【ビフォー】男性育休前に私が考えていたこと
今回から、新シリーズ「ビフォー・アフター」
男性育休の前後それぞれの時期に、私の考えていたことを記事にしました。
こちらの記事は、男性育休前のビフォーです。
私が育休に入る前、つまり次男の誕生前、妻が出産のために入院していた当時に書き留めていたものです。
妻が大切にしている時間
私は、この記事を休日の朝に早く起きて執筆しています。
4時半頃起きて、長男が寝ている6時半ごろまでの2時間を使っています。
こうして執筆している間、妻が長男のそばについて、一緒に寝てくれています。
このことは、次男出産のために妻が病院に入院している期間に、さらに強く感じることになりました。
長男と私の二人きりの生活。
いつものように4時半に起きて、PCに向かい始める私。
5時ごろになると、長男が「パパがいなくて淋しいよ~」と半分目を閉じながら、起きてきてしまうのです。
長男のこの行動はとてもかわいくて仕方がないのですが、いつもは妻がいるからこそ、朝早い時間に自分の仕事や執筆などの活動ができていることを強く感じました。
長男の育児は、長男の寝ている時間にも行われているのです。
寝ぼけながら、となりにいる親の温かみを感じて、安心しながら寝つづける長男。
これも親子にとって大切な時間であり、育児です。
妻は、朝起きるまでの息子と過ごす、この時間を大切にしています。
このような時間を夫の私に代わってほしいとは思っていません、だぶん。
妻が思っていることは、夫である私にも、妻が何を考えて家事や育児をしているのかを理解してほしいということだと、私自身は解釈しています。
妻が夫である私に求めること
妻は、手荒れをしやすい体質です。
水を使うような家事をするときには、手袋をはめます。
できることなら、夫である私に、水を使う家事を担当してほしいと思っています。
妻は、洗車をしたことが一度もありません。
車を定期的に洗うものだと思っていないからです。
でも、私は、妻に汚れている車を運転してほしくありません。
だから、私は、自分の車を洗う時に、ついでに妻の車も洗うことが多いです。
周知の通り、2台の洗車には多くの時間がかかります。
でも、妻から洗車に時間をかけすぎといわれることが多々あります。
妻は、戦いごっこが嫌いです。
妻が長男と戦いごっこをすることはありません。
長男もそれほど戦いごっこをすることはありませんが、激しい遊びをすることはあります。
激しい遊びをするときには、夫である私が一緒に遊びます。
妻は、運動があまり得意ではありません。
妻は、自分からの遺伝のせいで、長男の運動能力が低くなることを心配しています。
私は、どちらかと言えば運動が得意です。
長男と庭で縄跳びをしたり、公園で鉄棒をしたり、ボールを蹴って遊んだり、雨の日に家の中を駆け回ったりする時には、夫である私がほとんど一緒に遊んでいます。
妻は、交渉好きではありません。
妻のチョイスするホテルや旅館、訪問地よりも、私のチョイスの方が旅行の質が上がることが多いです。
妻ならホテルや旅館にお願いしづらいと思うことも、私は電話やメールで上手に交渉することが得意です。
ここ数年、旅行の準備、計画はすべて夫である私がしています。
なぜか、支払いもすべて私です。
夫である私が、妻に対して考えていること
私は、男性育休を取得するといった行動をした人物ですが、家事や育児を妻と平等に分けるべきだと主張しているつもりはありません。
また、私自身も平等に分けられてもいません。
私の心の中には、うちの家庭では、家事育児のマネージャーは妻であるという気持ちがあると思います。
内容によっては、私がリーダーになりますが、マネジメントは妻が行っています。
妻が主で私が副というニュアンスではないですし、妻を私が手伝うという感じでもありません。
家事の実務では、それぞれの得手、不得手などを考えて、フォローしながら行っています。
実務以外の部分において、家事や育児の方向性を打ち出す役割を妻が担っていると感じています。
ただ、私が考えているのは、
「私が家事や育児から解放されている時間って、妻も必要としているものかもしれない」とか
「妻ができればやりたくないと思っている家事や育児は何か」とか
「いつもならこなしている、家事や育児も今は気分が乗らなくてやりたくないと思っているのではないか」
ということを考えています。
他にも、「私がやった方が、家族にとって楽しくなることが何かあるんじゃないか」などとも考えます。
なかには、フルタイムで勤務しながらも、多くの家事育児に参加できる男性もいることでしょう。
でも、私の場合には、フルタイムで働きながら、多くの家事育児を担うことは難しいことでした。
育休を取得することで、家事育児に専念できる時間を確保し、妻のマネジメントのもと、子どもたちの安全や家庭内のバランスを考えながら、家事育児に取り組もうと思っています。
そして新たな命が誕生したら、妻と赤ちゃんが一緒に過ごす時間を確保するために、私ができる限り多くの家事や長男に関わる育児を担っていくことになります。