしたモイーズ

はぁ、フットボールジーニアス。
ウエストハムの小柄な左利きWGジャロッド・ボーウェン選手。
4部か5部(?)のチームでプレーしているところをチャンピオンシップのハル・シティに拾われ、それをさらにフットボールジーニアスが拾って代表レベル(?)にまで開花させたというまさに遅咲きの秘蔵っ子。

利き足は違うけど、ちっちゃくて丸っこいのに足が速くて弾丸のように走ってくるところとか、かつてのルーニーさんを彷彿とさせるなぁと思います。
アントニオ(ウェストハムの名物CF)みたいな屈強なセンターフォワードに、すばしっこいサイドアタッカーを置くのが好きなんだろうね。
ボーウェンきゅんをサッカーキングのプレミア担当?のお爺さんがクソミソに言っていて腹立ちました↓。

ラムズデール推しなんだね、ふ〜〜ん。
うちのピックフォード神が怪我しない限りラムズデール(@メンタル劇弱)の出る幕はないと思いますけどね笑
ボーウェンは確かにスーパースターの器ではないと思うけど、マンUのスーパースター(笑)スリーライオンズに比べたらconsistent(パフォーマンスの出来に一貫性がある)と思います。
めちゃめちゃ良い選手だけどスーパーな選手ではないから、通用しない時もあるだろうけど、小兵だけど足は速いしスタミナもあるし守備強度も高いし、左利きらしいキックもあるので希少な左利き右ウイングということも含めて、オプションになっても全然おかしくないと思う。
WGの選手に超絶技巧ドリブルを求める人には低評価なのもわかりますし、華はあんまりないかも知らんけど、素直な脳筋って感じでサポーターには愛される選手だと思うよ。

モイーズパパ、大散財の夏

ライスを売った時を見据えて?この夏散財したモイーズとライスのウェストハムユナイテッド。
取らぬ狸の皮算用なのか、はたまたフットボールジーニアスは早漏か…
ライスの旅立ちの前にタイトルを獲りたいっていうことなのかな〜。
獲った選手が色物揃い(失礼)で、本当にカラフル。
渋おじからジャニーズから高飛車貴公子から極道の息子からマッスルキングから可愛い若ハゲまでバラエティ豊かなイケメン揃いのウエストハムが好きだよ♡

リヨンのジャニーズ、ルーカス・パケタ

昨季ヨーロッパリーグで直接対決したリヨンのルーカス・パケタ(リヨンのジャニーズ♡)を獲得!

こんなカッコイイ動画まで作って全力でお迎え↓!

(さすがスーパースター!!!)
よく獲れたなぁ(パケタもよく行ったなぁ)と思っていたけど、リヨンの会長も同じこと思っていたらしい。

リヨンの会長は明らかにウエストハムを舐めている。:
ジャンミシェル・オーラ会長「パケタにはビッグクラブからオファーがあるとばかり思っていたが、なかった。だから我々は、最後の最後でウエストハムと交渉しなければならなくなったのだ」

ひ、ひどい…(ひどい)。
元々ニューカッスルの人妻人気No.1MFギマランイスと同僚で、ニューカッスルは冬にギマランイス獲ったときに、
「パケタもセットで獲ろうかな〜」
「冬は辞めてくれ!」
って断ったという経緯があったので、金満ニューカッスルにもうちょっと積んでもらえるという算段だったんでしょう(パケタに50mポンドは破格だと思う:安い)。
本人もギマランイスを訪ねてニューカッスルに遊びに行ったり、

ニューカッスルの練習参加(?)してたりして

ニューカッスルのサポーターはパケタがニューカッスルに来るものとばかり思っていたようです。

ピート・グリーヴズは移籍市場の終わりまでにパケタがニューカッスルの選手になると信じている!

