オタク女と近代自我の無間地獄。(ホス狂いとAVICII)
花璃です。
今日はホス狂いについてのエントリーの続きです。この辺↓とか
この辺も読んでください↓。
歌舞伎町のスカウト狩りでホストが殴られたとか書いてあってナンバーワンホストの推しの心配をしたり、
野良ラップバトルと違法マイクの可能性にwktkしたり
(二次創作のド定番♡)してた。
いわく、「N」とは歌舞伎町でも最大規模の「スカウト会社」だという。ヒートアップしたヤクザ側が、問答無用で関係のないホストらを殴ってしまうケースまであった。いったいNとはどんな組織で、ヤクザとの間でいかなるイザコザがあったのか。先の飲食店経営者が続ける。
(中略)
しかし、このようなお膝元の夜の街で巻き起こる不穏な「闇アラート」に対し、小池百合子都知事(67)は知らぬ存ぜぬを貫いている。これはコロナ禍での歌舞伎町の窮状に対する姿勢と同様だという。ライターによれば、「飲食店営業に制限がある中でも、歌舞伎町では3割程度の店が隠れて『闇営業』をしてきた。常連から予約を募って、鍵をかけて営業するんです。キャバクラ、ガールズバー、一般のバーなど、業種もさまざまで、闇営業のホストクラブがクラスター感染の原因ともなった。休業要請だけを叫んできた小池都知事の失態と言えるでしょう」
スカウトって繁華街歩いてると
「ねえ、お姉さん!」
ってちょっとチャラい(?)オジお兄さんが声かけてくるアレですよね。
(大体キャバの勧誘らしいです。←やってたお水バイトは客層のちゃんとしたところを先輩に紹介してもらいました。)
18〜から何歳か忘れたけど多分アラサーまで繁華街に出掛けるとひどい時は何回も声かけられてたことがあり、なんなんだろう?
ってある日調べたら、ああいうお兄さんたちって
1. 一人で歩いていて(友達いなさそう)
2. 顔がそこそこ可愛くて(売り物になる)
3. 個性的すぎるなど服装が微妙に流行りとズレている(浮いてそう)
女の子を狙って声をかけるらしい。
「失礼しちゃう!」
って思ったので、それ知った後はなるべく強そうな格好で出掛けるようにした。
休みの日も手持ち無沙汰そうな素振りは見せない方がいいと思います。
中途半端な格好で一人でふらふらしてる(と思われる)とヤバい!
顔が可愛くて孤独な女の子
(同性の友達がいなさそうな子)が狙われる!らしい。
幸い、わたしは大体ずっと彼氏がいたし、気づかないふりしてガン無視決め込むので被害にあったことはなかったですが、「女友達いなそう」「ぼっちそう」っていうオーラが出ていることを間接的に知らされるとか嫌すぎる〜〜(>人<;)
人気DJ AVICIIの遺作“Lonely Together”
亡くなってから丸2年経った今年5月に、AVICIIのお母さんの彼の死後初めてのインタビューが出ていました。
曰く、
「まだ息子の死を受け入れられなくて、彼の曲を聞けない状態」
とのこと。
スウェーデン人だったAVICIIは父はプロデューサー、母は女優で母の二回目の結婚時の40代になってからの子。母の最初の結婚からの異父兄(俳優)がいる芸能一家だったそうです。
スウェーデンはカップル文化な上に未婚率も離婚率も高いので家族構成が複雑な家庭は多い…というか、AVICIIの家も欧州的には結構平均的な家庭かもしれない(平均よりは相当なお金持ちだと思いますが…)。
わたしはあまり詳しくないんですが、オマーンのマスカットで亡くなったAVICIIの生前最後に発表されたMVは“Lonly Together”っていう曲なんですよね。
It's you and your world and I'm caught in the middle
I caught the edge of a knife and it hurts just a little
And I know, and I know, and I know, and I know that I can't be your friend
It's my head or my heart, and I'm caught in the middle
My hands are tied, but not tied enough
You're the high that I can't give up
Oh lord, here we go
I might hate myself tomorrow
But I'm on my way tonight
At the bottom of a bottle
You're the poison in the wine
And I know
I can't change you and I
I won't change
I might hate myself tomorrow
But I'm on my way tonight
わたしは最初、これはアル中の歌だと思っていて、
明日後悔するかもしれないけど、今日は飲みたい。
束の間でも孤独感を消してくれる酒と心中する。
みたいな感じで、
AVICII病んでるなぁ〜〜
みたいに思っていたんですが、ホス狂いにも変換できるなと思いました。
