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「分かり易い」とは

今僕が所属しているbtop北海道の三浦雅之監督がある日のミーティングでチームにテーマとして「2往復半」というものを挙げました。サッカーには連続して動くことが重要とされています。その中で1回のアクションで終わることなく、2回のアクションまでして終わるのでもなく、2往復半。行って戻ってまた行って戻ってさらにもう1つ行く。プレーを回数としてみるのではなくずっと繋がっているものとして、2往復半高い強度でプレーを続けることを意識してプレーしようとチームに呼びかけました。

実際にグランドで2往復半の動きを意識すると、アクションがスムーズ繋がります。攻撃でボールを呼ぶ動きを起こしてボールが出なくてももう一度準備して動き出して、さらにもう一度準備して動き出します。1つ1つのアクションが切れないため、動き出しのリズムやタイミングが自分のやりやすい形になっていきます。


サッカーは連続する動きが大切とは今までよく言われてきましたが、そこに対して今まで深く考えずに言われた通りそのままそういうものだという感じでした。ただ「2往復半」というテーマとして意識することで動き続けることではなくプレーアクションを切らさずに自分のタイミングでのアクションを続けて引き出すこと(そのために往復の中の戻るというプレーが重要、次に行う自分からのアクションへの準備)と自分の中で整理することが出来ました。


「プレーの中での連続する動き」という目的は同じでも教わり方や違う角度からのアプローチの仕方を受けることで今までとは全然違った感じ方を、今までぼんやりとわかっていたようなことをすんなりと理解することができました。「分かり易い」とはこのようなことなのかと腑に落ちました。ただ、この分かり易さは個人によって違う気がします。自分にあったアプローチを受けることが気づきや理解することへの近道で、伝える側は相手に合ったアプローチの仕方をすることが重要なのかと感じました。実際に今までもサッカーをしてきた中で何度もこの「分かり易い伝え方」を受けてきました。その時は"なるほど"と自分の中で教わったことを落とし込むことが出来てきました。今まで指導していただいてきた方々の指導力の凄さをしみじみと感じます。僕は本当恵まれています。


また、理解の仕方や意識の仕方が変わることで自分のプレーの幅ももっともっと広げていけるとも思っています。25歳まだまだ伸びしろを感じています。やはり日々のトレーニングにどれだけ意味を持つかは自分次第です。素直さと吸収したことを自分で噛み砕くことを忘れずにこれからも励んでいきます。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
また思ったことや残したいことを書いていきます!

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