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EURO2020の心に残った試合7選。(少年漫画的決勝トーナメント観戦記)

EURO2020以来インドア派の息子がサッカーの虫になってしまいました。
花璃です。
それが、うちの息子だけじゃなくて近所の子たち全員サッカー開眼してあちこちの芝生にゴールが爆誕しています。(親御さんが設置してくれてる)
バカンスでメンバー入れ替わるけど行けば誰かいる感じです。
ヨーロッパの体験するヨーロッパ選手権はガチのお祭り騒ぎなんだよね。
バルコニーに各国の旗が翻り、村のあちこちでピーの煙と雄叫びが…!
戦争の代わりにヨーロッパ選手権してるから、試合前後は特に因縁のある国の時は、憎悪と罵倒がすごい。
因縁も何もなくても試合一発で相手の国嫌いになったりするし。
今回は決勝戦のイングランドがそうだった〜〜。
逆に知らない国でも試合内容がいいと好感持てる〜(ウクライナとデンマークはマジ良かった)。

息子「ママ、日本代表って強いの?」

わたし「う〜ん。EUROにはQualifyされるけどグループリーグ突破できないレベルかな」
息子「ヨーロッパだとどこの国くらい?」
わたし「トルコかマケドニアかなぁ。トルコの方が強いけど。トルコがアジアカップにいたら三連覇四連覇だよ〜」

EUROでサッカーに興味を持った息子が日本代表のことを聞いたので、Jリーグ発足した小学生の頃以来の記憶を辿って色々話していました。
実はわたしはオタクではないけどライトなサッカーファン(?)で、パルマ時代の中田英寿選手を観にイタリアのパルマに試合観に行ったことがあります。(完全にノリで笑)
ヒデさん、特にファンだったわけではないけど、頑張ってたから感動しました。(今考えると、セリエAの試合に出てることそのものがすごい)
背はちょっと小さいけど体幹の太さは見劣りしない感じでしたよ。
パルマの街の新聞スタンドのお兄さんに、
「ヒデ・ナカタを観に来たの?よく日本人が来るよ!」
って言われてたよ〜
パルマは小さな街だけど、ご飯が美味しくて良いところでした。
同じ頃、黄金時代のACミラン(ネスタ♡)とデルピエロ時代のユベントスも観に行って、試合内容とか全然覚えてないけど、ミラノのスタジアムがめちゃめちゃデカかったことは覚えてます。
「さすがベルルスコーニ!」
って思った。
トリノのスタジアムは大きさは普通でしたが、試合中にフーリガンが来て前の方の男の人がボコされてて怖かった(/ _ ; )
ミラノとトリノは街は大きかったけど、行った場所が悪かったのか、ご飯が美味しかった記憶はない。

というわけで、EURO2020の心に残った試合7選やっていこうと思います!


1. スペイン対クロアチア(ベスト16)

前回ワールドカップ準優勝のクロアチアを前にしても、イニエスタの代表引退でメンバー大刷新したスペイン代表の勢いが止まらない。
ある時はフラメンコのカホンのように打ち、ある時はクラッシックギターのように鳴る、スペイン代表のパスワークが奏でる美しい音楽。対して、最後まで抵抗を辞めない山岳ゲリラのような、荒ぶるクロアチアの銃声
観ていてマジで鳥肌が立ったし、わたし的には今大会のベストマッチだった。
追われても追われても振り切るスペインを延長戦に持ち込んだクロアチアに、一発ならず二発目で駄目押しするスペイン。
二発目で諦めモードになるかと思い来や、二発目にも肩を落とさず最期まで走りきったクロアチアが熱すぎた。
少年ジャンプのバトル漫画が好きな全ての人に観て欲しい
このクロアチアに勝ったんだからスペイン優勝するでしょ!
と思っていたのにクロアチア戦で消耗しすぎたのか次の試合から覇気がなくなって、スペインはベスト4で敗退してしまいました。
クロアチアはエースのモドリッチの年齢的に前回ワールドカップがピーク、平均年齢22歳?のスペインは次回ヨーロッパ選手権か2026年ワールドカップくらいがピークかなと思います。
今後に期待。
イニエスタはヴィッセル神戸飽きたら早く日本代表の監督に就任してほしい!

