【ケアマネ日記】ケアマネだって介護している
夫の母は要介護2で住宅型有料老人ホームに入居している。
無年金者のため、生活保護を受けている。
今年、コロナに罹り、そのあとから排泄がうまくいかないようで失禁が増えたと報告を受けた。
夜間はおむつにしてもいいかと連絡があった。
認知症も進んでいる。
私のことはもうわからない。
子供は3人のはずなのに、4人いると言うし、神奈川県に住んでいた遠い記憶の中で暮らしている発言が多く聞かれる。
住宅型有料老人ホームで暮らす1か月分の費用とほぼ同額を生活保護でもらっている。
家賃、食費、共益費、その他実費だ。
(医療費、介護保険サービスは無料なため、引かれないしお金としてもらえない)
おむつ代はその他実費として請求されるので、おむつ代が増えてきたら生活保護でもらうお金では足りなくなってきた。
市役所に理由を説明したけど、保護費はこれ以上増やせないと言われた。
おむつを減らせってことですか?
健康で文化的な最低限度の生活は、おむつを減らしておむつかぶれや褥瘡のできやすい環境で生活すること。
褥瘡になれば医療費が増える。
訪問看護を入れれば介護保険サービス費が増える。
じゃあ、家族がおむつを買ってあげればいいじゃないか。
そうすると「援助できるお金がある」とみなされて保護費が減らされる可能性がある。
こんなことで頭を悩ませているが、当のキーパーソンである夫は知らぬ存ぜぬ。
「いいじゃないか、放っておけば。残高が足りなくなったら引き落としされないだけで、市役所がなんとかしてくれるだろう。」