(アラサーになってステディな彼女がいなかったら男性でも人気DJでモテモテでも病むのが欧州のカップル文化の闇…)
このエントリー↓の夏フェスでAdeleの“Hello”で絶叫女たちとか…。
アラサーで夏フェスに行く相手がいないということが即ち
The Other Side(あちら側の人間)
になってしまうのが欧州のカップル文化です(アメリカのことは知らないけど、多分似たようなものと思う)。
怖い…(/ _ ; )
子どもたちがそう(あちら側に)ならないように今から戦々恐々としてる…
欧州は結婚圧は全然強くないけど、相手がいない人への「変わり者」的な視線は日本の比じゃないと思います。
日本は、良くも悪くも男性向けの娯楽や性的な供給が充実していて、男性よりも女性の方が相手がいないことへの劣等感を感じやすい環境のような気がするので、男性には一人でいることに不足を感じない人が多く(だから一人でいる男性が多い=女性が余るのもあると思う)、西洋ではinvoluntarily celibateって言えば男性の話題が多いけど(性的な鬱屈を溜めやすい?)、
日本には女性のインセルの方が多い
と思う。(結婚相談所も女性会員が男性の二倍以上いるらしいし)
ただ、日本人女性は群れ行動するタイプの人が多いから男性の孤独の方が目立つんだろうなって…
AVICIIは無間地獄のこと。
AVICIIはサンスクリットの『無間地獄』っていうDJネームで、確か本名はTim(めっちゃ普通)っていうんです。
(avīci の訳語。後世は「むげんじごく」とも) 仏語。八熱地獄の第八番目、最下底の地獄。閻浮提(えんぶだい)の地下二万由旬にあるという。五逆罪の大罪を犯した者がここに落ち、一劫(いっこう)の間、間断なく責苦を受ける所。
自分のDJネームに『無間地獄』って付けちゃうあたり、元々病み体質だったのかなぁと思う。
その上、音楽作りって、精神力も時間も消費する高度な創作だし、闇がマシマシになっちゃったんだろうなぁ…。
フェスにゲストDJで呼ばれていちゃつくカップル相手にワーキャー言われながら、ブースの中で孤独におしつぶされそうになったのかもしれない。
Linkin ParkのボーカルとかBrokeback Mountainの俳優ヒース・レッジャーも奥さんに捨てられた後に自殺してるんですよね。
パートナーがいないって、西洋人にとって(?)死ぬほどつらいことなんだろうなと思う。
AV女優になったホス狂いの暴露
これ、ホス狂の記事とか読んでて見つけたんだけど、めっちゃエモいなぁと思った。
あなたのために勝手にAV女優になってあなたのために勝手に貢いだけど本当に好きでした
すきだよあいして欲しかった
1年目ホストくんをナンバーワンにして刃傷沙汰になったエースの女の子の、
「好きで好きでしょうがないから刺した」
って多分そういう意味だったんだろうなと思う。
自我の薄い男をあいして、愛が返ってこないことに絶望する
これが近代自我の無間地獄なんだきっと。
AVICIIにとってのお酒が、この子たちにとっての担当ホストであり、ぬいママにとってのぬいぐるみであり、
育成系ショタにとってのジャニーズJr.なんだよね。
わたしの経験上、女友達がいないタイプの女の子って十代後半〜二十代なったばっかりの頃は病みやすいけど、20代半ばになる頃には落ち着いててアラサーになる頃には結婚してるってパターンが多いです。
わたしの女友達は大体このタイプだけど、子供いる子もいない子も結婚二周目の子もいるけど、アベガーとかツイフェミとかはいない(というか、Twitterやってる人が多分いない)。
懐の大きい人とさくっと結婚して幸せになってほしいですね(>人<;)
結婚しなくても幸せになれる世の中だし、結婚しなくても大丈夫な人もたくさんいるけど、女同士で群れる能力が低い女の子(自我がはっきりして孤独を感じやすい子?)っていうか、こういうタイプの子は絶対誰かと一緒になった方がいいと思う。
このRemixを作ったDJのAlan Walkerもブレイクしたとき十代だったんだよね。(今も確か二十代前半)
彼も繊細そうな曲作るので、ちょっと心配。
内気な男子や体育会系じゃない男子には厳しいところだよ、ヨーロッパは…。
日本女性はお金さえ持ってれば非モテ男子でもATM要員として結婚しますが、欧州の女性は経済的に自立していてロマンス優先の人が多いのでなかなかマッチングしないし、結婚しても財産分与で身ぐるみはがされてる男性がよくいます。(同国人同士で法律婚する人が少ない理由)
国内マッチングが出来なくても独り身が許されない環境だからか国際結婚が多くて、女性はラテン系やアフリカ・カリビアンの男性、男性は日本人・ベトナム人・フィリピン人などのアジアか南米・東欧の主婦志望の女性と結婚するパターンが多いです。
マジで、独り身に人権ないので男嫌いのフェミさんには厳しいところだと思います( ;´Д`)
しかも、結婚して子供いても仕事してないと人権ないみたいなところあるし(子育てが言い訳にならない)、そういう意味でも厳しいところだよ…。(わたしも肩身狭い;;)
花璃。
海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。