2. フランス対スイス(ベスト16)

ベンゼマisベンゼマ。
最高のベンゼマはやっぱり最高だったですまる。

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さすが抱かれたい男inフランス第一位の男、カリーム・ベンゼマ。
ワールドカップ優勝監督(ちなみに選手としても優勝)のディディエ・デュシャンにマクロン大統領が直々に圧力を掛けて代表入りさせた(?)だけのことはある。

まだ20代のはずのグリエズマンがいい感じのクロスを出すベテラン外国人助っ人選手みたいになっていた(なんか運動量が少ないと思った)のでびっくりしました。
前回のユーロは元気に走り回ってたのにな〜〜
ただ、考えようによってはグリエズマンってめちゃめちゃ技術とサッカーセンスがあって、省エネモードでも充分通用する選手ってことだから、名クロサーとして息の長い選手になりそうだなと思った。
舌禍に気をつけてね↓。

例の騒動も何が何でもスペインから離れたくないグリエズマンと安く買い叩きたいプレミアリーグの複数チームとグリエズマンを高く売り払ってメッシを繋ぎ止めたいバルセロナの三つ巴の取引の中で出てきたリーク(だからDailymail)だったみたいです。
っていうか、グリエズマンっておじいちゃんがポルトガル人のプロサッカー選手だったらしい。
ポルトガル人とユダヤ人のハーフで15歳からスペイン育ちだったら、フランスよりスペインが住みやすいってなるのかな?
バスク人のガールフレンドとの間に三人子供もいるので彼はスペインに骨埋めるつもりなんだと思う。

ベンゼマのゴールも良かったけど、わたしが一番感動したのは、ポール・ポグバのミドルシュート!
「えええ、そこから打つ?しかも入る?えええええ!」
って言う。
ポグバってプレイも見た目もマジで華がある。
それにしても、ポール・ポグバも兄弟三人(しかも兄二人は双子!漫画みたい!)プロサッカー選手だし、結局遺伝かよって思うわ。

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兄弟三人とも190cm、90kgだよ?
公開処刑マシーンじゃん(怒)!
っていうか拝む(>人<;)
2.5次元俳優好きさんで
「股下3m笑」
とか言ってるタイプの人はポグバ家ハマると思う!
存在が二次元です。ありがとうございました。

現世界王者フランスは、『フランスの至宝』『次世代のメッシ』(違うだろ違うだろ〜〜)と呼ばれた2018年ワールドカップ優勝の若き立役者、キリアン・ムバッペのまさかのPK失敗で敗退。

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ムバッペ本気でめちゃめちゃすごいし、バトルアニメよりアニメ!
足が速すぎてムバッペだけ早送りかと思うくらい笑
性格もめっちゃいいらしい!
アルジェリア人のママが結構厳しく躾けてるんだろうなと思います。
(マグレブ系の中でも、アルジェリアのママは教育ママが多いイメージ。)

3. イタリア対ベルギー(準々決勝)

FIFAランキング一位、EURO2020の予選10戦全勝、本選のリーグ三戦全勝。ワールドカップ、ヨーロッパ選手権ともに準優勝多数。
実力十分、勝機十分、チームは絶好調。それでも優勝出来ないのだと、全ベルギー人が泣いた。
ロメロ・ルカクとケビン・デ・ブロイネの二人のFWリエゾンがめちゃめちゃ美しい。
ルカクは(最近流行りのスピードサッカーあるあるの)アフリカ系FWだけど、体重が100キロ越え(!)であんまり足が速くない(普通に速いけど!)ので、デ・ブロイネとちょうど同じくらいの速さなんです。
で、二人で並走してクロス出し合ってタイミングが合った方が決める感じ。
(二人ともドリブルもパスもシュートも巧くて個々で揺さぶり掛けてくる上にクロスの息も合ってるから、相手DFは嫌だろうなぁと思った。)

ルカクとデ・ブロイネの言語テスト↓。

意外にルカクの方が語学堪能でびっくり!
(racial stereotypingですね。すみません(>人<;))

ベルギーのサッカースタイルはエモーショナルなドイツ、規律の取れたフランスという感じでフィジカルも強いし、技術もスピードもあるし、何より美しくて強い
強くて美しくて、でも決して主人公になれないスポーツ漫画のライバル校好きに推したいチーム。
ジョジョでいうと暗殺チームっぽい感じ(?)です。

4. イタリア対スペイン(準決勝)

PKに笑い、PKに泣く。
準々決勝でスイスにPK戦で競り勝った暫定優勝候補のスペインが、伏兵()イタリアの前にPKで敗れた一戦。
クロアチアとの激戦を制したスペインは準々決勝をなんとか勝ち上がったものの、クロアチア戦で消耗しきってしまったのか準々決勝・準決勝ともにいつものファンタスティックなプレーが全然なかったなという印象です。
前回ワールドカップ出場を60年ぶりに逃したイタリアは、元インテル監督として有名な鬼才ロベルト・マンチーニ監督の下で一からチーム作り。前評判は高くなかったものの、見事1968年以来63年ぶりの優勝!
ロベルト・マンチーニ監督はイタリア代表では活躍されてなかったようですが、所属チームでは名選手として知られていて、悪童と呼ばれたイタリア代表のスーパーマリオことマリオ・バロテッリも猫のように懐いていた(?)という名将。(首根っこ掴まれるマリオたんきゃわ↓)

