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調剤薬局経営において遠山が大切にしていること
あけましておめでとうございます。
遠山薬局の遠山でございます。
正月休暇が3日間あり、宮古島へ向かっています。
宮古へ向かう飛行機の中で時間があったため、今回は遠山が調剤薬局経営において大切にしていることを書いていこうと思います。
・立地をこだわり抜くこと
どんな商売でも対面販売であれば立地が勝負を決めます。
ターミナル駅の駅ビルや駅前ビルへの出店、商店街など人通りも多くクリニックも点在しているエリアへの出店など、大手が出店するような立地にでも怯まず出店をしています。
これは弊社の強みであり、立地がいいと処方箋枚数が増えるだけでなく、採用においても優位となります。
キレイで便利な駅ビルで働きたい、というのは当然の感情かと思います。
・職員へは適切に評価をすること
昨年の昇給率は3%を超えました。
薬剤師歴2年目でも管理薬剤師になった者、3年目でエリアマネージャーになった者もおります。
大手だと4年経過しないと管理薬剤師になれない、というルールが存在するとのことですが、人の能力には個人差があります。出来る人は1年でも管理薬剤師になれる人もいます。
義務教育ではないのだから、みんなで同じスピードで勉強して成長する、というのは私は好きではないです。
・マナー接遇を常に意識すること
処方箋の受け付け方、アンケートの依頼の仕方、薬の説明の際への言葉遣い、言い回し、挨拶。
こういったことが出来ていない薬局が多いのが現状だと思います。
一流ホテル並みの接客を!とは言いませんが、
飛行機に乗った際にCAさんがどのような言葉遣い、挨拶をしているのか。
ホテルのスタッフはどのように振る舞っているのか。
常連の多い飲食店は大将が常連とどのようなコミュニケーションをとっているのか。
日常生活でも学べることは沢山あります。何も考えずにサービスを受けるのではなく、自分以外は師と思い生活するのかだと、大きな差になってしまいます。
狭い調剤薬局にいるからこそ、外の人たちの行動に意識をすべき、と考えています。
・処方元医院のパートナーとなること
門前薬局は下請けのようになっているところもありますが、処方元医院の繁栄が薬局の繁栄に繋がります。
処方元とパートナーになるために、現場の薬剤師は処方元医院の専門外の知識こそもつべきです。
例えば小児科でしたら、小児科医も休日診療では内科や外科も診なければならないこともあるでしょう。
そういった時に薬局薬剤師が適切に意見具申することで、処方元は非常に助かるはずです。
薬局経営者としては、処方元と一緒に集客やスタッフ教育を考えることが大切と思っており、適宜診療圏調査をするなど情報提供を行っています。
処方元医院よりも弊社のほうが従業員数が多いので、院長先生から
「産休ってどうしてる?」
「健康診断って受けさせてる?」
という人事労務的な相談を受けることも増えました。
・社長も現場に出ること
私は週6〜7でどこかの店舗に立っています。
経営に専念すべき、と考える経営者もいるかと思います。
私はリーダーが先頭に立ってスタッフの手本となるべき、という考えから毎日薬局にいます。
現場に出ることで、現場の課題も見えてきます。
正直ヘトヘトになることもありますが、自分の薬局ですので、そこはしっかりやっていきたい。
・あれこれ他業種に手を出さず、調剤薬局の経営に専念する。
私も調剤薬局が2店舗軌道に乗った時に「自分は実業家だ」と大きな勘違いをしてしまい、4社くらい経営していたことがありましたが、調剤薬局以外あまり上手くはいきませんでした。
薬局×〇〇
というのがブーム?のように見えますが、私は薬局は薬局であるべき。薬局に専念すべき。患者は調剤薬局にはスピード、知識、接遇を求めており、〇〇はあまり求めていないと考えています。
別事業で大ゴケし、調剤薬局を手放すハメになった人を見てきました。
調剤薬局の経営者でホンモノの実業家、はなかなかいないです。
いかがでしょうか。
遠山が薬局経営で大切にしていることでした。
まだまだ書きたいところですが、飛行機が到着したのでこの辺りで🙋