「冨士屋ホテル公式note」始まります
こんにちは。いつも冨士屋一也百ホール&ギャラリーをご愛顧いただきまして、ありがとうございます。
この度、明治32年から代々続いてきた旧「冨士屋旅館(新館)」を再生工事し、2025年春、新館の隣に「冨士屋ホテル」をオープンする運びとなりました。それに先立ち、「お客様と一緒にホテルの完成を見届けたい」という
想いのもと、ホテルの経過を共有させていただきたく、公式noteを開設いたしました。
私たちについて(他施設など)
私たち株式会社一也百は、現在「冨士屋一也百Hall&Gallery愉しい食卓」を運営しています。明治32年の建物「冨士屋旅館(新館)」を再生工事し、15年前に今の姿に生まれ変わりました。「一也百」は、百余年経た建物をもう百年伝える再スタート、という気持ちを込めて名付けました。
ここでは、カフェ、ショップ、コンサートホールとギャラリールームの貸出を主に行っています。
冨士屋旅館(新館)の歴史
明治32年(1899年)に新館として建てられたこの建物は、湯治宿が多かった
別府において、現在の旅館文化の走りでした。炭鉱などの産業で財を成した伊藤伝右衛門や麻生太吉などが滞在し、別府の豊かな温泉と海と緑の美しい景観に魅せられ、多くの別荘を建てました。そして、明治から昭和の初めかけて、政財界と文人のサロンとして賑わいをみせることとなります。
その後、1996年に冨士屋旅館(新館)廃業、2001年に「旧冨士屋旅館(新館)」が登録文化財に指定され、同館に「冨士屋一也百Hall&Gallery愉しい食卓」を開業しました。
近年、多くの別荘建築が途絶える中、冨士屋は唯一の明治時代の旅館建築として別府・鉄輪地域の温泉文化を語る建物として活用、地域の湯けむり景観保全に尽力し、日本建築の美と意匠を次世代へ伝えています。
冨士屋ホテル開業に寄せる想い
この度、明治期から代々続いていた姿「宿」を再開することといたしました。3階建のCLT工法で建築を進めています。
残された明治建築の価値を分かっていただける方に、丁寧に長くお過ごし
いただきたい、鉄輪の地域資源の食、温泉、文化を通じた「湯治」を一から体験いただきたいと思い、新たに宿泊場を設けることにしました。
「宿」ということでは同じ形態ですが、今までにない新たな宿泊のカタチへと進化いたします。地熱による”蒸し文化”息づく鉄輪ならではのサステナブルかつ、新しい湯治・養生体験ができる宿泊棟「冨士屋ホテル」で、鉄輪の温泉文化をお伝えする場であり続けたいと思っております。
冨士屋一也百(はなやもも)Hall&Gallery/冨士屋ホテル
Tel 0977-66-3251
Fax 0977-66-0302
Mail fujiya@fujiya-momo.jp
〒 874-0046 大分県別府市鉄輪上一組