10|ぱがにょのことば.〔文法②〕
今日のカレン語講座は〔文法②〕をお届けします。
いよいよ最後の講座です!
01|表現法
①禁止 ~するな ~タァケー〔təγē〕
例)ご飯を食べるな
オメ タァケー
ご飯を食べる ~するな
②理由 ~だから ァクソ〔ʔəxó〕
例)彼が来ないから私が来た
アウェ タ へ バ ァクソ ヤー へ
彼 来ない だから 私 来る
③逆説 ~だけれど サナケ〔θənàʔké〕
例)彼が来なかったけど私は来た
アウェ タ ヘ バ サナケ ヤー へ
彼 来ない けど わたし 来る
④接続 ~して、そして ウィー〔wī〕
例)私は水浴びをしてご飯を食べる
ヤー オルティー ウィー オメ
私 水浴び そして ご飯を食べる
⑤使役 ~させる ドゥ〔dɯ́ʔ〕 + 動詞
例)私は彼にお菓子を食べさせる
ヤー ドゥ オ オー コ
わたし ~させる 食べる 彼 お菓子
⑥願望 ~したい モ〔mò〕 + 動詞
例)私はお菓子を食べたい
ヤー モ オ コ
わたし ~たい 食べる お菓子
⑦未来 ~しよう カァ〔kə〕 + 動詞
例)私が食べよう
ヤー カァ オメ
私 ~しよう ご飯を食べる
⑧義務 ~しなければならない バ〔bâ〕 + 動詞
例)私はバナナを食べなければならない
ヤー バ オ スクイ
私 must 食べる バナナ
⑨疑問 ~か? 疑問詞有 ~レ〔lε̂ 〕 疑問詞無 ~ハ?〔ɦá〕
例)何があるのか?(疑問詞有)
マヌー オ レ?
何 ある ?
例)あなたは日本にいるのか?(疑問詞無)
ナー オ レ イープン ハ?
あなた いる in 日本 ?
⑩能力 ~できる (文末に)セ〔θé〕
例)私は文字を読むことができる
ヤー パ リ セ
私 読む 文字 できる
02|重要単語
ある、いる、もっている オ〔ʔô〕
ない タァ オ バ〔tə ʔô bâ〕
※「ない」は「ある」の否定形で表現します。
否定形は「タァ〇〇バ」なので間に「いる」の「オ」が入る
同じの ディソソ〔díʔθóʔθóʔ〕
似ている ローガ〔lɔ̄γàʔ〕
他の ァガー〔ʔəγā〕
~のために ァゴ〔ʔəγɔ̀〕
例)私の父のために
ヤー パ ァゴ
私 父 ~のために
〇〇のような ディ〇〇ソ〔díʔ〇〇θóʔ〕
例)私の父のような
ディ ヤー パ ソ
be 私 父 to
はい メ〔mè〕
いいえ メバ〔mè bâ〕
ありがとう タブル〔tàblɯ́ʔ〕
さて、約一か月にわたるカレン語講座いかがでしたでしょうか?
ここまでいろんな単語や文法をお伝えしてきましたが、
カレン語というのは不思議なもので、
言葉が通じなくても、伝えたい気持ちがあれば伝わります。
コミュニケーションの第一歩は
「伝えたい気持ち」と「聴く姿勢」だと
カレン語を身に着けていくたびに思います。
チェンマイ近郊にはたくさんのカレン族が住んでいますので、
ぜひこのカレン語を使ってみてください。
きっと【お前はどこの村の者か?】と聞かれることでしょう。
そしたらもうオメ食って、オシメヒ~で パガニョの仲間入りです。
全10回のカレン語講座タブルドマでした~!
「いいね。」と思った方、応援よろしくお願います。