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マンチーニ監督なら飼い慣らせると思うから、アズーリのユニフォーム姿のバロテッリ、また観たい。


5. ウクライナ対スウェーデン(ベスト16)

格下だと思って舐めきっていたスウェーデンがウクライナにゴン攻めされてひんひん言わされていたR-18ゲーム。
フィジカルつよつよの似たタイプのチーム(アジアカップでいうとオーストラリアっぽい戦い方のチーム)だったんだけど、ウクライナ代表の若さと運動量が勝っていたかと。
なんというか、ウクライナは捻くれたところがなくて、素直な若い兵隊って感じだった。
とりあえず、感想は雄っぱい↓。

6. デンマーク対イングランド(準決勝)

見果てぬ夢、ヨーロッパ選手権ファイナル進出…かと思いきや、
「デンマーク代表はぁ〜〜ヨーロッパ選手権優勝経験は、ありまぁ〜す♡」
という実はデンマークって古豪なんですまる。

日本語ではデンマーク人って言うけど、欧州のテレビでは
「デーン人ガー、デーン人ガー」
「デーン人、デーン人」
って言うのがマジで面白かった。
ブンデスリーガとプレミアリーグで活躍する選手がほぼ同数、他にセリエAの選手もいて、プレーにそれっぽい色が見えるのが面白い。
北欧のチームらしくDFが長身揃い。フィジカルつよつよで守備が堅い&プレミアの速いオフェンスで華はないけど(*華はない)見応えのある良いチームだった。
とにかくGKのシュマイヘルとDFの敵FWに突っ込んでいく攻めの守備(守備のゲシュタルト崩壊笑)が凄かった
主将のエリクセンがグループリーグで心停止になり戦線離脱、エリクセンの弔合戦の様相を呈したトーナメントでどの試合も善戦していました。
イングランドはドリブル砲が二基(ハリケーンとスターリング)あって、守っても守っても攻められる中で代行キャプテンのケアーがまさかのオウンゴール。
さらには疑惑のPK(時間帯的にも、「イングランドへのボーナス?」って全世界が思ったと思う笑)で敗退。

力尽きたDFが芝生の上で静かに泣いていたのが印象的でした。
スラムダンクで湘南を応援したいに人はデンマークを推します。
アジアカップでいうと、巧いオーストラリアって感じ。

7. イタリア対イングランド(決勝)

待ってた〜〜〜
イタリア優勝おめでとう!!!!
ダイジェスト動画のコメント欄で、
「コペンハーゲンですが、まるでローマにいるかのようなお祭り騒ぎになっています」(準決勝でイングランドに負けた)
「アルゼンチンですが、こちらも同じです笑」(フォークランド紛争でUKに負けた)
「ベルリンもすごい騒ぎです」(第一次世界大戦、第二次世界大戦でUKに負け、ベスト16でイングランドに負けた)
という和やかな会話が行われていて、
「イングランドどれだけ嫌われてるんだよ笑」
って思いましたね。

わたしもイングランドは元々嫌いだった上に、黒人選手を戦犯にしてSNSで叩きまくったり、イタリアサポーターを街中や地下鉄駅でボコボコにしたりしていてますます大嫌いになりました。

イングランドサポーターの民度はマジでヨーロッパ最低ランクだと思う。(個人の感想です)

そもそも、イングランドは予選リーグ三試合と決勝トーナメントのドイツ戦や決勝全部ロンドンで戦ったんだよね。

「勝った勝ったって言ってるけど、自分らだけほとんどホームゲームやんけ〜〜〜」
ってみんな思ってたし、もしイングランドが優勝してたら、
"They don't deserve European Champion."
って言われてたと思うよ。

はあああああ、ザマア( ^ω^ )
いや〜ヨカッタヨカッタ♡
ヨーロッパ全土のイタリア代表のユニフォームのレプリカはその日のうちに売り切れたと思います。(どこ行っても売り切れ涙)
イタリアは一人一人が巧くて、さらに一人一人の選手のキャラが立ってて見てて面白いんだよね〜
オリンピックも快進撃だったし(自転車競技が強いなんて意外すぎたよ…)。
勧善懲悪、スカッとジャパン、なろう系が好きな方にはイタリアをお勧めします。

次は、ディディエ・デシャン監督について語りたい。

花璃。

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花璃
海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。