パケタのプレースタイル

足が速くて現代的なBox to Boxもこなせる身体能力を付与されたクラッシックな10番(ゲームメイカータイプ)って感じです。
快速で持ち上がってチャンスメイクもフィニッシュも出来るっていうのは、ポジションは全然違うけど(パケタさんは左〜真ん中、基本は2列目の選手と思います)、日本人でいうと伊東純也選手に似てるかも。
プレミアでいうと、クレバーで巧くなったプリシッチ。
リーグアンのリヨンでは大活躍だったけど、セリエAではいまいちだったみたいなので、当たりに弱い&スペースがないと推進力が生きないタイプなのかもしれない。
中堅クラブで王様するのが一番輝くタイプだと思うので、ウェストハムは似合ってると思う!
ニューカッスルとウェストハムは両方ともガチムチ肉弾戦系で系統似てるし、攻撃手段のなさはウェストハムの方が深刻だからパケタはウエストハムの方が活躍出来るんじゃないかなぁ。
ブルーノ・セクシスィ・ギマランイスとニコイチも良いけど、ウエストハムの救世主になってECL獲ってレジェンドになってほしいな!

極道の息子、ジャンルーカ・スカマッカ

生粋のイタリア人男子がまさか海を越えるとは思わなかったけど、思い切ったなぁと思ったスカマッカくん。
病気(風邪?)で欠場していて「ホームシックかな?」と心配したけど元気そうで何よりです♡

インテルのエスポージトとかイタリア国外でローン生活頑張ってるからスカマッカもやれると思うよ。
昔と違ってSNSとかあるし、スカマッカの場合は極道のお父さんと(一時的にだろうけど)離れられるのも良かったかも?

PSGを蹴って来てくれたスカマッカきゅん

給与条件もよくてチャンピオンズリーグに出られる好条件のムバッペPSGを蹴ってウエストハム入りしたスカマッカきゅん。

PSGは真剣にスカマッカの移籍ジャックを狙っており、スカマッカがメディカルチェックを受ける前日に、泊まっていたホテルまでアプローチしに来たが、スカマッカはウエストハムとの合意への忠節を貫いた。

ウエストハムの何がそんなに良かったのか分かりませんがゲフンゲフン、多分、
「イカルディ2世」
って言われるのが嫌だったのかなと思います。
イカツイ感じと不器用っぽさ(「センターフォワードしか出来ましぇ〜ん」って感じ)が似てるしね…。

スカマッカのプレースタイル=純9番

スカマッカは代表でのプレーしか見たことないけど、すごくざっくり言うとやんちゃなレヴァンドフスキです。
味方がボール持てて自分にボールが来る時は主にペナルティエリア内でかなり上手に捌いて若いけど落ち着きも凄みもあるし脅威になるんだけど、逆に、味方がボール持てなかったりディフェンスにぴったり付かれたりすると、ベンゼマやリシャ様(リシャルリソン@トッテナム)、まるちゃる(マルシャル@マンU)、最近のハリケーン(ハリー・ケイン@トッテナム)のように組み立てとチャンスメイクが出来る10番兼任タイプ(9.5番)ではない純正9番なので消えてしまいます…。
マジでいい時は結構いいんだけど、悪い時はマジで空気(この厳つさで空気ってのがね…)なのが割と心配。
わたしが観たのはこちら二試合です。

フィナリッシマ:(アルゼンチン対イタリアの世界頂上決定戦?)
完全にアルゼンチンペース。
ベルナルデスキ御大に代わり後半開始から出場するも、変わらず空気。
トルコ戦:(ワールドカップ残念賞対決)
スタメン出場。イタリアがボールを握れる展開で、ゴール前で巧さ・凄さ・落ち着きを見せる。

プレミアでは活躍するの難しいかもしれないけど、ECLでは割と活躍するんじゃないかと思う。
と思ったら点決めましたね!↓

パケタとスカマッカのホットラインに期待♡

スカマッカきゅん、ボール来ないと消えがちなせいで雑魚専っぽさはあるけど、フィジカルはあるし、ボールさえ来れば違いを見せられる選手だからスカマッカにパケタ先生とのホットラインが出来たらウェストハムは強いでぇええええ!!!
ウエストハムはガチムチ寄りだけど、良くも悪くもロンドンのチームというか、選手もサポーターも上品(?)でそこまで血の気が多くなく(しかし、EL準決勝のフランクフルト戦で前半に退場者が出て敗退;;)、選手もサッカーも地味〜なイメージ(よく言えば堅実)だったけど、夏の移籍でカラフル度が増して楽しみになりました。
次節は我らがエバートンとの底辺対決なん〜〜〜(両チームとも6試合勝ち点4)
はぁ、ドキドキ…♡

花璃。

海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。