「誰かがやっていることに、気付いてくれるだけでいい」
毎回、読んでいただきありがとうございます。
今日も、息子が起きる前に、原稿を書き上げることができました。
「妻が言うには・・・」第四弾です。
ティッシュペーパー最後の1枚
ティッシュペーパーを使おうとしたときに、すでに空っぽだった。
空のティッシュペーパーの箱や包みが、放置されたままになっている。
このような光景は、うちの家庭でも、たまに見られます。
使い終わったら、替えておいてくれればいいのにと妻に対して思ってしまいます。
でも、もしかすると、最後の1枚を使ったのは私なのかもしれません。
例えば、朝のお仕度中に、子どもがくしゃみをして、鼻水が飛び出た。
急いでティッシュペーパーで鼻をかませる。
それが、たまたま、ティッシュペーパーの最後の1枚だった。
その時は、最後の1枚だったことに気付かなかった。
それから数時間か経って、次に私が使う。
自分が最後の1枚を使ったと気付いていない私は、その数時間の間に、妻が使ったはずと勝手に思い込んでいます。
でも、妻は使っておらず、私が最後に使ったのかもしれないのです。
育休を取ったことで、毎日24時間、育児に関わるようになり、最後の1枚を使ったのは私なのかもと考えられるようになりました。
日用品が切れていても、気付いたときに替えればいいと思いながら、生活しています。
日用品のストック
ティッシュペーパーを切らしてしまってから、買いに行くわけにはいきません。
うちの家庭では、ティッシュペーパーなどの日用品は、多少ストックされています。
うちの家庭で、ストックしている物をリストにしてみました。
現在73個の物品のストックを管理していました。
夫婦それぞれが自分だけで使用するためにストックしている物、例えばシャンプーやコンディショナー、使い捨てシェーバー、歯ブラシなどは含まれていません。
リストに挙がった73個のうちは、妻だけで管理している物が27個、私だけでが26個、私と妻共同でが20個でした。
私だけで管理している物のほとんどは、アマゾンの定期お得便を利用しています。
妻だけでの管理している物は、スーパーや薬局など、実店舗で購入しているものがほとんどです。
牛乳事件
冷蔵庫の中身も数を把握しておかないといけません。
消費が激しく、保存できる期間の短い、牛乳、野菜、フルーツなどの食料品の把握は大変です。
夫婦ともにフルタイムで働いていた、育休前の平日には、これらの食料品が切れると、仕事帰りに妻が買い増しをしていました。
育休前のある日のことです。
朝から夕方までの勤務を終え、疲れ切っている妻は、少なくなってきた冷蔵庫の中身のいくつかを補充するために、買い物をしてから帰ってきました。
その後、私が仕事を終えて帰宅。
のどの乾いていた私は、冷やしてある麦茶を飲もうと冷蔵庫を開けました。
すると、冷蔵庫に牛乳が1本補充されていました。
何も考えていない私は、素朴に感じたことを聞きました。
「あれ、牛乳1本しか買ってこなかったの?」
それに対する妻からの一言。
「牛乳何本も買ったら、重たいの!!」
妻は、牛乳などの重たいものを、妻だけの時にはできる限り少なく、休日に家族みんなで買い物に行くときには大量になどと、消費期限のタイミングと購入数を考えながら、買い物をしていたのです。
妻が管理しているものは他にも
アマゾンの定期お得便で注文した物が届くと、妻は「いろいろな物の管理をパパがしてくれてるから、助かってる」と言ってくれます。
実態は、簡単にできる物の管理をシステマティックに私がしているだけです。
なおかつ、私が管理している物は、もともと、妻が実店舗で購入していた物です。
妻がお店に出向いて購入し、ストックを管理する様子を見て、私が時間と労力をよりかけなくて済む方法に変更した。
ただそれだけのことです。
そして、時間と労力をかけないと管理できない物、つまり、見た目での判断や状況に応じた管理といった臨機応変な対応が必要となる物の管理は、今もなお、すべて妻がしているのです。
成長や季節に応じて変化させる必要のある、子どもたちの衣類も妻が管理しています。
ふきん、タオル、雑巾など、使用しているといずれ劣化してしまう物もそうです。
妻は、使い古したタオルをミシンで縫って、雑巾も作っています。
さらに妻が言ったことを、世の中のパパたちへ伝えます。
「代わりにやってくれなくてもいい。誰かがやっていることに、気付いてくれるだけでいい。」
気付けるようになった私は、妻に「ありがとう」を伝えるようにしました。